ユニコーンステークスについて

東京競馬場・ダート1600mコースが舞台のGⅢ・3歳限定別定戦です。

JRAで行われる最初の3歳ダート重賞であり、ダート巧者の3歳馬が一堂に会します。このレースから後にダート界を牽引する一流馬へと成長していく馬があらわれるのか注目の一戦です。

 

それでは、ユニコーンステークスの各種データを見ていきましょう。

 

 

コースの特徴

まずは、ユニコーンステークスが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。

 

 

 

負担重量について

負担重量に関しては「別定 （56kg・牝馬2kg減）」となっています。

※GI競走1着馬は2kg増、GII競走1着馬は1kg増の負担。ただし、2歳時の成績を除く。

 

 

【過去10年分】単勝人気別成績

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
1人気	3-3-0-4/10	30.0%	60.0%	60.0%
2人気	3-2-1-4/10	30.0%	50.0%	60.0%
3人気	4-2-3-1/10	40.0%	60.0%	90.0%
4人気	0-1-0-9/10	0.0%	10.0%	10.0%
5人気	0-1-0-9/10	0.0%	10.0%	10.0%
6人気	0-0-1-9/10	0.0%	0.0%	10.0%
7人気	0-0-2-8/10	0.0%	0.0%	20.0%
8人気	0-0-2-8/10	0.0%	0.0%	20.0%
9人気	0-1-0-9/10	0.0%	10.0%	10.0%
10人気	0-0-0-10/10	0.0%	0.0%	0.0%
11人気	0-0-2-8/10	0.0%	0.0%	20.0%
12人気	0-0-0-10/10	0.0%	0.0%	0.0%
13人気	0-0-0-10/10	0.0%	0.0%	0.0%
14人気	0-0-0-9/9	0.0%	0.0%	0.0%
15人気	0-0-0-9/9	0.0%	0.0%	0.0%
16人気	0-0-0-8/8	0.0%	0.0%	0.0%

※2013年のレースは3着が同着

【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。3人気が【4-2-3-1】で一昨年のワイドファラオら最多の4勝をあげ、連対率60.0%・複勝率90.0%と人気にしてはかなり信頼できる成績をおさめています。

勝ち馬は全て3人気以内、2着馬も7頭が3人気以内からと堅い決着の多いレースと言えます。ですが、3着馬は6人気以下が7頭もおり、うち2頭は11人気の馬が激走しているため3着の伏兵には注意が必要です。

 

 

【過去10年分】枠順別成績

枠番	着別度数	勝率	連対率	複勝率
	1-2-0-15/18	5.6%	16.7%	16.7%
	1-0-2-17/20	5.0%	5.0%	15.0%
	0-1-3-15/19	0.0%	5.3%	21.1%
	2-1-0-17/20	10.0%	15.0%	15.0%
	1-2-0-16/19	5.3%	15.8%	15.8%
	3-0-2-15/20	15.0%	15.0%	25.0%
	1-2-2-15/20	5.0%	15.0%	25.0%
	1-2-2-15/20	5.0%	15.0%	25.0%

※2013年のレースは3着が同着

枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、まず外枠の複勝率に目が止まります。そこまで大きな差ではないものの、コース形態的に「スタートしてダートコースに入るまで芝を約150m走るが、内枠と比べて外枠の方が約30m芝部分が長いため外枠が有利なコース形態」であるため多少の差がついているのかもしれません。

とは言え、最内の枠でも勝ち馬は出ており、連対率はトップの成績であることから、枠を気にしすぎる必要はなさそうですね。

なお、馬番別で見ると[7番]だけは過去10年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。

また、東京ダート1600m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。

 

 

 

【過去10年分】脚質別成績

脚質	着別度数	勝率	連対率	複勝率
逃げ	1-1-0-8/10	10.0%	20.0%	20.0%
先行	5-2-3-33/43	11.6%	16.3%	23.3%
差し	3-3-4-44/54	5.6%	11.1%	18.5%
追込	1-4-4-40/49	2.0%	10.2%	18.4%

