データ提示条件
- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去9年分のデータを提示
この記事の目次
中山競馬場・芝2000mコースが舞台のGⅠ・3歳限定戦です。皐月賞は、ダービー・菊花賞へと続く牡馬三冠の最初の関門となっています。同レースで5着までに入線した馬に東京優駿(日本ダービー)の優先出走権が与えられます。
過去クラシック牡馬3冠を達成した名馬は、「1941年 セントライト」「1964年 シンザン」「1983年 ミスターシービー」「1984年 シンボリルドルフ」「1994年 ナリタブライアン」「2005年 ディープインパクト」「2011年 オルフェーブル」「2020年 コントレイル」が三冠を成し遂げています。
それでは、皐月賞の各種データを見ていきましょう。
例年、皐月賞は中山競馬場で行われていますが、過去10年を遡ると2011年のみ東京競馬場で行われております。ですので、該当する1年は除外して、過去9年間のデータで検証します。
まずは、皐月賞が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「定量(57kg・牝馬2kg減)」となっています。
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1人気 | 3-1-1-4/9 | 33.3% | 44.4% | 55.6% |
| 2人気 | 1-3-0-5/9 | 11.1% | 44.4% | 44.4% |
| 3人気 | 1-2-3-3/9 | 11.1% | 33.3% | 66.7% |
| 4人気 | 1-2-1-5/9 | 11.1% | 33.3% | 44.4% |
| 5人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 6人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 7人気 | 1-0-0-8/9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
| 8人気 | 1-0-3-5/9 | 11.1% | 11.1% | 44.4% |
| 9人気 | 1-1-0-7/9 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
| 10人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 11人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 12人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
| 13人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 14人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 15人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 16人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 17人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 18人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去9年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【3-1-1-4】で昨年のコントレイルら3勝で、連対率44.4%・複勝率55.6%と好成績を残しています。以下、2・3・4・7・8・9人気が各1勝ずつ。2着馬は9人気以内、3着馬は12人気まで幅広く分布しています。ですが、基本は上位人気が優勢で4人気までで馬券に絡んだ全27頭中19頭が占めています。
3連単で4万円以下の配当は近2年を含めて6回と多い一方で、アルアインが制した2017年は｟9→4→12人気｠の順で決まり3連単106万馬券の大荒れとなりました。堅めの決着が多いものの、波乱の可能性もあり得る一戦です。
| 枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 2-0-0-15/17 | 11.8% | 11.8% | 11.8% | |
| 1-1-1-15/18 | 5.6% | 11.1% | 16.7% | |
| 0-1-1-16/18 | 0.0% | 5.6% | 11.1% | |
| 2-3-1-12/18 | 11.1% | 27.8% | 33.3% | |
| 0-1-2-15/18 | 0.0% | 5.6% | 16.7% | |
| 2-0-2-14/18 | 11.1% | 11.1% | 22.2% | |
| 1-2-0-22/25 | 4.0% | 12.0% | 12.0% | |
| 1-1-2-21/25 | 4.0% | 8.0% | 16.0% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、中枠である枠の好走が目立っており、他の枠より明らかに高い数字を残しています。枠は【2-3-1-12】で2018年のエポカドーロら最多タイの2勝をあげ、連対率27.8%・複勝率33.3%と最も馬券に絡んでいるので要注目の枠番と言えます。
その他の枠では、勝ち馬も満遍なく出ており、内と外をそこまで気にする必要はないかもしれません。強いて言うならば、最内の枠はピンかパーかの極端な結果となっているくらいでしょうか。
また、中山芝2000m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 逃げ | 0-0-1-11/12 | 0.0% | 0.0% | 8.3% |
| 先行 | 2-5-4-19/30 | 6.7% | 23.3% | 36.7% |
| 差し | 7-2-4-56/69 | 10.1% | 13.0% | 18.8% |
| 追込 | 0-2-0-44/46 | 0.0% | 4.3% | 4.3% |
狙っていきたい脚質は「先行馬」です。好位・中団より前あたりで上手く脚を溜めることの出来た馬に有利に働きそうです。追込み馬は成績からもそうですが、コース形態からも捲っての直線一気はやはり難しいみたいです。ですので、前に付けられる先行力のある馬を狙っていきたいですね。
| レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 共同通信杯(GⅢ) | 4-0-1-8/13 | 30.8% | 30.8% | 38.5% |
