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東京優駿(日本ダービー)GI(2021年)データまとめ

データ提示条件
  • 天候は不問とする
  • 馬場状態は不問とする
  • 過去10年分のデータを提示

(データ分析)東京優駿(日本ダービー)(GI)データまとめ

東京優駿(日本ダービー)について

東京競馬場・芝2400mコースが舞台のGⅠ・3歳限定戦です。日本ダービーは、皐月賞・菊花賞と並ぶ“三冠競争”の1つで、ダービーを制することは、調教師や馬主そしてジョッキーなど競馬に関わるホースマンにとって最高の栄誉とされています。

過去クラシック牡馬3冠を達成した名馬は、「1941年 セントライト」「1964年 シンザン」「1983年 ミスターシービー」「1984年 シンボリルドルフ」「1994年 ナリタブライアン」「2005年 ディープインパクト」「2011年 オルフェーブル」「2020年 コントレイル」が三冠を成し遂げています。

世代を代表する精鋭たちの頂点を決める大一番、ダービー馬の称号が与えられるのはどの馬なのか要注目の一戦です。

 

それでは、東京優駿(日本ダービー)の各種データを見ていきましょう。

 

 

コースの特徴

まずは、東京優駿(日本ダービー)が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。

 

 

 

負担重量について

負担重量に関しては「定量(牡馬57kg・牝馬55kg)」となっています。

 

 

【過去10年分】単勝人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1人気 4-1-2-3/10 40.0% 50.0% 70.0%
2人気 1-2-1-6/10 10.0% 30.0% 40.0%
3人気 3-3-1-3/10 30.0% 60.0% 70.0%
4人気 0-1-0-9/10 0.0% 10.0% 10.0%
5人気 1-2-0-7/10 10.0% 30.0% 30.0%
6人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
7人気 0-0-1-9/10 0.0% 0.0% 10.0%
8人気 0-0-2-8/10 0.0% 0.0% 20.0%
9人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
10人気 0-1-1-8/10 0.0% 10.0% 20.0%
11人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
12人気 1-0-1-8/10 10.0% 10.0% 20.0%
13人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
14人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
15人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
16人気 0-0-1-9/10 0.0% 0.0% 10.0%
17人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
18人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%

【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【4-1-2-3】で昨年のコントレイルら最多の4勝をあげ、連対率50.0%・複勝率70.0%と高成績をおさめています。3人気は【3-3-1-3】で2016年マカヒキら3勝をあげ、連対率60.0%・複勝率70.0%はトップの成績です。以下、2・5・12人気が各1勝ずつあげています。(12人気での勝利馬は一昨年のロジャーバローズです)

2・3着馬も下位人気まで幅広く分布しており、近3年連続で10人気以下の伏兵が1頭ずつ激走しています。2018年の3連単285万馬券の高配当がある一方で、3連単2万円以内は昨年を含めて4回あり、波乱か順当か両極端な結果になることが多いレースです。

とは言え、上位3人気までの馬は安定した成績を残しており、1〜3人気馬が揃って4着以下に敗れたケースは過去10年で2018年の1度しかありません。

 

 

【過去10年分】枠順別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3-2-1-14/20 15.0% 25.0% 30.0%
1-1-2-16/20 5.0% 10.0% 20.0%
2-0-1-17/20 10.0% 10.0% 15.0%
0-2-2-15/19 0.0% 10.5% 21.1%
1-1-0-18/20 5.0% 10.0% 10.0%
1-3-1-15/20 5.0% 20.0% 25.0%
1-1-2-26/30 3.3% 6.7% 13.3%
1-0-1-28/30 3.3% 3.3% 6.7%

枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、枠の成績がかなり優秀です。さらにダービーでは有名な話ですが、最内枠1番がかなりの確率で馬券に絡みます。過去10年で枠1番は【2-2-1-5】で2013年キズナら2勝をあげ、連対率40.0%・複勝率50.0%と恐ろしい成績を誇っています。

これはダービーが開催される週からCコースが使用されるためどうしても内が有利になりますし、1コーナーまでの距離がやや短めで、距離ロスが少なく、内ラチ沿いでレースがしやすいことから、内枠の好走が多くなっているのではないでしょうか。

次に、奇数・偶数馬番に注目してみると、奇数馬番に入った馬は【6-6-7-70】で連対率13.5%・複勝率21.3%。それに対し偶数馬番に入った馬は【4-4-3-79】で連対率8.9%・複勝率12.2%となっており、奇数馬番の方が優位な状況にあります。

なお、馬番別で見ると[15番]・[16番]は過去10年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。

また、東京芝2400m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。

 

 

 

【過去10年分】脚質別成績

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-1-1-8/10 0.0% 10.0% 20.0%
先行 4-2-2-26/34 11.8% 17.6% 23.5%
差し 4-6-6-70/86 4.7% 11.6% 18.6%
追込 2-1-1-45/49 4.1% 6.1% 8.2%

狙っていきたい脚質は「先行馬」です。勝率・連対率・複勝率すべてでトップの成績で最も馬券に絡みやすい脚質です。上の【枠順別成績】でも書きましたが、当レースが開催される週からCコースが使用されるため、好位のポジションで脚を溜めることの出来た馬が台頭しやすいようですね。

 

 

