- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去9年分のデータを提示
この記事の目次
福島競馬場・芝1800mコースが舞台のGⅢ・3歳限定ハンデキャップ戦です。
3歳限定のレースとしては唯一のハンデ戦です。
秋以降に飛躍を目指す素質馬が誕生することもあり、注目の一戦です。
それでは、ラジオNIKKEI賞の各種データを見ていきましょう。
例年、ラジオNIKKEI賞は福島競馬場で行われていますが、過去10年を遡ると2011年は中山競馬場で行われております。ですので、該当する1年は除外して、過去9年間のデータで検証します。
まずは、ラジオNIKKEI賞が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「ハンデキャップ」となっています。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 2-3-0-4/9 | 22.2% | 55.6% | 55.6% |
2人気 | 3-0-0-6/9 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
3人気 | 1-0-0-8/9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
4人気 | 0-1-0-8/9 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
5人気 | 1-0-3-5/9 | 11.1% | 11.1% | 44.4% |
6人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
7人気 | 0-1-1-7/9 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
8人気 | 2-1-0-6/9 | 22.2% | 33.3% | 33.3% |
9人気 | 0-2-2-5/9 | 0.0% | 22.2% | 44.4% |
10人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
13人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-1-0-5/6 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
15人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-1-5/6 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
【過去9年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【2-3-0-4】で2016年のゼーヴィント、2015年のアンビシャスで2勝をあげ、連対率・複勝率55.6%と高成績をおさめています。2人気は最多の3勝をあげ、勝率33.3%でトップ。以下、8人気が2勝、3・5人気が各1勝ずつあげています。(8人気での勝利馬は昨年のバビットと2013年のケイアイチョウサンです)
7〜9人気馬で計【2-4-3-18】複勝率33.3%もの好成績を残しているので伏兵の一発は十分考えられます。
配当面では、2013年に3連単で91万馬券が出るなど、過去9年のうち半数以上の5回は10万馬券以上と波乱が起こりやすいレースと言えます。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-1-1-11/15 | 13.3% | 20.0% | 26.7% | |
2-3-3-7/15 | 13.3% | 33.3% | 53.3% | |
1-1-2-11/15 | 6.7% | 13.3% | 26.7% | |
0-0-0-16/16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | |
1-1-1-15/18 | 5.6% | 11.1% | 16.7% | |
1-2-0-15/18 | 5.6% | 16.7% | 16.7% | |
1-0-1-16/18 | 5.6% | 5.6% | 11.1% | |
1-1-1-15/18 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、まず注目すべきなのが枠で、勝率13.3%・連対率33.3%・複勝率53.3%は圧倒的にトップの成績で、このレースにおいては相性抜群の枠と言えます。また両隣の枠・枠も複勝率26.7%と高く、圧倒的に内枠が優勢のレースとなっています。
なお、枠はなぜか一度も馬券に絡んだことのない死の枠となっており、馬番別で見ると[8番]・[10番]・[16番]は過去9年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。
また、福島芝1800m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-1-2-5/9 | 11.1% | 22.2% | 44.4% |
先行 | 3-5-2-25/35 | 8.6% | 22.9% | 28.6% |
差し | 4-2-2-41/49 | 8.2% | 12.2% | 16.3% |
追込 | 1-1-3-35/40 | 2.5% | 5.0% | 12.5% |
狙っていきたい脚質は「逃げ・先行馬」です。特に逃げ馬は勝率・複勝率ともにトップの成績で最も馬券に絡みやすい脚質となっています。
そもそも福島競馬場は全競馬場の中で最も1周距離の短い小回りコースで、それをコーナー4回、最後の直線は短め、さらに開幕週となると前にいる馬が有利なのは当然です。なので、好位のポジションを取れる先行力のある馬を狙っていきたいですね。
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
新馬 | – | – | – | – |
未勝利 | – | – | – | – |
1勝 | 3-4-4-44/55 | 5.5% | 12.7% | 20.0% |
