競馬中継や競馬場でレース前の様子を見ていると、本馬場に入った馬がスタート地点へ向かって走っていく姿を見ることがあります。
このレース前の走行が、「返し馬(かえしうま)」です。
返し馬では、実際に騎手を乗せて走っている姿を見ることができるため、パドックとは違った角度からレース直前の状態を確認できます。
私は普段パドックをかなり重視していますが、返し馬まで見られるときは、そこで最終的な評価を調整することがあります。
たとえば、パドックではかなり良く見えて「軸にしたい」と思っていた馬でも、返し馬で実際に走っている姿を見ると、思っていたほど良く見えないことがあります。
そのようなときは、完全に候補から消すのではなく、軸候補から相手候補へ評価を下げることがあります。
逆に、パドックでは評価を下げていた馬でも、返し馬を見て「思ったより悪くない」と感じれば、もう一度候補として見直すこともあります。
うまメモの見方
私にとって返し馬は、パドックでつけた評価をそのまま確定するのではなく、最後にもう一度見直すための時間です。
パドックで良く見えた馬でも、返し馬が微妙に見えれば軸から相手へ下げることがあります。
反対に、パドックでは評価を下げていた馬を返し馬で見直し、候補へ戻すこともあります。
返し馬ではテンションや折り合い、発汗なども確認材料になりますが、テレビ中継では細かな状態まで分かりにくいことがあります。
その点、私が最も分かりやすいと感じるのは、実際に走っている姿そのものを見ることです。
スムーズに走れているか、動きに違和感がないか、騎手との動きが噛み合っているように見えるかなど、パドックで歩いている姿とは違う情報を得ることができます。
🏇 この記事でわかること
この記事では、返し馬の意味や見方を解説しながら、パドックと返し馬を組み合わせて予想を最終調整する考え方まで紹介します。
返し馬とは?レース直前に実際の走りを確認できる時間
返し馬(かえしうま)とは、競走馬が本馬場に入ったあと、スタート地点へ向かう際に行う走行のことです。
パドックでは歩いている姿を見るのに対し、返し馬では実際に騎手を乗せて走っている状態を見ることができます。
そのため、パドックとは違った角度から、レース直前の馬の動きや雰囲気を確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイミング | 本馬場入場後からレース前 |
| 場所 | 実際にレースを行う本馬場 |
| 見られるもの | 実際に走っている姿や動き |
| 予想での使い方 | パドックや事前予想の最終確認 |
返し馬は単にスタート地点へ移動するだけではなく、レース前に馬が体を動かす時間でもあります。
ただし、すべての馬が同じような走り方をするわけではありません。
ゆっくり進む馬もいれば、勢いよく前へ出ていく馬もいるため、「速く走っているから調子が良い」と単純に決めつけないことが大切です。
🏇 返し馬を見るときの基本
返し馬とパドックの違い
返し馬とパドックは、どちらもレース前の馬を見ることができますが、確認できる部分が異なります。
| 項目 | パドック | 返し馬 |
|---|---|---|
| 場所 | パドック | 本馬場 |
| 馬の動き | 歩いている姿 | 走っている姿 |
| 見やすい部分 | 馬体・歩き方・気配 | 走り方・リズム・折り合い |
| タイミング | 本馬場入場前 | 本馬場入場後 |
私の場合、パドックでは馬体の張りや歩き方、テンションなどを確認します。
一方、返し馬では実際に走っている姿を見られるため、パドックでは分からなかった部分を確認できます。
🔍 パドックと返し馬の使い分け
私が返し馬で一番見やすいと感じるのは「走っている姿」
返し馬では、テンションや発汗、騎手との折り合いなど、いくつかの確認ポイントがあります。
ただ、テレビ中継で見ていると、細かな発汗やテンションまでは分かりにくいことがあります。
その中で私が一番分かりやすいと感じるのが、馬が実際に走っている姿そのものです。
走っている姿で確認したいこと
細かなフォームを専門的に分析しなくても、「スムーズに走れているか」「何となく動きが重く見えないか」というところから見るだけでも参考になります。
パドックで高評価でも返し馬で変わることがある
返し馬を見る意味を感じるのが、パドックで高く評価した馬をもう一度確認できる点です。