【過去10年分】前走レース別成績

レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
皐月賞(GⅠ) 8-7-5-68/88 9.1% 17.0% 22.7%
京都新聞杯(GⅡ) 2-1-1-20/24 8.3% 12.5% 16.7%
青葉賞(GⅡ) 0-2-3-19/24 0.0% 8.3% 20.8%
プリンシパルS 0-0-1-8/9 0.0% 0.0% 11.1%
NHKマイルC(GⅠ) 0-0-0-22/22 0.0% 0.0% 0.0%
毎日杯(GⅢ) 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0%
その他のレース 0-0-0-8/8 0.0% 0.0% 0.0%

前走レース別成績で見ると、出走数最多の皐月賞組が【8-7-5-68】で昨年のコントレイルら大半の8勝をあげ、連対率17.0%・複勝率22.7%とトップの成績。昨年は上位3着までを独占しており、毎年連対馬を出しています。この組の3着以内馬20頭中18頭は皐月賞で上位5人気以内に支持されていました。さらに、3着以内馬20頭中16頭は皐月賞を含めて過去に芝1800m〜2000mの重賞勝利経験がありました。

京都新聞杯組は【2-1-1-20】で一昨年のロジャーバローズ、2013年のキズナが勝利しており、3着以内馬4頭はいずれも京都新聞杯で連対しておりディープインパクト産駒という共通点があります。

トライアルの青葉賞組は【0-2-3-19】で勝ち馬は出ていないものの、複勝率は2番目に高い数字を残しています。この組の1着馬は【0-2-1-6】で複勝率33.3%とそこそこで、好走した3頭はいずれも青葉賞を上がり最速で勝利していました。

なお、皐月賞以外の組で3着以内に入った10頭中9頭は前走で連対していました。

 

 

【過去10年分】前走人気別成績

前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1人気 3-2-3-23/31 9.7% 16.1% 25.8%
2人気 1-4-0-16/21 4.8% 23.8% 23.8%
3人気 3-2-2-12/19 15.8% 26.3% 36.8%
4人気 2-0-2-13/17 11.8% 11.8% 23.5%
5人気 1-0-1-7/9 11.1% 11.1% 22.2%
6〜9人気 0-2-2-38/42 0.0% 4.8% 9.5%
10人気〜 0-0-0-40/40 0.0% 0.0% 0.0%

前走人気別成績で見ると、前走3人気馬が【3-2-2-12】連対率26.3%・複勝率36.8%でトップの成績を残しています。勝利馬は5人気以内に限られているので、そこで線引きをすると候補馬を絞りやすくなるのではないでしょうか。

前走5人気以内【10-8-8-71】勝率10.3%・連対率18.6%・複勝率26.8%に対して、前走6人気以下【0-2-2-78】勝率0.0%・連対率2.4%・複勝率4.9%は雲泥の差となっています。

 

 

【過去10年分】JRA重賞の勝利数別成績

重賞勝利数 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3勝 1-1-0-3/5 20.0% 40.0% 40.0%
2勝 2-1-2-9/14 14.3% 21.4% 35.7%
1勝 6-8-3-68/85 7.1% 16.5% 20.0%
未勝利 1-0-5-69/75 1.3% 1.3% 8.0%

JRA重賞の勝利数別成績で見ると、重賞3勝だった馬が【1-1-0-3】で勝率20.0%・複勝率40.0%の好成績を残しています。そこから勝利数が少ない馬になるほど好走率が下がっている傾向にあります。昨年は重賞3勝のコントレイルと、重賞2勝のサリオスがワンツーを決めているように、少しは信頼できるデータではないでしょうか。

重賞未勝利の馬となると【1-0-5-69】で勝率1.3%・複勝率8.0%と好走率はかなり低いものとなっており、過去10年で勝ったのはロジャーバローズのみです。ですが、好走している馬はコズミックフォース(16人気)やヴェルトライゼンデ(10人気)など伏兵の活躍が目立っています。

 

 

【過去10年分】前走からの騎手別成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走と同騎手 10-9-7-92/118 8.5% 16.1% 22.0%
乗り替わり 0-1-3-57/61 0.0% 1.6% 6.6%

前走からの騎手別成績で見ると、騎手が乗り替わった馬よりも、前走と同騎手が騎乗した馬の方が好成績を残しており、かなり大きな差となっております。ちなみに、過去10年のダービーで、乗り替わりで2着にきたのは2015年のサトノラーゼン(川田騎手 → 岩田騎手)だけです。

 

 

考察

東京優駿(日本ダービー)に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。

 

 

1・3人気がトップの成績。波乱か順当か両極端な一戦だが、1〜3人気馬が揃って4着以下に敗れたケースは過去10年で1度しかない。

 

[1]枠の成績が優秀。特に[1]枠1番がかなりの確率で馬券に絡む。馬番で見ると[15番]・[16番]は過去10年で一度も3着内に入っておらず、かなりの不振傾向。偶数馬番より奇数馬番の方が優位な状況にある。

 

好位のポジションで脚を溜めることができる「先行馬」が狙い目。

 

出走数最多の皐月賞組は皐月賞時に上位5人気以内に支持され、過去に芝1800m〜2000mの重賞勝利経験がある馬の好走が目立つ。

 

京都新聞杯組の好走馬は全て当該レースで連対しておりディープインパクト産駒という共通点あり。

 

前走5人気以内に支持された馬の成績は優秀だが、前走6人気以下となると一気に不振傾向となる。

 

JRA重賞の勝利数が多ければ多いほど信頼度は上がる。

 

騎手が乗り替わった馬よりも、前走と同騎手が騎乗した馬の方が好成績を残している。

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