- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去9年分のデータを提示
この記事の目次
中山競馬場・芝2200m(外回り)コースが舞台のGⅡ・3歳以上別定戦です。
レース名のとおり、門戸を広く開けたレースとして知られ、天皇賞・秋やジャパンカップへの重要なステップレースとして定着しています。本競走の優勝馬に天皇賞・秋の優先出走権が与えられています。
それでは、オールカマーの各種データを見ていきましょう。
例年、オールカマーは中山競馬場で行われていますが、過去10年を遡ると2014年は新潟競馬場で行われております。ですので、該当する1年は除外して、過去9年間のデータで検証します。
まずは、オールカマーが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「別定 (3歳53kg・4歳以上56kg・牝馬2kg減)」となっています。
※2020年9月26日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
※2020年9月25日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 3-2-1-3/9 | 33.3% | 55.6% | 66.7% |
2人気 | 1-2-2-4/9 | 11.1% | 33.3% | 55.6% |
3人気 | 1-3-2-3/9 | 11.1% | 44.4% | 66.7% |
4人気 | 1-1-0-7/9 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
5人気 | 2-0-0-7/9 | 22.2% | 22.2% | 22.2% |
6人気 | 0-1-3-5/9 | 0.0% | 11.1% | 44.4% |
7人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
8人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
9人気 | 1-0-0-8/9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
10人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17人気 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【3-2-1-3】で2018年のレイデオロら最多の3勝をあげ、勝率・連対率・複勝率全てでトップの成績をおさめています。以下、5人気が2勝、2・3・4・9人気が各1勝ずつあげています。(9人気での勝利馬は2013年のヴェルデグリーンです)
勝ち馬の9頭中8頭が5人気以内からとほぼ上位決着となっており、2・3着は全て7人気以内と堅めの決着が目立っています。
配当面では、過去9年いずれも3連単で7万円以内とかなり荒れにくいレースと言えます。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-4-0-8/12 | 0.0% | 33.3% | 33.3% | |
1-2-1-9/13 | 7.7% | 23.1% | 30.8% | |
1-1-0-11/13 | 7.7% | 15.4% | 15.4% | |
1-1-2-9/13 | 7.7% | 15.4% | 30.8% | |
1-0-4-10/15 | 6.7% | 6.7% | 33.3% | |
2-0-1-12/15 | 13.3% | 13.3% | 20.0% | |
2-0-1-13/16 | 12.5% | 12.5% | 18.8% | |
1-1-0-17/19 | 5.3% | 10.5% | 10.5% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、まず注目すべきなのが枠で、勝ち馬こそ出ていないものの連対率・複勝率においてトップの成績であり、このレースにおいては相性の良い枠と言えます。隣の枠も複勝率が2番目に高いことから、若干ですが内枠が狙い目と言えるでしょうか。
対して外寄りの枠である・枠はどちらも2勝しており、勝ち馬を探すなら外寄りの枠からが良さそうです。ですが、大外枠の枠だけ著しく複勝率が低いので、この枠は割引きが必要かもしれません。
なお、馬番別で見ると[10番]・[11番]・[14番]・[15番]・[16番]・[17番]は過去9年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。
また、中山芝2200m(外回り)全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-0-8/9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
先行 | 4-5-4-20/33 | 12.1% | 27.3% | 39.4% |
差し | 3-3-4-25/35 | 8.6% | 17.1% | 28.6% |
追込 | 1-1-1-35/38 | 2.6% | 5.3% | 7.9% |
狙っていきたい脚質は「先行馬」です。勝率・連対率・複勝率全てがトップの成績で最も馬券に絡みやすい脚質となっています。
スタート後少し進んでから急坂を迎えるため、速いペースになりにくく、すんなりと前のポジションを取った先行馬が有利のようですね。
なので、好位のポジションを取れる先行力のある馬を狙っていきたいですね。
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
