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アメリカジョッキークラブカップGⅡ(2021年)データまとめ

データ提示条件
  • 天候は不問とする
  • 馬場状態は不問とする
  • 過去10年分のデータを提示

AJCCデータまとめ

AJCCについて

1960年に4歳以上のハンデキャップ重賞として創設され、当初は中山競馬場の芝2000mコースで行われていました。翌61年に芝2600mへ変更され、その後、幾度かの条件変更の後、84年から中山競馬場の芝2200mに定着し、GⅡに格付けされ今に至ります。

春の天皇賞や宝塚記念を目指す古馬による一戦として知られており、春の大舞台へと飛躍を遂げる実力馬が出てくるのか注目の一戦です。

 

それでは、AJCCの各種データを見ていきましょう。

 

 

コースの特徴

まずは、AJCCが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。

 

 

 

負担重量について

負担重量に関しては「別定 (4歳55kg・5歳以上56kg・牝馬2kg減)」となっています。

※2020年1月25日以降のGⅠ競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増

※2020年1月24日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

 

 

【過去10年分】単勝人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1人気 3-3-0-4/10 30.0% 60.0% 60.0%
2人気 3-1-2-4/10 30.0% 40.0% 60.0%
3人気 1-1-2-6/10 10.0% 20.0% 40.0%
4人気 1-0-2-7/10 10.0% 10.0% 30.0%
5人気 0-2-1-7/10 0.0% 20.0% 30.0%
6人気 0-1-1-8/10 0.0% 10.0% 20.0%
7人気 2-1-1-6/10 20.0% 30.0% 40.0%
8人気 0-0-1-9/10 0.0% 0.0% 10.0%
9人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
10人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
11人気 0-1-0-9/10 0.0% 10.0% 10.0%
12人気 0-0-0-6/6 0.0% 0.0% 0.0%
13人気 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0%
14人気 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0%
15人気 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0%
16人気 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0%
17人気 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0%

【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【3-3-0-4】で昨年のブラストワンピースら3勝をあげ、連対率・複勝率60.0%と安定した好成績を収めています。次いで、2人気が【3-1-2-4】で2018年のダンビュライトら3勝をあげ、複勝率60.0%と1人気馬に並んだ成績を残しています。以下、11人気まで広く分布しており、1・2人気馬からのヒモ荒れが目立つ一戦となっています。

 

 

【過去10年分】枠順別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
0-1-2-11/14 0.0% 7.1% 21.4%
1-0-2-11/14 7.1% 7.1% 21.4%
2-1-0-11/14 14.3% 21.4% 21.4%
1-2-2-9/14 7.1% 21.4% 35.7%
1-2-1-12/16 6.3% 18.8% 25.0%
3-2-0-15/20 15.0% 25.0% 25.0%
1-2-2-15/20 5.0% 15.0% 25.0%
1-0-1-20/22 4.5% 4.5% 9.1%

枠順別成績は、これまで 枠以外から勝ち馬が出ています。サンプルが少ないので何とも言えませんが、どの枠もそこまで変わらない成績であることから、枠はあまり重要ではないのかもしれません。気になるところで言えば、大外枠の複勝率だけ著しく低いところですが、スタートから最初のコーナーまで距離があるのでコース形態的にあまり不利はなく、そこまで気にしなくて良いかもしれません。また、中山芝2200m(外回り)全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。

 

 

 

【過去10年分】脚質別成績

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-1-1-8/11 9.1% 18.2% 27.3%
先行 7-6-2-21/36 19.4% 36.1% 41.7%
差し 2-2-6-45/55 3.6% 7.3% 18.2%
追込 0-1-1-30/32 0.0% 3.1% 6.3%

狙っていきたい脚質は逃げ・先行馬で、最も馬券に絡みやすい脚質となっています。スタート後少し進んでから急坂を迎えるため、速いペースになりにくく、すんなりと前のポジションを取った馬が有利になるケースが多いようです。とは言え、ゴール前の急坂を2度超えるためのスタミナが必須となるため、ハイペースで止まった逃げ馬をスタミナのある先行・差し馬が抜け出すパターンもあります。

