- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去9年分のデータを提示
この記事の目次
東京競馬場・芝1600mコースが舞台のGⅢ・2歳牝馬限定戦です。
暮れに行われる阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として定着しており、2歳女王決定戦へ名乗りを上げるのはどの馬なのか注目の一戦です。
それでは、アルテミスステークスの各種データを見ていきましょう。
当レースは2012年より創設され、今年で10回目を数えます。また、3回目の2014年にGⅢに格付けされました。
今回は格付け前の2年間も含め、昨年まで行われていた過去9年間のデータで検証します。
まずは、アルテミスステークスが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「馬齢 (54kg)」となっています。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 4-2-0-3/9 | 44.4% | 66.7% | 66.7% |
2人気 | 2-3-1-3/9 | 22.2% | 55.6% | 66.7% |
3人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
4人気 | 0-1-1-7/9 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
5人気 | 0-1-3-5/9 | 0.0% | 11.1% | 44.4% |
6人気 | 1-1-1-6/9 | 11.1% | 22.2% | 33.3% |
7人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
8人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
9人気 | 1-0-0-8/9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
10人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 0-0-1-7/8 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
12人気 | 1-0-0-7/8 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
13人気 | 0-1-0-7/8 | 0.0% | 12.5% | 12.5% |
14人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
18人気 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去9年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【4-2-0-3】で昨年のソダシら最多の4勝をあげ、複勝率66.7%とそこそこの成績。以下、2人気が2勝、6・9・12人気が各1勝ずつあげています。(12人気での勝利馬は2015年のデンコウアンジュです)
3・4人気が計【0-1-2-15】で複勝率16.7%なのに対し、5・6人気が計【1-2-4-11】で複勝率38.9%と善戦しており、11〜13人気も計【1-1-1-21】で3頭好走していることから、伏兵の台頭が目立っていることがわかります。ただ、1・2人気が揃って馬券外になったことは今まで一度もありません。
配当面では、過去9年で3連単10万円以上が3回あり、その内2回は30万円を超える配当でした。一方で一昨年は2020円にとどまるなど、平穏な年と荒れる年の差が大きいレースと言えます。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1-0-0-13/14 | 7.1% | 7.1% | 7.1% | |
1-2-2-12/17 | 5.9% | 17.6% | 29.4% | |
1-1-1-14/17 | 5.9% | 11.8% | 17.6% | |
0-2-0-14/16 | 0.0% | 12.5% | 12.5% | |
0-0-3-14/17 | 0.0% | 0.0% | 17.6% | |
0-2-1-14/17 | 0.0% | 11.8% | 17.6% | |
2-0-2-17/21 | 9.5% | 9.5% | 19.0% | |
4-2-0-16/22 | 18.2% | 27.3% | 27.3% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、まず注目すべきなのが枠で、勝率18.2%・連対率27.3%はトップの成績であり、このレースにおいては相性の良い枠と言えます。隣の枠も2勝していることから、外枠が狙い目と言えるでしょう。
また、複勝率トップの枠は要チェックですが、最内の枠は1勝のみとあまり奮っていません。一方、中枠である〜枠は計【0-4-4-42】複勝率16.0%と勝利馬が出ていませんので、多少の割引は必要かもしれませんね。
なお、馬番別で見ると[7番]・[17番]・[18番]は過去9年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。
また、東京芝1600m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-2-1-6/9 | 0.0% | 22.2% | 33.3% |
先行 | 3-1-4-21/29 | 10.3% | 13.8% | 27.6% |
差し | 3-5-4-56/68 | 4.4% | 11.8% | 17.6% |
追込 | 3-1-0-31/35 | 8.6% | 11.4% | 11.4% |
狙っていきたい脚質は「逃げ・先行馬」です。どちらも複勝率が高く馬券に絡みやすい脚質となっています。
