馬単は、1着と2着になる馬を順番通りに当てる馬券です。
2頭を選ぶという点では馬連と似ていますが、馬単では「どちらが1着で、どちらが2着か」まで当てる必要があります。
そのため、馬連よりも買い目の考え方は少し難しくなります。
一方で、1着候補と2着候補の評価を分けて考えられるため、「この馬は勝ち切りそう」「この馬は2着ならありそう」という予想をそのまま馬券に反映できます。
この記事でわかること
この記事では、馬単の基本ルールから買い方、馬連との違い、実際にどんなレースで使いやすいのかまで分かりやすく解説します。
馬単とは?
馬単とは、1着になる馬と2着になる馬を、着順通りに当てる馬券です。
たとえば、次の馬単を購入したとします。
⑤ → ⑧
この場合は、⑤が1着、⑧が2着になれば的中です。
逆に、⑧が1着で⑤が2着になった場合は、選んだ2頭が上位に入っていても不的中になります。
| レース結果 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| ⑤ → ⑧ | 的中 | 1着・2着が順番通り |
| ⑧ → ⑤ | 不的中 | 順番が逆 |
| ⑤ → ③ | 不的中 | 2着馬が違う |
| ③ → ⑧ | 不的中 | 1着馬が違う |
馬連と馬単の違い
馬単とよく比較されるのが馬連です。
どちらも1着・2着になる2頭を予想しますが、最大の違いは着順を問うかどうかです。
| 比較 | 馬連 | 馬単 |
|---|---|---|
| 選ぶ馬 | 2頭 | 2頭 |
| 着順 | 問わない | 順番通りに当てる |
| ⑤・⑧を選んだ場合 | ⑤→⑧でも⑧→⑤でも的中 | 購入した順番のみ的中 |
| 予想で必要なこと | 上位2頭を選ぶ | 上位2頭とその順番を考える |
つまり、「⑤と⑧が上位2頭に来そう」と考えるだけなら馬連でも表現できます。
さらに「⑤の方が勝ち切る可能性を高く見ている」と考えるなら、⑤→⑧の馬単という選択肢が出てきます。
馬単はなぜ馬連より難しい?
馬単では、上位2頭を選ぶだけでなく、どちらが先着するかまで考える必要があります。
馬単で考えたいポイント
2頭までは絞れていても、着順に自信が持てない場合は馬連やワイドの方が自分の予想に合っていることもあります。
馬単の「表」と「裏」とは?
馬単では、同じ2頭でも順番が違えば別の買い目です。
たとえば⑤と⑧なら、
⑤ → ⑧
⑤が1着、⑧が2着
⑧ → ⑤
⑧が1着、⑤が2着
という2通りがあります。
片方だけを買う場合は着順を強く予想することになり、両方を買えば2頭の先着順をどちらも押さえる形になります。
馬単の基本的な買い方
馬単を購入するときは、1着候補と2着候補を選びます。
最もシンプルなのは、1着・2着を1頭ずつ指定する1点買いです。
1着⑤ → 2着⑧
この場合は1点です。
⑤が勝ち、⑧が2着になるという予想に絞って購入します。
1着固定で相手へ流す方法
「勝つ可能性を高く見ている馬は決まっているけれど、2着候補が複数いる」という場合は、1着を固定して相手へ流す方法があります。
1着⑤から流す例
この場合は3点です。
⑤が1着になることを前提にしながら、2着候補だけを広げています。
ただし、⑤が2着になった場合は、相手馬が1着でも的中しません。
2着固定という買い方もある
馬単では、2着になると考える馬を固定して、1着候補を広げることもできます。
たとえば「⑤は安定して上位には来そうだが、勝ち切る馬は別にいるかもしれない」と考える場合です。
⑤を2着固定する例
「軸=1着固定」と決めつけず、その馬をどう評価しているかによって着順を変えることができます。
馬単フォーメーションの考え方
フォーメーションを使えば、1着候補と2着候補を複数に分けて設定できます。
たとえば、
というように組むことができます。
「⑤か⑧が勝つ可能性を高く見ている」「①や③は2着なら残したい」といった評価を買い目に反映できます。
馬単とワイドはどう使い分ける?
