坂路調教から馬の調子の良し悪しを判断することができるような記事となりますので馬券を予想する上での参考としてご覧ください。
また、坂路調教のみとなっているためCW・南W・P(ポリトラック)など坂路以外の調教コースを使ったものは掲載しておりませんのでご理解ください。
この記事の目次
前走のレース後から今回の出走期間までの坂路調教の内容を好タイムのものだけ掲載します。
前走時の結果 or 好結果時の過去の調教内容を一部掲載します。
今回と好結果時の調教内容を比較して調子の良し悪しを判断します。
地方所属馬のため割愛します。
今回の坂路調教の内容
2021/2/10(水) AM9:47(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
53.8
(15.0) |
38.8
(13.4) |
25.4
(12.4) |
13.0
(13.0) |
2021/2/5(金) AM7:01(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
51.6
(13.9) |
37.7
(12.5) |
25.2
(12.3) |
12.9
(12.9) |
前走時の坂路調教の内容
【2021年1月24日】AJCC時(4着)の調教
2021/1/20(水) AM7:01(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
51.9
(13.8) |
38.1
(13.0) |
25.1
(12.5) |
12.6
(12.6) |
2021/1/17(日) AM7:01(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
56.0
(15.5) |
40.5
(13.9) |
26.6
(13.6) |
13.0
(13.0) |
2021/1/11(月) AM7:00(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
56.9
(16.0) |
40.9
(14.0) |
26.9
(13.5) |
13.4
(13.4) |
2021/1/8(金) AM7:00(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
52.0
(13.9) |
38.1
(12.8) |
25.3
(12.4) |
12.9
(12.9) |
調子の評価
前走のAJCC前のデキはかなり良く、2月5日の坂路ではその水準で追い切れています。しかし、直前の坂路では、全体時計が落ちているのが若干気がかりです。これは、大阪杯→目黒記念に似ていてレース間隔が詰まり坂路の本数も十分でなく調教時計も落ちている場合でも3着と好走しているので問題はなさそうです。
この馬なりの力は出せる水準にあり、引き続き期待したいです。評価は据え置きです。
今回の坂路調教の内容
2021/2/10(水) AM7:29(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
63.7
(16.1) |
47.6
(16.4) |
31.2
(15.9) |
15.3
(15.3) |
全体時計は60秒台を超えていますが、直前まで坂路を行なっていることが分かるよう記載しました。以下から時計が出た坂路のみです。
2021/2/7(日) AM6:25(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
56.5
(15.8) |
40.7
(14.5) |
26.2
(13.3) |
12.9
(12.9) |
2021/2/3(水) AM9:44(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.3
(14.6) |
40.7
(14.0) |
26.7
(13.8) |
12.9
(12.9) |
前走時の坂路調教の内容
【2021年1月24日】AJCC時(12着)の調教
2021/1/17(日) AM7:12(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
50.2
(13.1) |
37.1
(12.5) |
24.6
(12.2) |
12.4
(12.4) |
2020/12/31(木) AM9:44(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
51.6
(13.6) |
38.0
(12.7) |
25.3
(12.5) |
12.8
(12.8) |
調子の評価
前走中山だったので、美浦所属の小島厩舎の場合、今まで通り美浦で坂路を行うはず何ですが何故か栗東坂路ですね。なんで!!!(笑)
ちなみに調教内容は、これまでは馬なりでも早い時計を出してたんですが、栗東坂路では時計が出ていません。なんで!!!(笑)
普通は、敬遠するような調教内容と調教過程ですが逆に変化がありすぎて怖いので一応抑えといたほうがいいかも知れません。調教評価的には、マイナスですが、不気味すぎます。
今回の坂路調教の内容
今回は、坂路は3本こなしていますが、いずれも時計を出していないため割愛します。
好結果時の坂路調教の内容
【2020年11月15日】エリザベス杯時(3着)の調教
2020/11/11(水) AM8:23(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.9
(16.4) |
39.5
(14.7) |
24.8
(12.9) |
11.9
(11.9) |
2020/10/29(水) AM8:55(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.4
(16.0) |
39.4
(14.0) |
25.4
(13.0) |
12.4
(12.4) |
調子の評価
聞いた話によるとデムーロジョッキーが調教時の指示を前回無視して強めに追ったとかっていう話です。今回川田騎手に乗り替わるのもそれが原因かも知れませんね。
話はそれましたが、坂路では目一杯追うことがないので時計が出ていなくても特に気にすることはなさそうです。坂路から評価はできないので、言及するのは控えます。
今回の坂路調教の内容
今回、坂路で追い切りを行っていない馬です。
好結果時の坂路調教の内容
2020年7月1日(水)から坂路での調教は行なっていないため割愛します。能勢特別の前の坂路調教が最後ですね。
調子の評価
記載したところで参考にならないと思うので、その他の調教コースでのものを参考にしてください。ここでは記載しません。
今回の坂路調教の内容