パドックではかなり良く見え、「この馬を軸にしたい」と思っていても、返し馬で走っている姿を見ると、少しイメージと違うことがあります。
うまメモの実体験
パドックでかなり良く見えた馬でも、返し馬に出てきたときに「あれ、思ったほど良く見えないな」と感じることがあります。
私はそのような場合、すぐに消すのではなく、軸候補から相手候補へ評価を下げることがあります。
パドックの評価だけで確定せず、実際に走る姿まで確認できるのが返し馬の良さだと感じています。
反対に、パドックでは評価を下げていた馬でも、返し馬でスムーズに走っているように見えれば、もう一度候補として考えることがあります。
このように返し馬は、新しく予想を作るというより、パドックでつけた評価を調整するための材料として使うと分かりやすいでしょう。
返し馬で見るポイント① 走りがスムーズか
返し馬でまず確認したいのは、実際に走っている姿がスムーズに見えるかという点です。
細かなフォームまで専門的に分析する必要はありません。
私自身も、テレビ中継で見るときは細部より、「気持ちよく前へ進めているか」「動きに違和感がないか」を中心に見ています。
🏇 走っている姿で見たいポイント
返し馬では勢いよく走っている馬が目立つことがありますが、速い返し馬=良い返し馬とは限りません。
ゆっくりした返し馬でも、その馬なりにリズムよく動けていれば問題がない場合もあります。
返し馬で見るポイント② テンションや折り合い
返し馬では、馬のテンションや騎手との折り合いを見ることもできます。
たとえば、馬が強く前へ行こうとして騎手が抑えているように見える場合や、頭を上げながら走っている場合などです。
ただし、こうした動きだけで「この馬はダメ」と決めつけることはできません。
普段からテンションが高い馬もいるため、可能であれば過去の様子と比較することが大切です。
| 返し馬での様子 | 見るときの考え方 |
|---|---|
| 落ち着いて走っている | その馬なりにスムーズなら安心材料のひとつ |
| 勢いよく走っている | 気合なのか普段通りなのかを見る |
| 騎手が強く抑えている | テンションや折り合いが気になる材料になることもある |
| 頭を上げるなど落ち着かない | その馬の普段の様子と比較したい |
特に中距離や長距離では、レース前から力んでいるように見える場合は少し気になります。
ただし、返し馬だけを見てレースで折り合えるかどうかまで断定するのではなく、気になる材料のひとつとして扱います。
発汗はテレビ中継だと判断しづらいこともある
返し馬を見るポイントとして、発汗が取り上げられることもあります。
もちろん確認できれば参考になりますが、私の場合はテレビ中継では細かな発汗状態まで判断しづらいと感じています。
画角や映像の時間、光の当たり方などによっても見え方が変わるため、分からないものを無理に判断しないようにしています。
⚠️ 発汗を見るときの注意
私は発汗よりも、返し馬で実際に走っている姿を確認できることの方を重視しています。
返し馬の速さだけで評価しない
返し馬で勢いよく走っている馬を見ると、「今日はかなり調子が良さそう」と感じることがあります。
しかし、返し馬の速さだけで評価を上げるのは注意が必要です。
速さだけでは判断できない理由
重要なのは、他の馬より速いかどうかではなく、その馬が無理なくスムーズに走れているように見えるかです。
パドックと返し馬で評価が違ったらどうする?
実際の予想で一番悩むのが、パドックと返し馬で評価が一致しなかったときです。
私はこの場合、返し馬だけでそれまでの予想をすべてひっくり返すことはありません。
ただし、馬券の中での扱いを変えることはあります。
評価を維持しやすい
パドック◎
+
返し馬◎
軸候補として残しやすい
評価を少し下げる
パドック◎
+
返し馬△
軸から相手へ変更することも
もう一度見直す
パドック△
+
返し馬◎
候補へ戻すこともある
うまメモの実体験
パドックでは良く見えて軸候補にしていた馬でも、返し馬で意外と微妙に見えたときは、軸ではなく相手に変えたことが何度もあります。
逆に、パドックでは評価を下げていた馬でも、返し馬で走る姿を見て良く感じれば、もう一度候補として考え直します。
私にとって返し馬は、パドックの答え合わせではなく、最後に評価を微調整するための材料です。
返し馬まで中継されるレースであれば、パドックだけで評価を確定せず、最後に走っている姿まで確認してみると、予想の判断材料をもうひとつ増やせます。
返し馬を競馬予想にどう活かす?