基本的には、直線が長いため末脚勝負になる事が多く、差し・追込み馬が有利な傾向にありますが、結局は毎年ペースや展開に大きく左右されるので、立ち回りやすい好位のポジションを取れる先行力のある馬を狙っていきたいですね。
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
新馬 | 2-3-1-33/39 | 5.1% | 12.8% | 15.4% |
未勝利 | 4-2-3-19/28 | 14.3% | 21.4% | 32.1% |
1勝 | 0-2-3-26/31 | 0.0% | 6.5% | 16.1% |
2勝 | – | – | – | – |
3勝 | – | – | – | – |
OPEN特別 | 1-1-1-18/21 | 4.8% | 9.5% | 14.3% |
GIII | 1-1-1-15/18 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
GII | 1-0-0-1/2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
GI | – | – | – | – |
地方 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
海外 | – | – | – | – |
前走クラス別成績で見ると、出走数最多の新馬組が【2-3-1-33】で複勝率15.4%とそこまで高くありませんが、同距離の1600mを勝ち上がってきた馬に限れば【2-2-1-17】複勝率22.7%と少しアップします。
次に、未勝利組が【4-2-3-19】で複勝率32.1%と好走率が高く、さらにこの中でキャリア2戦馬に限れば【4-2-3-11】複勝率45.0%にアップします。
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1200m | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1400m | 0-2-1-25/28 | 0.0% | 7.1% | 10.7% |
1500m | 0-1-1-8/10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
1600m | 5-5-5-52/67 | 7.5% | 14.9% | 22.4% |
1800m | 4-1-2-19/26 | 15.4% | 19.2% | 26.9% |
2000m | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走距離別成績で見ると、今回と同距離の前走1600m組が【5-5-5-52】で毎年1頭は必ず馬券に絡んでおり、複勝率22.4%と好成績を収めています。
なお、最も好走率が高いのは距離短縮組で【4-1-2-20】複勝率25.9%、劣勢なのが距離延長組で【0-3-2-42】複勝率10.6%となっています。
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1戦 | 2-3-1-33/39 | 5.1% | 12.8% | 15.4% |
2戦 | 6-4-5-43/58 | 10.3% | 17.2% | 25.9% |
3戦 | 1-1-0-23/25 | 4.0% | 8.0% | 8.0% |
4戦 | 0-0-2-11/13 | 0.0% | 0.0% | 15.4% |
5戦 | 0-1-1-2/4 | 0.0% | 25.0% | 50.0% |
6戦 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7戦 | – | – | – | – |
8戦 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
キャリア別成績で見ると、キャリア2戦の馬が【6-4-5-43】複勝率25.9%と高い数字を残しており、3着以内馬27頭中15頭がこれに該当しています。
また、キャリア1戦の馬で当日5人気以内に支持されていれば【2-3-1-8】複勝率42.9%と一気に好走率がアップします。
東西 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
関東馬 | 3-6-3-78/90 | 3.3% | 10.0% | 13.3% |
関西馬 | 6-3-6-34/49 | 12.2% | 18.4% | 30.6% |
地方馬 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
東西別成績で見ると、出走頭数の割に関西馬が関東馬を圧倒しており複勝率で見ても2倍以上の差がついているため、ここは関西馬を中心視したいところです。
勝利経験 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
あり | 9-7-8-67/91 | 9.9% | 17.6% | 26.4% |
なし | 0-2-1-47/50 | 0.0% | 4.0% | 6.0% |
芝1600m以上での勝利経験別成績で見ると、勝利経験がある馬は【9-7-8-67】複勝率26.4%と、経験のない馬と比べて好走が目立っています。
かなり大きな差が生まれているので、ひとつの指標として見ても良さそうです。
アルテミスステークスに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1人気の信頼度はそこそこ。平穏な年と荒れる年の差が大きいレース。
[8]枠が好成績で相性の良い枠。外枠が狙い目で、中枠は割引。馬番で見ると[7番]・[17番]・[18番]は過去9年で一度も3着内に入っておらず、かなりの不振傾向。
好位のポジションを取れる先行力のある馬が狙い目。
前走新馬組は同距離の1600mを勝ち上がっていれば、前走未勝利組はキャリア2戦馬であれば好走傾向。
今回と同距離の前走1600m組は毎年1頭必ず馬券に絡んでいる。距離短縮組が最も優秀。
キャリア2戦の馬が高い好走率。キャリア1戦の馬で当日5人気以内に支持されていれば好走率アップ。
関西馬が関東馬を圧倒している。
芝1600m以上での勝利経験がある馬は好走傾向。