2勝 | 1-0-2-8/11 | 9.1% | 9.1% | 27.3% |
3勝 | – | – | – | – |
OPEN特別 | 3-2-1-17/23 | 13.0% | 21.7% | 26.1% |
GIII | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
GII | 2-0-0-12/14 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
GI | 0-3-2-15/20 | 0.0% | 15.0% | 25.0% |
地方 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走クラス別成績で見ると、前走2勝クラス以下の馬が【4-4-6-52】で複勝率21.2%、前走オープン・重賞クラスの馬が【5-5-3-49】で複勝率21.0%と好走率はほぼ互角の割合となっています。
ですが、前走2勝クラス以下の馬はキャリアで見ると差が生まれます。キャリア4戦以内なら【3-1-2-14】で複勝率30.0%、キャリア5戦以上は【1-3-4-38】で複勝率17.4%とキャリアの浅い馬の方が、勝ち星も多く好走率も高くなっています。
なお、複勝率は前走2勝クラス組が最も高いですが、今年を含む近4年はこれに該当する馬が出走していません。
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
〜51.0kg | 0-0-0-15/15 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
52kg | 0-0-1-6/7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
53kg | 1-2-5-29/37 | 2.7% | 8.1% | 21.6% |
54kg | 5-3-2-31/41 | 12.2% | 19.5% | 24.4% |
55kg | 1-4-0-8/13 | 7.7% | 38.5% | 38.5% |
56kg | 1-0-1-14/16 | 6.3% | 6.3% | 12.5% |
56.5kg | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
57kg | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
負担重量別成績で見ると、54kgの馬が【5-3-2-31】で最多の5勝をあげ、複勝率24.4%とそこそこの成績です。その前後である53kg・55kgも他と比べて好走率が高めなので、53kg〜55kgである馬を中心に考えていくべきデータとなっています。
なお、53kgの馬は3着内に入った8頭全てが6人気以下と伏兵の活躍が目立っています。
性 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
牡馬 | 9-8-9-88/114 | 7.9% | 14.9% | 22.8% |
牝馬 | 0-1-0-18/19 | 0.0% | 5.3% | 5.3% |
性別成績で見ると、牡馬が【9-8-9-88】で複勝率22.8%と牝馬とは圧倒的に差のある好走率を誇っています。というよりも、牝馬は過去9年で1頭しか馬券に絡んでいないので、まずは牡馬を中心に考えた方が良さそうです。
生産者 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
社台F | 1-1-2-10/14 | 7.1% | 14.3% | 28.6% |
ノーザンF | 1-1-1-25/28 | 3.6% | 7.1% | 10.7% |
ビッグレッドF | 1-1-0-2/4 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
辻牧場 | 1-0-1-1/3 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
大北牧場 | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
高昭牧場 | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
下屋敷牧場 | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
坂東牧場 | 1-0-0-2/3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
白老F | 1-0-0-4/5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
(※着回数順で上位9位を表示)
生産者別成績で見ると、出走数最多のノーザンファーム生産馬が【1-1-1-25】で複勝率10.7%と他の重賞レースと比べてもあまり奮っていません。
それに対し、2番目に出走数の多い社台ファーム生産馬は【1-1-2-10】で複勝率28.6%とノーザンファームとは大きな差がある結果となっています。
ラジオNIKKEI賞に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1人気がトップの成績だが、伏兵の台頭は十分に考えられる。過去9年のうち半数以上の5回は3連単10万馬券以上と波乱が起こりやすいレース。
[2]枠は勝率・連対率・複勝率全てでトップの成績。圧倒的に内枠が優勢のレース。[4]枠と馬番別で[8番]・[10番]・[16番]は過去9年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向。
好位のポジションを取れる先行力のある馬が狙い目。
前走クラスは特に気にする必要なし。前走2勝クラス以下の馬はキャリアの浅い馬の方が、勝ち星も多く好走率も高い。
斤量53kg〜55kgである馬を中心に考えていくべき。53kgの馬は3着内に入った8頭全てが6人気以下。
牡馬の成績が良く、牝馬とは圧倒的に差のある好走率を誇っている。牝馬は過去9年で1頭しか馬券に絡んでいない。
社台ファーム生産馬の成績が良く、ノーザンファームとは大きな差が生まれている。