返し馬は、レース直前の馬の状態を確認できる貴重な時間です。
ただし、返し馬だけを見て予想をゼロから作るのではなく、事前予想やパドック評価を最終調整するために使うのが分かりやすいでしょう。
私自身も、返し馬だけで本命馬を決めることはありません。
事前に能力や近走内容を見て候補を作り、パドックで評価し、最後に返し馬で走る姿を確認する流れで考えています。
🎯 返し馬を予想に使う流れ
① パドックで高評価した馬を最終確認する
返し馬でまず見たいのは、パドックで高く評価した馬です。
パドックで良く見えていた馬が、返し馬でもスムーズに走れているように見えれば、評価を維持しやすくなります。
反対に、パドックではかなり良く見えていたのに、返し馬では動きが少し重く見えたり、思っていたほどスムーズに見えなかったりすることがあります。
そのようなときは、それまでの評価を完全に捨てるのではなく、軸候補から相手候補へ少し下げるという使い方もできます。
パドック◎ × 返し馬◎
評価を維持しやすい
軸候補として残しやすい
パドック◎ × 返し馬△
少し評価を下げる
軸から相手へ変更することも
② パドックで評価を下げた馬も見直す
返し馬は、パドックで高評価した馬だけを見る時間ではありません。
私はパドックで評価を下げた馬についても、返し馬で改めて確認することがあります。
歩いている姿ではそこまで良く見えなかった馬でも、実際に走るとスムーズに見えたり、思ったより動きが良く感じたりすることがあるためです。
💡 パドックで評価を下げた馬も確認
返し馬で良く見えたからといって、すぐに本命まで評価を上げる必要はありません。
ただ、一度消しかけた馬を相手候補へ戻すという判断材料にはなります。
③ 「返し馬で悪く見えた=消し」とは限らない
返し馬を予想に使うときに注意したいのが、一度の見た目だけで評価を大きく変えすぎないことです。
返し馬は映像で見られる時間が短いこともあり、すべての馬を同じ条件でじっくり確認できるとは限りません。
そのため、少し気になっただけで「絶対に来ない」と判断するのは避けた方がよいでしょう。
⚠ 返し馬だけで大きく評価を変えすぎない
返し馬は、あくまでそれまでに作った評価を微調整する材料として使う方が安定します。
④ 発汗やテンションは「見える範囲」で確認する
返し馬では発汗やテンションも確認ポイントとして挙げられます。
ただし、テレビ中継では画角や映像の時間によって細かな状態が分かりにくい場合があります。
私自身も、発汗や細かなテンションについては、見えないものを無理に判断しないようにしています。
その中で最も分かりやすいのが、やはり実際に走っている姿です。
うまメモの実体験
中継では発汗やテンションが細かく見えないことも多いため、私は分からないものを無理に評価しません。
その点、返し馬では実際に馬が走っているので、スムーズに走れているか、思っていたより動きが良いか・悪いかは比較的判断しやすいと感じています。
だからこそ、返し馬まで見られるレースでは、パドックだけで評価を確定せず、最後まで確認するようにしています。
⑤ 軸馬を決める最後の材料として使う
三連複やワイドなどで軸馬を決める場合、返し馬は最後の評価調整に使いやすい情報です。
たとえば、事前予想とパドックの両方で高く評価していた馬が、返し馬でも違和感なく走れていれば、そのまま軸候補として残しやすくなります。
一方で返し馬が少し気になった場合は、軸に固定せず、相手として残す方法もあります。
軸馬を決めるときのイメージ
もちろん、この条件を満たしたから必ず好走するわけではありません。
ただ、事前予想 → パドック → 返し馬と順番に確認することで、ひとつの情報だけに頼らず判断できます。
返し馬は「予想を変える」のではなく「評価を調整する」
返し馬を見ると、直前の印象が強いため、それまでの予想をすべて変えたくなることがあります。
しかし、私の場合は返し馬を予想を一から作り直すための情報としては使いません。
基本は、事前予想やパドックで作った評価をベースにします。
🏇 返し馬の使い方
「返し馬が良かったから全部変更する」のではなく、「今までの評価に最後の情報を加える」と考えると使いやすくなります。
返し馬を見るときの注意点
返し馬は予想に役立つ情報ですが、見た目だけで馬の状態を完全に判断できるわけではありません。
特にテレビ中継では、映る時間や角度が限られているため、全馬を同じ条件でじっくり比較できないこともあります。
そのため、一瞬の印象だけで「絶対に良い」「この馬は消し」と決めつけないことが大切です。
| 注意したい判断 | 考え方 |
|---|---|
| 速く走っているから高評価 | その馬なりにスムーズかを見る |
| 発汗だけで評価を下げる | 気温や映像の見え方も考える |
| 少し気になっただけで消す | 事前予想やパドックも合わせて判断する |
| 返し馬だけで本命を決める | 最終調整の材料として使う |
良い返し馬の形を一つに決めない
返し馬を見るときに意識したいのが、「こう走れば必ず良い」という形を一つに決めないことです。
馬によって性格や走り方は違います。
勢いよく前へ出ていく馬もいれば、比較的ゆっくりスタート地点へ向かう馬もいます。
⚠️ 返し馬で避けたい決めつけ
できれば、その馬の過去の返し馬や普段の特徴と比較できると理想です。
ただ、毎回そこまで確認できるとは限らないため、まずは大きな違和感なく走れているかを見るだけでも十分参考になります。
返し馬を見るならどこを優先する?