| スプリングS(GⅡ) | 2-1-3-29/35 | 5.7% | 8.6% | 17.1% |
| ホープフルS(GⅠ)(GⅡ) | 2-0-0-1/3 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
| 毎日杯(GⅢ) | 1-0-0-9/10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
| 弥生賞(GⅡ) | 0-4-2-31/37 | 0.0% | 10.8% | 16.2% |
| 若葉S | 0-2-1-19/22 | 0.0% | 9.1% | 13.6% |
| 朝日杯FS(GⅠ) | 0-1-0-0/1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
| アーリントンC(GⅢ) | 0-1-0-1/2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
| 京成杯(GⅢ) | 0-0-1-2/3 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
| きさらぎ賞(GⅢ) | 0-0-1-4/5 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
前走レース別成績で見ると、前走共同通信杯組が【4-0-1-8】で2016年のディーマジェスティら最多の4勝をあげ、連対率30.8%・複勝率38.5%と好成績です。この組は前走での上がり順位に注目すると、上がり最速だった馬は【2-0-1-2】、上がり2位だった馬は【2-0-0-3】でこの組の勝ち馬4頭は全て前走で上がり2位以内でした。
また、前走スプリングS組は【2-1-3-29】で2018年のエポカドーロら2勝をあげ、複勝率17.1%。この組の3着以内馬6頭はいずれも前走で連対していました。
次に、前走弥生賞組は【0-4-2-31】で勝ち星はありませんが、複勝率16.2%とスプリングS組と並んでいます。この組の3着以内馬6頭はいずれも前走で4着以内に入っており、そのうち5頭は過去に重賞での勝利経験がありました。
最後に、前走若葉S組は【0-2-1-19】で、前走1人気だった馬が【0-2-1-3】と好成績をあげています。
| キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 〜2戦 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 3戦 | 2-3-3-15/23 | 8.7% | 21.7% | 34.8% |
| 4戦 | 3-3-3-30/39 | 7.7% | 15.4% | 23.1% |
| 5戦 | 3-3-2-32/40 | 7.5% | 15.0% | 20.0% |
| 6戦 | 0-0-1-26/27 | 0.0% | 0.0% | 3.7% |
| 7戦 | 1-0-0-12/13 | 7.7% | 7.7% | 7.7% |
| 8戦〜 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
キャリア別成績で見ると、キャリア3戦馬が【2-3-3-15】で連対率21.7%・複勝率34.8%と最も馬券に絡んでいます。次点でキャリア4戦馬・5戦馬と続き、キャリア3〜5戦で馬券に絡んだ全27頭中25頭を占めています。さらに、2015年から6年連続で3〜5戦馬が馬券内を独占している状況です。逆にそれ以外での勝ち馬は、2013年のロゴタイプが最後。キャリア3〜5戦馬を中心視したいところです。
| 前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1人気 | 5-7-4-25/41 | 12.2% | 29.3% | 39.0% |
| 2人気 | 2-1-1-19/23 | 8.7% | 13.0% | 17.4% |
| 3人気 | 1-0-1-16/18 | 5.6% | 5.6% | 11.1% |
| 4人気 | 0-0-0-18/18 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 5人気 | 0-1-2-13/16 | 0.0% | 6.3% | 18.8% |
| 6〜9人気 | 1-0-1-34/36 | 2.8% | 2.8% | 5.6% |
| 10人気〜 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走人気別成績で見ると、前走1人気馬が【5-7-4-25】で連対率29.3%・複勝率39.0%と好成績を残しています。次いで前走2人気・3人気馬の順に好走しています。不思議なことに、前走4人気馬は過去9年で一度も馬券に絡んだことがなく、現在1人気に支持されているエフフォーリアは前走が4人気なだけに気になるデータとなっています。
| 前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1着 | 7-6-5-45/63 | 11.1% | 20.6% | 28.6% |
| 2着 | 2-1-2-25/30 | 6.7% | 10.0% | 16.7% |
| 3着 | 0-0-2-18/20 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
| 4着 | 0-2-0-12/14 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
| 5着〜 | 0-0-0-30/30 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走着順別成績で見ると、前走1着馬は【7-6-5-45】で大半の7勝をあげており、その中でも前走1人気で勝利した馬は【5-6-2-10】勝率21.7%・連対率47.8%・複勝率56.6%と高い数字を残しています。
また、前走2着だった馬は【2-1-2-25】で好走した5頭中4頭は前走1人気に支持されていました。
皐月賞に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
上位人気が優勢で4人気までで馬券に絡んだ全27頭中19頭が占めている。
枠による成績は似たり寄ったりだが、4枠だけ突出した数字を残している。
好位・中団より前あたりで上手く脚を溜めることの出来た先行馬が狙い目。先行力が重要となる。
前走共同通信杯組の勝ち馬4頭は全て前走で上がり2位以内。
キャリア3〜5戦馬で馬券に絡んだ全27頭中25頭を占めている。
前走4人気馬は過去9年で一度も馬券に絡んだことがない。
前走1着馬の成績が良く、中でも前走1人気で勝利した馬はかなり高い数字を残している。
