- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去10年分のデータを提示
この記事の目次
阪神競馬場・芝1600m(外回り)コースが舞台のGⅠ・3歳牝馬限定戦です。桜花賞は、オークス・秋華賞へと続く牝馬三冠の最初の関門となっています。同レースで5着までに入線した馬に優駿牝馬(オークス)の優先出走権が与えられます。
過去3冠を達成した名牝は、「1986年 メジロラモーヌ」「2003年 スティルインラブ」「2010年 アパパネ」「2012年 ジェンティルドンナ」「2018年 アーモンドアイ」「2020年 デアリングタクト」が牝馬三冠を成し遂げています。
それでは、桜花賞の各種データを見ていきましょう。
まずは、桜花賞が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「定量 (55kg)」となっています。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 1-3-1-5/10 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
2人気 | 5-3-0-2/10 | 50.0% | 80.0% | 80.0% |
3人気 | 1-1-3-5/10 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
4人気 | 0-1-1-8/10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
5人気 | 1-0-1-8/10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
6人気 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
7人気 | 1-2-0-7/10 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
8人気 | 1-0-1-8/10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
9人気 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
10人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
15人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
18人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【1-3-1-5】で2014年のハープスターの1勝のみで、連対率40.0%・複勝率50.0%とそこそこの成績を残しています。注目すべきが2人気で【5-3-0-2】昨年のデアリングタクトら5勝をあげ、連対率・複勝率ともに80.0%で断トツでトップの成績です。以下、3・5・7・8人気が各1勝ずつ。2着馬は7人気以内におさまっているものの、3着馬は14人気まで幅広く分布しています。
アーモンドアイが勝利した2018年のように上位人気⦅2→1→3人気⦆で堅く決まる年もありますが、アユサンが勝利した2013年は⦅7→2→14人気⦆の順で決まり3連単68万馬券の大荒れとなりました。上位人気馬が信頼に値するのか、良く見極めたいレースです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-1-1-17/19 | 0.0% | 5.3% | 10.5% | |
0-0-2-17/19 | 0.0% | 0.0% | 10.5% | |
1-1-0-18/20 | 5.0% | 10.0% | 10.0% | |
3-1-0-16/20 | 15.0% | 20.0% | 20.0% | |
3-0-4-13/20 | 15.0% | 15.0% | 35.0% | |
0-2-1-17/20 | 0.0% | 10.0% | 15.0% | |
2-2-1-25/30 | 6.7% | 13.3% | 16.7% | |
1-3-1-25/30 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、中枠である・枠の好走が目立っています。特に枠は【3-0-4-13】で昨年のデアリングタクトら3勝をあげ、複勝率35.0%と最も馬券に絡んでいるので要注目の枠番と言えます。
一方で内目の枠(〜)と外目の枠(〜)を比べると、内目の枠は【1-2-3-52】で連対率5.2%・複勝率10.3%なのに対し、外目の枠は【3-7-3-67】で連対率12.5%・複勝率16.3%と外目の枠に分があります。そのため、データ的に見るなら枠より外の枠を狙っていきたいところです。なお、枠は過去10年で一度も連対したことがなく不振傾向にあります。
また、阪神芝1600m(外回り)全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-8/10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
先行 | 2-3-0-31/36 | 5.6% | 13.9% | 13.9% |
差し | 3-3-7-72/85 | 3.5% | 7.1% | 15.3% |
追込 | 4-4-2-37/47 | 8.5% | 17.0% | 21.3% |
狙っていきたい脚質は「差し・追込馬」です。3着以内馬の30頭中23頭は後ろからの脚質で最も馬券に絡んでいます。最後の直線も長く、ゴール前の急坂も相まって差しや追込が決まりやすくなるのでしょう。とは言え、結局はペース次第なところがあり、2015年のレッツゴードンキが逃げて勝ったように超スローペースとなれば当然結果は変わってきます。ペースを見極めていきたいレースとも言えますね。
