- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去10年分のデータを提示
この記事の目次
東京競馬場・芝1600mコースが舞台のGⅡ・3歳以上別定戦です。昨年よりGⅢからGⅡに昇格して行われています。
マイルCSの前哨戦として定着しており、強豪マイラーが集まる中、秋のマイル決定戦へ名乗りを上げるのはどの馬なのか注目の一戦です。なお、勝利馬にはマイルCSへの優先出走権が与えられています。
それでは、富士ステークスの各種データを見ていきましょう。
まずは、富士ステークスが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「別定 (3歳54kg・4歳以上56kg・牝馬2kg減)」となっています。
※2020年10月24日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
※2020年10月23日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 3-1-0-6/10 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
2人気 | 3-0-1-6/10 | 30.0% | 30.0% | 40.0% |
3人気 | 1-4-1-4/10 | 10.0% | 50.0% | 60.0% |
4人気 | 1-2-1-6/10 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
5人気 | 2-0-3-5/10 | 20.0% | 20.0% | 50.0% |
6人気 | 0-1-1-8/10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
7人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
9人気 | 0-1-0-9/10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
10人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
12人気 | 0-1-0-8/9 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
13人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-0-2-6/8 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
15人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
18人気 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【3-1-0-6】で2017年のエアスピネルら最多の3勝をあげていますが、複勝率40.0%と人気どおりの信頼度とは言えません。以下、2人気が3勝、5人気が2勝、3・4人気が各1勝ずつあげています。
勝利馬は全て5人気以内からと上位決着ですが、2・3着馬は14人気まで幅広く分布しており、2桁人気の馬は4頭好走しているので、伏兵の台頭は無くはないです。
配当面では、過去10年で3連単10万円以上が3回あり、伏兵の激走次第では波乱含みもあるレースと言えます。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-1-15/16 | 0.0% | 0.0% | 6.3% | |
1-0-1-16/18 | 5.6% | 5.6% | 11.1% | |
1-0-2-15/18 | 5.6% | 5.6% | 16.7% | |
2-3-0-13/18 | 11.1% | 27.8% | 27.8% | |
2-2-0-15/19 | 10.5% | 21.1% | 21.1% | |
0-2-2-16/20 | 0.0% | 10.0% | 20.0% | |
1-1-4-17/23 | 4.3% | 8.7% | 26.1% | |
3-2-0-19/24 | 12.5% | 20.8% | 20.8% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、まず注目すべきなのが枠で、複勝率27.8%はトップの成績であり、このレースにおいては相性の良い枠と言えます。この枠から外の枠、〜枠はいずれも複勝率20.0%を超えていることから、中〜外枠が狙い目と言えるでしょう。
一方で、内の〜枠全て複勝率20.0%未満であまり奮っていません。特に枠は過去10年で一度も連対なしと苦戦しています。
なお、馬番別で見ると[1番]・[17番]は過去10年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。
また、東京芝1600m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
先行 | 4-3-4-28/39 | 10.3% | 17.9% | 28.2% |
差し | 5-4-3-48/60 | 8.3% | 15.0% | 20.0% |
追込 | 1-3-3-40/47 | 2.1% | 8.5% | 14.9% |
狙っていきたい脚質は「先行馬」です。勝率・連対率・複勝率全てにおいてトップの成績で最も馬券に絡みやすい脚質となっています。
基本的には、直線が長いため末脚勝負になる事が多く、差し・追込み馬が有利な傾向にありますが、結局は毎年ペースや展開に大きく左右されるので、立ち回りやすい好位のポジションを取れる先行力のある馬を狙っていきたいですね。
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
新馬 | – | – | – | – |
未勝利 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1勝 | – | – | – | – |
2勝 | – | – | – | – |
3勝 | 0-0-1-6/7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
OPEN特別 | 1-0-2-26/29 | 3.4% | 3.4% | 10.3% |
GIII | 3-7-2-55/67 | 4.5% | 14.9% | 17.9% |
GII | 3-0-3-11/17 | 17.6% | 17.6% | 35.3% |
GI | 3-3-2-19/27 | 11.1% | 22.2% | 29.6% |
地方 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
海外 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走クラス別成績で見ると、出走数最多の前走GⅢ組が【3-7-2-55】で3勝をあげ、複勝率はそこまで高くありませんが、3着以内馬30頭中12頭がこれに該当しています。この中で出走馬の多いレースは京成杯AH組ですが【2-3-1-25】複勝率19.4%とさほど目立っていません。
対して、前走GⅠ・GⅡ組はどちらも複勝率が高いので、格の高いレースに出走していた馬は評価を上げても良さそうです。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 3-2-2-31/38 | 7.9% | 13.2% | 18.4% |
4歳 | 5-4-2-12/23 | 21.7% | 39.1% | 47.8% |
5歳 | 2-3-6-32/43 | 4.7% | 11.6% | 25.6% |
6歳 | 0-1-0-33/34 | 0.0% | 2.9% | 2.9% |
7歳〜 | 0-0-0-18/18 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
年齢別成績で見ると、4歳馬が【5-4-2-12】で勝率・連対率・複勝率全てでトップの成績を残しているので中心視したい年齢です。
マイル路線を進む3歳馬の参戦も多いですがやや劣勢を示しており、6歳以上のベテラン馬は2着が一度だけと苦しいデータ。特に7歳以上の馬には好走歴がありません。
性 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
牡馬・せん馬 | 9-8-8-120/145 | 6.2% | 11.7% | 17.2% |
牝馬 | 1-2-2-6/11 | 9.1% | 27.3% | 45.5% |
性別成績で見ると、牝馬が【1-2-2-6】で複勝率45.5%と、牡馬・せん馬よりも圧倒的に高い好走率となっています。出走頭数こそかなり少ないですが、牝馬が出走しているときは要チェックです。
特に近3年の牝馬成績は素晴らしく【1-1-2-4】で複勝率50.0%と好走が目立っています。
出走経験 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
あり | 5-5-5-38/53 | 9.4% | 18.9% | 28.3% |
なし | 5-5-5-88/103 | 4.9% | 9.7% | 14.6% |
同年の安田記念・ヴィクトリアマイル・NHKマイルC出走経験別成績で見ると、出走経験がある馬は【5-5-5-38】複勝率28.3%と、経験のない馬と比べて好走が目立っています。
3着以内の好走頭数は同じですが、1頭ずつを比較する際はひとつの指標としても良いかもしれません。
富士ステークスに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1人気は人気の割に信頼度はそこまで。基本は上位決着だが、伏兵の激走次第では波乱含みも。
[4]枠が好成績で相性の良い枠。中〜外枠が狙い目で、内よりの枠は厳しい。馬番で見ると[1番]・[17番]は過去10年で一度も3着内に入っておらず、かなりの不振傾向。
好位のポジションを取れる先行力のある馬が狙い目。
前走GⅠ・GⅡ組はどちらも複勝率が高く、格の高いレースに出走していた馬は評価を上げても。
4歳馬がトップの成績を残しており中心視したい年齢。
牝馬が圧倒的に高い好走率。
同年の安田記念・ヴィクトリアマイル・NHKマイルCに出走経験がある馬は好走傾向。