返し馬には、走り方、テンション、折り合い、発汗など複数の見るポイントがあります。
しかし、すべてを同時に判断しようとすると難しくなります。
特にテレビ中継で見る場合は、私は次の順番で考えると分かりやすいと感じています。
🔍 返し馬で優先して見るポイント
スムーズに前へ進んでいるか、大きな違和感がないかを見る
強く抑え続けていないか、極端に力んでいないかを見る
歩いていたときの印象と大きく変わっていないかを見る
映像で確認できる場合のみ参考にする
私にとって特に分かりやすいのは、実際に走っている姿を見ることです。
発汗や細かなテンションが分からなくても、走りそのものなら比較的判断しやすいと感じています。
パドックと返し馬を組み合わせるとどうなる?
返し馬を活用するときは、パドックと別々に考えるより、二段階で評価するイメージが分かりやすいです。
パドック◎ → 返し馬◎
評価を維持
軸候補として残しやすい
パドック◎ → 返し馬△
評価を下げる
軸から相手へ変更することも
パドック△ → 返し馬◎
もう一度見直す
相手候補へ戻すこともある
このように考えると、返し馬は単独の予想材料ではなく、パドック評価の最終調整として使いやすくなります。
返し馬に関するよくある質問
Q.返し馬とは何ですか?
競走馬が本馬場に入ったあと、スタート地点へ向かう際に行う走行のことです。実際に騎手を乗せて走る姿を確認できます。
Q.パドックとの違いは何ですか?
パドックでは主に歩いている姿を見ますが、返し馬では実際に走っている姿を見ることができます。
Q.返し馬が速い馬は調子が良いですか?
速さだけでは判断できません。馬によって返し馬のスタイルが違うため、その馬なりにスムーズに走れているかを見る方が大切です。
Q.発汗は見た方がいいですか?
確認できれば参考になりますが、発汗だけで状態を判断するのは避けたいところです。特にテレビ中継では細かな状態が見えにくいため、無理に判断する必要はありません。
Q.パドックと返し馬で評価が違ったらどうしますか?
私は返し馬だけでそれまでの予想をすべて変えるのではなく、評価を調整します。パドックで高評価でも返し馬が微妙なら軸から相手へ下げたり、反対にパドックで低評価だった馬を返し馬でもう一度見直したりします。
まとめ|返し馬はパドックの後の最終チェックに使う
返し馬は、本馬場入場後に馬がスタート地点へ向かう際の走行です。
パドックとは違い、実際に騎手を乗せて走っている姿を見ることができます。
🏇 この記事のまとめ
私の場合、パドックで良く見えた馬でも返し馬が微妙に見えれば軸から相手へ下げることがあります。逆にパドックでは評価を下げた馬を返し馬で見直すこともあります。返し馬まで見られるのであれば、実際に走っている姿を最後に確認してから馬券を決めるのも一つの方法です。
パドックと返し馬は、どちらか一方だけを見るものではありません。
歩いている姿をパドックで確認し、走っている姿を返し馬で確認する。
この二段階で見ることで、レース直前の馬をより多角的に確認できます。


