※2013年のレースは3着が同着

狙っていきたい脚質は「逃げ・先行馬」です。ともに勝率が高く馬券に絡みやすい脚質となっています。

と言いながらも全ての脚質から勝ち馬が出ており、複勝率にもあまり差がないため、ペースや展開次第なところが大きいです。追込み馬も十分上位争いができているので、脚質を気にしすぎる必要はないかもしれませんね。

 

 

【過去10年分】前走クラス別成績

前走クラス	着別度数	勝率	連対率	複勝率
新馬	–	–	–	–
未勝利	–	–	–	–
1勝	1-0-4-51/56	1.8%	1.8%	8.9%
2勝	1-0-0-2/3	33.3%	33.3%	33.3%
3勝	–	–	–	–
OPEN特別	5-9-6-52/72	6.9%	19.4%	27.8%
GIII	0-0-0-2/2	0.0%	0.0%	0.0%
GII	0-0-0-1/1	0.0%	0.0%	0.0%
GI	1-0-0-9/10	10.0%	10.0%	10.0%
地方	2-1-0-5/8	25.0%	37.5%	37.5%
海外	0-0-1-3/4	0.0%	0.0%	25.0%

※2013年のレースは3着が同着

前走クラス別成績で見ると、出走数最多の前走OPEN特別組は3着以内馬31頭のうち20頭も占めており、好走率も高く優秀な成績をおさめています。青竜Sを中心に鳳雛Sや端午S、伏竜Sなどの組から好走馬が出ています。

前走地方組や前走海外組の馬は、出走数こそ少ないものの好走率が高く注意が必要です。

 

 

【過去10年分】前走距離別成績

前走距離	着別度数	勝率	連対率	複勝率
ダート1400m以下	1-2-2-36/41	2.4%	7.3%	12.2%
ダート1600m	3-4-5-37/49	6.1%	14.3%	24.5%
ダート1800m以上	5-4-4-35/48	10.4%	18.8%	27.1%
芝レース	1-0-0-17/18	5.6%	5.6%	5.6%

※2013年のレースは3着が同着

前走距離別成績で見ると、前走ダート1600m以上のレースに出走していた馬が3着以内馬31頭のうち25頭も占めています。その中でも距離短縮組だけ切り取ると、さらに成績は良化するので前走距離に重きを置いて予想しても良さそうですね。

 

 

【過去10年分】マイル戦勝利数別成績

勝利数	着別度数	勝率	連対率	複勝率
0勝	2-6-5-81/94	2.1%	8.5%	13.8%
1勝	5-2-5-33/45	11.1%	15.6%	26.7%
2勝	3-1-1-10/15	20.0%	26.7%	33.3%
3勝以上	0-1-0-1/2	0.0%	50.0%	50.0%

※2013年のレースは3着が同着

マイル戦勝利数別成績で見ると、芝・ダート問わず勝利経験のあった馬が、0勝の馬を好走率で大きくリードしています。0勝の馬も3着以内に13頭も絡んでいるので軽視はできませんが、2013年以降8年連続で勝利経験のある馬が優勝していることから、重視しても良いデータかもしれませんね。

 

 

考察

ユニコーンステークスに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。

 

 

3人気がトップの成績。勝ち馬は全て3人気以内、2着馬も7頭が3人気以内からと比較的堅めの決着が多いレース。だが3着の伏兵には注意。

 

外枠の好走が目立つも、内と外でそこまで大きな差はない。馬番で見ると[7番]は過去10年で一度も3着内に入っておらず、かなりの不振傾向。

 

「逃げ・先行馬」がともに勝率が高く馬券に絡みやすい脚質。追込み馬も十分上位争い可能で、ペースや展開次第。

 

前走OPEN特別組の好走が目立つ。前走地方組や海外組の馬は、出走数こそ少ないものの好走率が高く注意。

 

前走ダート1600m以上のレースに出走していた馬が3着以内馬31頭のうち25頭も占めている。

 

芝・ダート問わずマイル戦で勝利経験のあった馬が、マイル戦0勝の馬を好走率で大きくリード。2013年以降8年連続でマイル戦勝利経験のある馬が優勝。