2021/2/10(水) AM6:59(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
52.6
(14.3) |
38.3
(13.5) |
24.8
(12.3) |
12.5
(12.5) |
2021/2/7(日) AM7:11(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
54.9
(15.2) |
39.7
(14.0) |
25.7
(13.4) |
12.3
(12.3) |
前走時の坂路調教の内容
【2021年1月10日】ポルックスS時(13着)の調教
2020/12/31(木) AM6:58(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
53.9
(13.6) |
40.3
(13.2) |
27.1
(13.2) |
13.9
(13.9) |
坂路の本数はかなりこなしていますが、上記が最も時計の出ていたものです。
調子の評価
また、普段なら時計を出すようなやり方ではないですが、今回は2本坂路で時計を出しています。しかし、2020年6月に行われた坂路でも3本時計を出しています。それは、エプソムC(10着)に敗れたレース前に行われていた坂路調教です。今回のほうが若干時計は良くなっていますが、似たような調教過程を鑑みると前進するのは厳しいと思います。
ただ、調教の本数・質は良いのでその馬なりの力は出せる水準にはあります。
今回の坂路調教の内容
2021/2/10(水) AM7:31(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.0
(14.9) |
40.1
(14.2) |
25.9
(13.1) |
12.8
(12.8) |
2021/2/7(日) AM5:05(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
57.5
(16.3) |
41.2
(14.0) |
27.2
(13.3) |
13.9
(13.9) |
2021/1/24(日) AM6:28(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.6
(15.6) |
40.0
(14.3) |
25.7
(13.4) |
12.3
(12.3) |
2021/1/17(日) AM4:28(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
56.2
(15.9) |
40.3
(14.4) |
25.9
(13.4) |
12.5
(12.5) |
2021/1/11(月) AM7:22(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.1
(15.2) |
39.9
(13.8) |
26.1
(12.7) |
13.4
(13.4) |
2021/1/6(水) AM8:54(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
53.9
(14.3) |
39.6
(13.3) |
26.3
(13.1) |
13.2
(13.2) |
好結果時の坂路調教の内容
【2020年4月5日】大阪杯時(5着)の調教
2020/4/1(水) AM8:50(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
54.6
(14.9) |
39.7
(13.7) |
26.0
(13.1) |
12.9
(12.9) |
大阪杯の直近の坂路で最も時計の出ていた調教内容です。
調子の評価
元々目一杯追わないので調教面からは何とも言えませんが、調教映像を見る限り頭が高く、前脚がぎこちないように感じたのでどうなのかなーと個人的に思いました。
喉鳴りの手術明け1戦目となりますが、調教過程自体は順調に持ってこれていると思います。喉鳴りの手術はプラス面しかないと思っているのでしっかり息も入るようになり前進できるかも知れませんね。調教面で変わった印象はありませんが、期待している一頭です。
今回の坂路調教の内容
2021/2/10(水) AM7:11(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
54.4
(15.2) |
39.2
(14.0) |
25.2
(12.4) |
12.8
(12.8) |
前走時の坂路調教の内容
【2021年1月24日】AJCC時(4着)の調教
2021/1/20(水) AM7:59(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
53.7
(14.2) |
39.5
(14.0) |
25.5
(12.7) |
12.8
(12.8) |
2021/1/17(日) AM4:13(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.1
(15.4) |
39.7
(13.9) |
25.8
(12.8) |
13.0
(13.0) |
2021/1/10(日) AM6:41(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
56.1
(15.5) |
40.6
(13.9) |
26.7
(13.3) |
13.4
(13.4) |
2021/1/17(日) AM4:13(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.1
(15.4) |
39.7
(13.9) |
25.8
(12.8) |
13.0
(13.0) |
2021/1/10(日) AM6:41(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
56.1
(15.5) |
40.6
(13.9) |
26.7
(13.3) |
13.4
(13.4) |
調子の評価
前走の気配をそのまま維持できるならば勝負になるかも知れませんが、若干軽めの追い切りが多いことが不安です。調教内容的には、据え置きです。調教過程的にはマイナスでしょうか。
今回の坂路調教の内容
2021/2/10(水) AM7:08(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
51.7
(14.0) |
37.7
(13.0) |
24.7
(12.3) |
12.4
(12.4) |
2021/2/3(水) AM9:48(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
52.1