馬単とワイドでは、的中条件がかなり異なります。
| 馬券 | 基本的な考え方 | 向いている予想 |
|---|---|---|
| ワイド | 選んだ2頭がともに所定の着順内に入る | 2頭は気になるが1・2着までの自信は薄い |
| 馬単 | 1着・2着を順番通り当てる | 2頭だけでなく先着順まで予想できる |
「この2頭は来そう」と考えていても、どちらが1着になるかまでは分からない場合、馬単は予想以上に厳しい条件になります。
そのため、着順まで自信を持てるかどうかが使い分けのひとつの基準になります。
馬単と三連複はどう使い分ける?
軸馬が決まっている場合でも、馬単を選ぶとは限りません。
「1着・2着まで絞りたい」のか、「軸馬を中心に3着以内へ来る相手を広げたい」のかによって買い方は変わります。
馬単を考えやすい場合
1着候補と2着候補の評価差まで明確にできている。
三連複を考えやすい場合
軸馬は決まっているが、相手を複数残して3頭の組み合わせを考えたい。
どちらが常に優れているというものではなく、自分がそのレースをどこまで具体的に予想できているかで選ぶことが大切です。
馬単は点数を増やしすぎないようにする
馬単は三連単ほど複雑ではありませんが、1着候補と2着候補を広げると点数は増えていきます。
特に「表も裏も」「この馬も念のため」と追加すると、当初より多くの買い目になることがあります。
購入前に確認したいこと
馬単は「配当が高そうだから選ぶ」のではなく、1着と2着の順番まで予想できているかを基準に考えると使いやすくなります。
馬単のメリット
馬単のメリットは、1着候補と2着候補の評価差をそのまま買い目に反映できることです。
「この馬は勝ち切る可能性を高く見ている」「この馬は2着なら残りそう」といった予想がある場合、馬連より細かく考えを表現できます。
着順の評価を反映できる
どちらを1着に置くかまで予想できます。
軸馬を活かしやすい
1着固定や2着固定で相手を広げられます。
予想に強弱をつけやすい
表・裏をすべて買わず、評価の高い順番だけ残すこともできます。
馬単のデメリット
一方で、馬単は2頭を選ぶだけでは的中せず、1着・2着の順番まで一致する必要があります。
馬単で注意したいこと
1着固定が向いているのはどんなとき?
馬単では、勝ち切る可能性を高く見ている馬がいる場合、1着固定で相手を広げる方法があります。
たとえば⑤を1着に固定して、①・③・⑧を2着候補にする形です。
この買い方では、⑤が勝つという予想を強く反映できます。
ただし、⑤が2着になれば、相手馬が1着に来ても的中しません。
そのため、1着固定にする場合は、単に点数を減らすためではなく、その馬が勝ち切ると考える理由があるかを確認したいところです。
2着固定が向いている場面もある
反対に、「上位には来そうだが、勝ち切るまではどうか」と考える馬は2着固定にする方法もあります。
たとえば⑤を2着固定にして、①・③・⑧を1着候補にする形です。
馬単では「軸馬=1着固定」と決めつける必要はありません。
その馬をどう評価しているのかによって、1着固定と2着固定を使い分けることができます。
表と裏を両方買うべき?
馬単では、同じ2頭でも⑤→⑧と⑧→⑤は別の買い目です。
着順に自信がない場合、表と裏の両方を買えば順番違いには対応できます。
ただし、それなら馬連の方が自分の予想に合っているケースもあります。
| 予想 | 考えやすい馬券 |
|---|---|
| ⑤の方が明確に勝ち切ると考える | ⑤→⑧の馬単 |
| ⑤と⑧が1・2着だと思うが順番は読みにくい | 馬連も検討 |
| ⑤と⑧がともに上位ならよい | ワイドも検討 |
馬単を選ぶ基準は「順番まで予想できるか」
馬単は、単に馬連より配当が高そうだから選ぶものではありません。
「この2頭が来そう」というところから一歩進んで、どちらが先着するかまで自分なりに予想できているかが重要です。
馬単を考えやすいケース
逆に、着順まで絞れない場合は、馬連・ワイド・三連複など別の馬券の方が予想を反映しやすいこともあります。
実際の予想で馬単をどう使う?