新馬 | – | – | – | – |
未勝利 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1勝 | – | – | – | – |
2勝 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3勝 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
OPEN特別 | 0-0-2-12/14 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
GIII | 2-3-1-36/42 | 4.8% | 11.9% | 14.3% |
GII | 0-1-4-19/24 | 0.0% | 4.2% | 20.8% |
GI | 6-4-2-11/23 | 26.1% | 43.5% | 52.2% |
地方 | – | – | – | – |
海外 | 1-1-0-2/4 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
前走クラス別成績で見ると、前走GⅠ組が【6-4-2-11】で最多の6勝をあげ、勝率・複勝率ともにトップの成績です。中でも前走宝塚記念組は【4-2-2-4】複勝率66.7%と非常に高い数字となっています。
また前走海外組にも注目で【1-1-0-2】連対率50.0%と中心視しても良さそうな成績を残しています。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
連闘 | – | – | – | – |
中1週 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中2週 | 0-0-0-17/17 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中3週 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中4〜8週 | 0-1-3-24/28 | 0.0% | 3.6% | 14.3% |
中9週〜 | 9-8-6-44/67 | 13.4% | 25.4% | 34.3% |
レース間隔別成績で見ると、中9週以上開いた馬が【9-8-6-44】で勝ち馬は全てこれに該当しており、複勝率34.3%の好成績を残しています。
休み明けの馬と、夏の上がり馬が対決することになりますが、圧倒的に休み明けの馬が有利なデータ。レース間隔が詰まっている馬は多少の割引きは必要かもしれません。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4歳 | 3-4-4-11/22 | 13.6% | 31.8% | 50.0% |
5歳 | 5-3-4-29/41 | 12.2% | 19.5% | 29.3% |
6歳 | 1-2-0-19/22 | 4.5% | 13.6% | 13.6% |
7歳 | 0-0-1-16/17 | 0.0% | 0.0% | 5.9% |
8歳〜 | 0-0-0-13/13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
年齢別成績で見ると、4歳馬が【3-4-4-11】で2015年のショウナンパンドラら3勝をあげ、連対率31.8%・複勝率50.0%とかなり高い成績を残しているので中心視したい年齢です。
なお、6歳馬で好走している3頭はいずれも3人気以内に支持された有力馬でした。ですので、人気薄の6歳馬には注意が必要です。
東西 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
関東馬 | 5-4-4-64/77 | 6.5% | 11.7% | 16.9% |
関西馬 | 4-5-5-25/39 | 10.3% | 23.1% | 35.9% |
東西別成績で見ると、関西馬が関東馬を圧倒しており複勝率で見てもダブルスコアの差がついているため、ここは関西馬を中心視したいところです。出走頭数も関西馬の方が少ないので、狙いやすそうですね。
なお、近3年では関西馬が2頭ずつ3着以内に入っています。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走と同騎手 | 7-7-4-39/57 | 12.3% | 24.6% | 31.6% |
乗り替わり | 2-2-5-50/59 | 3.4% | 6.8% | 15.3% |
前走からの騎手別成績で見ると、騎手が乗り替わった馬よりも、前走と同騎手が騎乗した馬の方が好成績を残しており、そこそこの差が生まれています。
2019年4着のレイデオロ(1人気)、2017年9着のモンドインテロ(2人気)など、上位人気でも乗り替わりで好走できなかった馬もいます。迷ったときは連続騎乗の馬を選んでみても良いかもしれませんね。
オールカマーに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1人気の信頼度はそこそこ高く、勝ち馬はほぼ5人気以内から。2・3着は全て7人気以内と荒れにくいレース。
[1]枠が最も馬券に絡みやすく、内枠が狙い目。馬番別で見ると[10番]・[11番]・[14番]・[15番]・[16番]・[17番]は不振傾向。
好位のポジションを取れる先行力のある馬が狙い目。
前走宝塚記念組はかなり高い複勝率。
中9週以上開いた馬が好成績。圧倒的に休み明けの馬が有利なデータ。
4・5歳馬を中心視したい。上位人気の6歳馬は要チェック。
関西馬が関東馬を圧倒。近3年では関西馬が2頭ずつ3着以内に。
前走と同騎手が騎乗した馬の方が好成績。