(13.9) |
38.2
(13.2) |
25.0
(12.4) |
12.6
(12.6) |
2021/1/27(水) AM9:48(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
51.5
(14.0) |
37.5
(12.9) |
24.6
(12.0) |
12.6
(12.6) |
2020/1/27(水) AM8:26(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
54.3
(15.5) |
38.8
(14.0) |
24.8
(12.3) |
12.5
(12.5) |
前走時の坂路調教の内容
【2020年10月11日】京都大賞典時(7着)の調教
2020/10/7(水) AM6:08(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
52.9
(14.4) |
38.5
(13.4) |
25.1
(12.5) |
12.6
(12.6) |
2020/10/1(木) AM6:09(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
53.1
(14.6) |
38.5
(13.5) |
25.0
(12.5) |
12.5
(12.5) |
調子の評価
前走、京都大賞典になりますがその後ステイヤーズステークスで使うため調教をこなしていましたが、フレグモーネのため取り消しました。そのため、再仕上げとなりましたが変わらず調教内容は非常に良く調教の過程も毎週水曜日にしっかり追い切りを行なっているのでリズムもバッチリ良い感じです。
全体時計も直近ではかなり優秀ですが、2018年や2019年にも同じような時計は出しているので成長は見込めません。期待はしますが、調教内容が良くても凡走するケースが多い馬ということは覚えておいてください。
今回の坂路調教の内容
2021/2/7(日) AM10:02(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.3
(15.2) |
40.1
(14.2) |
25.9
(12.8) |
13.1
(13.1) |
2021/1/3(日) AM9:47(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
57.7
(15.8) |
41.9
(15.2) |
26.7
(13.7) |
13.0
(13.0) |
前走時の坂路調教の内容
【2020年11月1日】天皇賞(秋)時(7着)の調教
2020/10/25(日) AM8:46(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.8
(15.1) |
40.7
(14.6) |
26.1
(12.9) |
13.2
(13.2) |
2020/10/1(木) AM6:09(美浦坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
54.7
(14.7) |
40.0
(14.3) |
25.7
(13.0) |
12.7
(12.7) |
調子の評価
今回はまだ見れてませんが、南Wで目一杯であったり強めにレース前は追うことが多い馬です。なので、ここには記載しませんが南Wの調教時計は必ず確認しておきましょう。
坂路から言えることは通常通りの調教内容・過程のため馬本来の力は出せそうです。これで南Wのほうが上昇していたらそこまでゴリゴリの調教の馬がいないので推したいです。
今回の坂路調教の内容
2021/2/7(日) AM6:25(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
54.3
(15.1) |
39.2
(14.0) |
25.2
(12.8) |
12.4
(12.4) |
2021/1/31(日) AM4:01(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
56.1
(15.7) |
40.4
(14.8) |
25.6
(13.2) |
12.4
(12.4) |
2021/1/24(日) AM6:46(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.8
(15.7) |
40.1
(14.0) |
26.1
(12.9) |
13.2
(13.2) |
2021/1/17(日) AM4:02(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
56.3
(15.2) |
41.1
(14.6) |
26.5
(13.5) |
13.0
(13.0) |
前走時の坂路調教の内容
【2020年11月8日】アルゼンチン共和国杯時(13着)の調教
2020/10/25(日) AM5:17(栗東坂路)
4F | 3F | 2F | 1F |
55.9
(15.7) |
40.2
(14.0) |
26.2
(12.8) |
13.4
(13.4) |
調子の評価
坂路の本数はしっかりこなせていて調教の過程はしっかりしているので3ヶ月明けでも力はしっかり出せそうですが、同じような調教内容で大敗が続いているので前進するのは厳しいかも知れません。
お疲れさまでしたー。一通り書きましたが、どの馬も坂路で絶好調で昇り調子のような馬はいませんでした。
また、カラテのように推しはいませんって言いたいんですけど、一応発表しておきます。しぶしぶです。
推しは・・・
ステイフーリッシュです。
坂路の本数は少ないですが、引き続き良いデキをキープできています。また、似たような調教過程があり3着となっているので坂路の本数が少ないことや直前の時計が良くないことは度外視できそうです。前回のAJCC時のデキが良く、引き続きこの調子を持続できている可能性が高いので有力じゃないかなと思ってます。
また、他の馬に関しても坂路調教から上昇気配が伺えない馬がほとんどで能力も高いステイフーリッシュは、ここでは総合的に見て頭ちょっとだけ抜けているのではないでしょうか。
ただ、ワグネリアンも喉の手術をして息がしっかり入るようならば前進が見込めそうで、坂路調教という視点からは考察できないような馬も相当数いるのでそういった馬たちもしっかりフォローしていければいいかなと思います。
ステイフーリッシュで懸念しているのは、阪神競馬場でボロ負けしてるレースがかなりあることです。調教面からはあまり関係ない事柄なので推しはステイフーリッシュと挙げましたが、馬券を買う予定の人は気をつけてくださいね。
最後までお付き合いありがとうございました。良い競馬日和をお送りください^ ^