馬単を使うときは、最初から「馬単を買う」と決めるのではなく、まず候補馬を評価してから馬券を選ぶと分かりやすくなります。
馬単を考える流れ
馬単をあまり買わなくても、振り返ると狙えたレースはある
うまメモの実体験
私は普段、馬単を買うことはあまり多くありません。
2頭が気になっていても、順番まで当てる難しさを考えるとワイドを選んでしまうことがあります。
一方で、軸馬をしっかり決められたときは、さらに相手を広げて三連複を選ぶことが多く、結果的に馬単を選ぶ場面が少なくなっています。
ただ、レース後に振り返ると「この1着・2着なら予想できていたな」と思うレースはいくつもありました。
その経験から、馬単は2頭を見つけることよりも、どちらが先着するかまで自信を持てたときに選択肢へ入れるのが自分には合っていると感じています。
馬単・ワイド・三連複をどう使い分ける?
同じ軸馬を見つけても、どこまで予想できているかによって適した馬券は変わります。
| 予想できていること | 選択肢の例 |
|---|---|
| 気になる2頭はいるが、1・2着までの自信は薄い | ワイド |
| 1・2着になる2頭は見えているが、順番は分からない | 馬連 |
| 1着と2着の評価差まで明確 | 馬単 |
| 軸は決まっていて、3着以内の相手を広げたい | 三連複 |
馬券を先に決めるのではなく、自分の予想の精度に合わせて馬券を選ぶという考え方が使いやすいです。
馬単で失敗しやすいポイント
とりあえず人気馬を1着固定する
人気があることだけを理由に1着固定すると、自分の予想とは関係なく買い目が決まってしまいます。
1着固定は、その馬が勝ち切ると考える理由があるときに使う方が自然です。
表と裏を何となく両方買う
着順に自信がないから表・裏を両方買うという方法もありますが、それなら馬連の方が予想に合っていないか一度確認してみましょう。
配当だけを理由に馬単へ変える
同じ2頭でも馬連より馬単の方が高いオッズになる場合がありますが、的中条件も変わります。
払戻しだけを見るのではなく、着順まで予想できているかを基準に考えることが大切です。
購入前チェック
馬単に関するよくある質問
馬単はいくらから買えますか?
JRAでは、1つの組み合わせにつき100円から購入できます。
馬単と馬連はどちらが当たりやすいですか?
同じ2頭を選ぶ場合、馬連は着順を問いませんが、馬単は1着・2着を順番通りに当てる必要があります。
的中条件だけを比較すれば、馬連の方がシンプルです。
馬単の裏とは何ですか?
たとえば⑤→⑧を購入するとき、反対の⑧→⑤を「裏」と呼ぶことがあります。
馬単では順番が逆になると別の組み合わせとして扱われます。
1着固定と2着固定はどちらがいいですか?
どちらが常に良いというものではありません。
勝ち切る可能性を高く見るなら1着固定、上位には安定して来そうでも勝ち切るか分からないと考えるなら2着固定というように、馬の評価によって使い分けます。
馬単は初心者でも買えますか?
購入できます。
ただし、まず馬連との違いを理解し、「なぜこちらを1着にするのか」を考えてから買うと仕組みを理解しやすくなります。
まとめ
馬単は、1着・2着になる2頭を順番通りに当てる馬券です。
この記事のポイント
馬単を買うか迷ったときは、「2頭が来そう」だけでなく、「どちらが先にゴールするか」まで予想できているかを確認してみましょう。
着順まで根拠を持って予想できているなら、馬単はその考えをそのまま買い目に反映できる馬券です。
※馬券を購入するときは、あらかじめ決めた予算の範囲で点数と購入金額を確認し、無理のない範囲で楽しみましょう。

