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1200m | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1400m | 1-0-2-57/60 | 1.7% | 1.7% | 5.0% |
1600m | 9-10-7-79/105 | 8.6% | 18.1% | 24.8% |
1800m | 0-0-1-10/11 | 0.0% | 0.0% | 9.1% |
2200m | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走距離別成績で見ると、桜花賞と同距離の前走1600m組が【9-10-7-79】で一昨年のグランアレグリアら大半の9勝をあげており、連対率18.1%・複勝率24.8%と好成績を収めています。ちなみにこの9勝の内、前走1・2人気だった馬が7勝を占めています。そして、3着以内馬26頭中25頭は前走で5人気以内に支持されていました。
一方で、今回距離延長となる馬は【1-0-2-58】で2017年のレーヌミノルの1勝のみで、3着以内馬3頭はいずれもFレビュー組で連対していました。なお、今回距離短縮となる馬は【0-0-1-11】で連対馬は出ておらず苦戦傾向にあります。
レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
チューリップ賞(GⅡ)(GⅢ) | 5-7-6-28/46 | 9.2% | 26.1% | 39.1% |
エルフィンS | 2-0-0-4/6 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
Fレビュー(GⅡ) | 1-0-2-53/56 | 1.8% | 1.8% | 5.4% |
シンザン記念(GⅢ) | 1-0-0-1/2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
朝日杯FS(GⅠ) | 1-0-0-1/2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
クイーンC(GⅢ) | 0-2-1-15/18 | 0.0% | 11.1% | 16.7% |
阪神JF(GⅠ) | 0-1-0-3/4 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
フラワーC(GⅢ) | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
前走レース別成績で見ると、前走チューリップ賞組が【5-7-6-28】で連対率26.1%・複勝率39.1%と好成績です。過去10年の3着以内馬30頭中18頭はこの組なので、まずは注目すべき組と言えます。一方、前走チューリップ賞以外だった馬のうち、前走の着順が4着以下だった馬は全て桜花賞でも4着以下に敗れているので、前走の着順には要注目です。
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2戦 | 1-0-0-4/5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
3戦 | 4-4-1-17/26 | 15.4% | 30.8% | 34.6% |
4戦 | 3-4-6-31/44 | 6.8% | 15.9% | 29.5% |
5戦 | 1-1-2-42/46 | 2.2% | 4.3% | 8.7% |
6戦 | 1-1-1-28/31 | 3.2% | 6.5% | 9.7% |
7戦〜 | 0-0-0-25/25 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
キャリア別成績で見ると、キャリア3戦馬が【4-4-1-17】で2018年のアーモンドアイら最多の4勝をあげ、連対率30.8%・複勝率34.6%と好成績を収めています。次点で、キャリア4戦馬が【3-4-6-31】で複勝率29.5%となっています。これら3・4戦馬で過半数の7勝をあげており、中心視したいところです。なお、出走数最多のキャリア5戦馬は複勝率8.7%とあまり振るっていません。
前走馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
400kg〜419kg | 0-1-1-11/13 | 0.0% | 7.7% | 15.4% |
420kg〜439kg | 0-4-2-31/37 | 0.0% | 10.8% | 16.2% |
440kg〜459kg | 1-1-3-42/47 | 2.1% | 4.3% | 10.6% |
460kg〜479kg | 6-1-3-45/55 | 10.9% | 12.7% | 18.2% |
480kg〜499kg | 3-3-1-17/24 | 12.5% | 25.0% | 29.2% |
500kg〜 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走馬体重別成績で見ると、前走460kg以上だった馬が【9-4-4-64】で9勝をあげ(9連勝中)、連対率25.0%・複勝率29.2%の好成績を残しています。ちなみに、この3着以内馬17頭中15頭は前走で4着以内に入っていました。対して、前走460kg未満の馬は【1-6-6-84】で2011年のマルセリーナの1勝のみで、連対率7.2%・複勝率13.4%と劣勢を示しています。この3着以内馬13頭はいずれも前走で5人気以内に支持されていました。
桜花賞に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
2人気の成績が圧倒的。3着馬は下位人気まで幅広く分布しているため、ヒモ荒れも十分に考えられる。
中枠である4・5枠の好走が目立っている。4枠より外の枠が狙い目。2枠は不振傾向。
ペース次第だが、差し・追込馬の成績が良く狙い目。
前走1600m組の成績が圧倒的。距離短縮組は厳しい。
前走チューリップ賞組が好成績。それ以外は前走3着以内でないと馬券に絡んでいない。
キャリア3・4戦馬で過半数の7勝をあげており、中心視すべき。
前走馬体重が460kg以上だった馬が現在9連勝中で、複勝率も高い。