- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去7年分のデータを提示
この記事の目次
中山競馬場・芝2000m(内回り)コースが舞台のGⅠ・2歳限定戦です。
2歳中距離路線の頂点に位置するレースとして定着しており、皐月賞と同じ舞台で将来性あふれる素質馬は出現するのか、注目の一戦です。
それでは、ホープフルステークスの各種データを見ていきましょう。
例年、ホープフルステークスは中山競馬場で行われていますが、過去10年を遡ると2013年までは阪神競馬場でGⅢ競走として行われていました。GⅡからGⅠに昇格したのが2017年ですが、今回はGⅡ時代も含めた、過去7年間のデータで検証します。
まずは、ホープフルステークスが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「馬齢 (牡馬55kg・牝馬54kg)」となっています。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 5-1-0-1/7 | 71.4% | 85.7% | 85.7% |
2人気 | 1-1-3-2/7 | 14.3% | 28.6% | 71.4% |
3人気 | 1-2-1-3/7 | 14.3% | 42.9% | 57.1% |
4人気 | 0-1-1-5/7 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
5人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8人気 | 0-2-1-4/7 | 0.0% | 28.6% | 42.9% |
9人気 | 0-0-1-6/7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
10人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15人気 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17人気 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去7年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【5-1-0-1】で昨年のダノンザキッドら5年連続で勝利をあげ、勝率・連対率・複勝率全てでトップの成績をおさめています。以下、2・3人気が各1勝ずつあげています。
2・3着馬も全て一桁人気におさまっており、特にGⅠ昇格後の近4年における連対馬8頭はいずれも上位4人気以内の馬で、堅め決着が目立つ一戦となっています。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-1-1-7/9 | 0.0% | 11.1% | 22.2% | |
2-0-1-7/10 | 20.0% | 20.0% | 30.0% | |
0-1-0-10/11 | 0.0% | 9.1% | 9.1% | |
2-1-2-9/14 | 14.3% | 21.4% | 35.7% | |
2-0-1-10/13 | 15.4% | 15.4% | 23.1% | |
1-2-1-10/14 | 7.1% | 21.4% | 28.6% | |
0-1-1-12/14 | 0.0% | 7.1% | 14.3% | |
0-1-0-15/16 | 0.0% | 6.3% | 6.3% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、まず注目すべきなのが枠で、連対率・複勝率においてトップの成績であり、このレースにおいては相性の良い枠と言えます。また、内寄りの枠も勝率がトップなので、・枠が狙い目と言えるでしょう。
コース形態的に最初のコーナーまでが長いので、極端な内外の有利不利は発生しづらいですが、データ的には外の・枠はあまり奮っていないので注意が必要です。
なお、馬番別で見ると[3番]・[4番]・[12番]・[14番]・[16番]・[17番]は過去10年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。
また、中山芝2000m(内回り)全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
先行 | 4-5-0-23/32 | 12.5% | 28.1% | 28.1% |
差し | 3-2-6-23/34 | 8.8% | 14.7% | 32.4% |
追込 | 0-0-1-25/26 | 0.0% | 0.0% | 3.8% |
狙っていきたい脚質は「先行馬」です。勝率・連対率においてトップの成績で馬券に絡みやすい脚質となっています。
コース形態から逃げ馬が4角先頭でそのまま押し切るのは至難の業であり、追込み馬が捲っての直線一気も難しいです。好位・中団あたりのインで上手く脚を溜めることの出来た馬に有利に働きます。
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
新馬 | 2-0-2-7/11 | 18.2% | 18.2% | 36.4% |
未勝利 | 0-1-1-19/21 | 0.0% | 4.8% | 9.5% |
1勝 | 1-2-2-22/27 | 3.7% | 11.1% | 18.5% |
2勝 | – | – | – | – |
3勝 | – | – | – | – |
OPEN特別 | 1-2-1-9/13 | 7.7% | 23.1% | 30.8% |
GIII | 3-1-1-19/24 | 12.5% | 16.7% | 20.8% |
GII | 0-1-0-1/2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
GI | – | – | – | – |
地方 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
海外 | – | – | – | – |
※リステッドはOPEN特別に含む
前走クラス別成績で見ると、前走新馬組が【2-0-2-7】で複勝率36.4%と好成績を残しています。ですが成績が良かったのはGⅡ時代の話で、GⅠに格上げされた近4年で見ると【0-0-1-5】で複勝率13.3%とあまり奮っていません。同様に未勝利・1勝クラスも近4年の成績は奮っていません。