 

 

【過去10年分】年齢別成績

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4歳 1-4-3-12/20 5.0% 25.0% 40.0%
5歳 5-1-3-15/24 20.8% 25.0% 37.5%
6歳 3-1-2-28/34 8.8% 11.8% 17.6%
7歳 1-2-0-20/23 4.3% 13.0% 13.0%
8歳 0-2-2-14/18 0.0% 11.1% 22.2%

年齢別成績で見ると、5歳馬が【5-1-3-15】で2017年タンタアレグリアら最多の5勝をあげ、連対率25.0%・複勝率37.5%と好成績を収めてます。4歳馬は【1-4-3-12】で2018年ダンビュライトが勝利し、複勝率40.0%と最も馬券に絡んでいます。このことから、4・5歳馬が中心となるレースと捉えても良さそうです。6歳馬は【3-1-2-28】で一昨年のシャケトラら3勝をあげるも、複勝率17.6%と4・5歳馬には差を付けられています。

 

 

【過去10年分】前走距離別成績

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
〜1700m 0-0-0-3/3 0.0% 0.0% 0.0%
1800m 0-1-1-12/14 0.0% 7.1% 14.3%
2000m 3-7-6-40/56 5.4% 17.9% 28.6%
2200m 0-0-1-11/12 0.0% 0.0% 8.3%
2400m 1-0-1-5/7 14.3% 14.3% 28.6%
2500m 4-0-1-14/19 21.1% 21.1% 26.3%
2600m 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%
3000m 0-2-0-9/11 0.0% 18.2% 18.2%
3200m 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 100.0%
3400m 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%
3600m 1-0-0-8/9 11.1% 11.1% 11.1%

前走距離別成績で見ると、今回距離短縮となる馬が【7-2-2-38】で大半の7勝をあげており、勝率14.3%・連対率18.4%で好成績を収めています。今回距離延長となる馬の成績も良く【3-8-7-55】で複勝率24.7%と最も馬券に絡んでいます。一方、同距離の2200mだった馬は【0-0-1-11】で3着が1回のみと不振傾向にあります。

 

 

【過去10年分】生産者別成績

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ノーザンF 5-5-3-19/32 15.6% 31.3% 40.6%
斉藤安行 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 100.0%
ケイアイF 1-0-0-1/2 50.0% 50.0% 50.0%
ダーレージャパンF 1-0-0-2/3 33.3% 33.3% 33.3%
千代田牧場 1-0-0-2/3 33.3% 33.3% 33.3%
白老F 1-0-0-6/7 14.3% 14.3% 14.3%
社台F 0-2-2-16/20 0.0% 10.0% 20.0%
谷岡牧場 0-1-0-0/1 0.0% 100.0% 100.0%
原武久 0-1-0-0/1 0.0% 100.0% 100.0%
沖田牧場 0-1-0-0/1 0.0% 100.0% 100.0%

(※着回数順で上位10位を表示)

生産者別成績で見ると、出走数最多のノーザンファーム生産馬が【5-5-3-19】で2012年ルーラーシップら5勝をあげて、複勝率40.6%と好成績を収めています。昨年は1着馬ブラストワンピースが該当し、2016年を除いて毎年1頭は3着以内に入っているため見逃せません。なお、社台ファーム生産馬は【0-2-2-16】で勝ち星がなく、複勝率20.0%とノーザンファームとはやや差がある結果となっています。

 

 

考察

AJCCに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。

 

 

1・2人気馬の信頼度はかなり高い。1・2人気馬からのヒモ荒れといった印象。

 

どの枠もそこまで大きな差はないが、大外8枠の複勝率だけ著しく低い。

 

すんなり前のポジションを取った馬の残るケースが多いため、逃げ・先行馬が狙っていきたい脚質。

 

4・5歳馬の成績が抜けていて、この世代が中心となるレースと捉えても。

 

前走同距離の2200mだった馬は不振傾向にある。

 

ノーザンF生産馬は2016年を除いて毎年1頭は3着以内に入っているため見逃せない。

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