逆にオープンクラスは近4年で見ると成績がアップし、信頼度が上がります。前走OPEN特別組は【1-2-1-5】で複勝率44.4%、前走重賞組は【3-1-1-11】で複勝率31.3%となっているので、こちらを信用した方が良さそうです。
前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 6-5-4-17/32 | 18.8% | 34.4% | 46.9% |
2人気 | 1-1-1-11/14 | 7.1% | 14.3% | 21.4% |
3人気 | 0-0-1-12/13 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
4人気 | 0-0-0-11/11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5人気 | 0-1-0-6/7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
6〜9人気 | 0-0-1-17/18 | 0.0% | 0.0% | 5.6% |
10人気〜 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走人気別成績で見ると、前走2人気以内だった馬は【7-6-5-28】で過去7年の3着以内馬21頭中大半の18頭がこれに該当しており、複勝率39.1%と好成績。
対して、前走3人気以下だった馬は【0-1-2-52】で複勝率5.5%とかなりの差が生まれているので、ここを基準に線引きすると分かりやすいかもしれません。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 6-7-7-42/62 | 9.7% | 21.0% | 32.3% |
2着 | 1-0-0-6/7 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
3着 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4着 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5着 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6〜9着 | 0-0-0-11/11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10着〜 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走着順別成績で見ると、前走1着だった馬は【6-7-7-42】で過去7年の3着以内馬21頭中大半の20頭がこれに該当しており、複勝率32.3%と好成績。
対して、前走2着以下だった馬は【1-0-0-38】で複勝率2.6%とかなりの差が生まれているので、前走人気別成績と同じように、ここを基準に線引きすると分かりやすいかもしれません。
誕生月 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1月 | 1-1-0-5/7 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
2月 | 2-1-4-17/24 | 8.3% | 12.5% | 29.2% |
3月 | 1-3-2-26/32 | 3.1% | 12.5% | 18.8% |
4月 | 2-2-1-21/26 | 7.7% | 15.4% | 19.2% |
5月 | 1-0-0-11/12 | 8.3% | 8.3% | 8.3% |
誕生月別成績で見ると、早生まれであればあるほど好走傾向にあります。
1月〜2月生まれの馬は【3-2-4-22】で複勝率29.0%と好成績なので、出走馬の誕生月は要チェックと言えます。
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1戦 | 2-0-2-7/11 | 18.2% | 18.2% | 36.4% |
2戦 | 4-4-4-25/37 | 10.8% | 21.6% | 32.4% |
3戦 | 0-1-0-22/23 | 0.0% | 4.3% | 4.3% |
4戦 | 1-1-1-14/17 | 5.9% | 11.8% | 17.6% |
5戦 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6戦 | 0-1-0-1/2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
7戦 | – | – | – | – |
8戦 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
キャリア別成績で見ると、出走数最多のキャリア2戦馬が【4-4-4-25】で複勝率32.4%と好成績を収めています。近2年は上位3着を独占しており、毎年1頭以上は3着以内に入っています。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走と同騎手 | 5-2-5-38/50 | 10.0% | 14.0% | 24.0% |
乗り替わり | 2-5-2-42/51 | 3.9% | 13.7% | 17.6% |
前走からの騎手別成績で見ると、騎手が乗り替わった馬よりも、前走と同騎手が騎乗した馬の方が好成績を残しており、特に勝率にはかなりの差が生まれています。
なお、乗り替わりの馬で勝ったのは2015年ハートレーと2019年コントレイルの2頭で、どちらも前走1人気で1着だったという共通点があります。
ホープフルステークスに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1人気の信頼度はかなり高く、2・3着馬も全て一桁人気におさまっており、堅め決着が目立つレース。
[2]・[4]枠が狙い目。外の[7]・[8]枠と、馬番別で[3番]・[4番]・[12番]・[14番]・[16番]・[17番]は不振。
先行・差し馬に展開が向きそう。好位・中団あたりのインで上手く脚を溜めることの出来た馬が馬券に絡みやすい。
GⅠに格上げされた近4年は、前走オープンクラス組がかなり優勢。
前走2人気以内または前走1着だった馬が好成績。
早生まれであればあるほど好走傾向。
キャリア2戦の馬が好走傾向。近2年は上位3着を独占し、毎年1頭以上は3着以内に入っている。
前走と同騎手が騎乗した馬の方が好成績。