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ニュージーランドトロフィーGII(2021年)データまとめ

データ提示条件
  • 天候は不問とする
  • 馬場状態は不問とする
  • 過去9年分のデータを提示

NZTデータまとめ

NZTについて

中山競馬場・芝1600mコースが舞台のGⅡ・3歳限定戦です。NHKマイルカップのトライアルレースであり、上位3着までに優先出走権が与えられています。

マイルの大舞台へ飛躍を遂げる若駒が現れるのか注目の一戦です。

 

それでは、NZTの各種データを見ていきましょう。

 

 

前提条件

例年、NZTは中山競馬場で行われていますが、過去10年を遡ると2011年のみ阪神競馬場で行われております。ですので、該当する1年は除外して、過去9年間のデータで検証します。

 

 

コースの特徴

まずは、NZTが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。

 

 

 

負担重量について

負担重量に関しては「馬齢 (牡馬56kg、牝馬54kg)」となっています。

 

 

【過去9年分】単勝人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1人気 2-2-0-5/9 22.2% 44.4% 44.4%
2人気 4-1-2-2/9 44.4% 55.6% 77.8%
3人気 0-2-0-7/9 0.0% 22.2% 22.2%
4人気 1-1-1-6/9 11.1% 22.2% 33.3%
5人気 0-1-1-7/9 0.0% 11.1% 22.2%
6人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%
7人気 1-0-1-7/9 11.1% 11.1% 22.2%
8人気 0-1-1-7/9 0.0% 11.1% 22.2%
9人気 0-0-1-8/9 0.0% 0.0% 11.1%
10人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%
11人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%
12人気 1-0-2-6/9 11.1% 11.1% 33.3%
13人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%
14人気 0-1-0-8/9 0.0% 11.1% 11.1%
15人気 0-0-0-8/8 0.0% 0.0% 0.0%
16人気 0-0-0-6/6 0.0% 0.0% 0.0%

【過去9年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。トップ成績の2人気が【4-1-2-2】で昨年のルフトシュトロームら4勝をあげ、連対率55.6%・複勝率77.8%と圧倒的な数字を残しています。次いで、1人気が【2-2-0-5】で複勝率44.4%と人気のわりにやや低い成績となっています。以下、4・7・12人気が各1勝ずつしており、2・3着馬も下位人気まで幅広く分布しております。2016年には3連単100万馬券(2→14→12人気)で大荒れとなっており、近3年こそ比較的堅めな決着となっていますが、大波乱も十分に考えられる一戦となっています。

 

 

【過去9年分】枠順別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1-0-0-14/15 6.7% 6.7% 6.7%
1-4-3-10/18 5.6% 27.8% 44.4%
3-0-2-13/18 16.7% 16.7% 27.8%
1-1-0-16/18 5.6% 11.1% 11.1%
0-2-0-15/17 0.0% 11.8% 11.8%
2-0-1-15/18 11.1% 11.1% 16.7%
1-1-0-16/18 5.6% 11.1% 11.1%
0-1-3-14/18 0.0% 5.6% 22.2%

枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、枠が最も馬券に絡んでおり、複勝率44.4%とトップの成績です。次いで、内目の枠に入った馬が【3-0-2-13】で最多の3勝をあげ、勝率16.7%・複勝率27.8%の好成績を残しています。これだけ見ると内目の枠が良さそうに見えますし、コース形態からも内が有利ですが、外目の枠からも勝ち馬は出ており、大外の枠は複勝率22.2%と高い数字なのでそこまで気にする必要はないかもしれません。むしろ、最内の枠は1着が一度だけと不振傾向にあります。

また、中山芝1600m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。

 

 

 

【過去9年分】脚質別成績

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-1-0-8/10 10.0% 20.0% 20.0%
先行 4-2-3-27/36 11.1% 16.7% 25.0%
差し 4-4-4-43/55 7.3% 14.5% 21.8%
追込 0-2-2-35/39 0.0% 5.1% 10.3%

狙っていきたい脚質は「先行馬」です。過去9年で4勝をあげており、複勝率25.0%とトップの数字を残しています。やはり小回りの中山コースとなると先行力が重要な要素となっているようですね。また、最も馬券に絡んでいる「差し馬」は好位・中団あたりで上手く脚を溜めることの出来た差しなら十分届きますが、後方からの差しは少し厳しいようです。「追込み馬」は成績からもそうですが、コース形態からも捲っての直線一気で勝ちきるのは難しいみたいです。

 

 

【過去9年分】前走クラス別成績

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
新馬
未勝利 1-0-0-2/3 33.3% 33.3% 33.3%
1勝 2-4-2-42/50 4.0% 12.0% 16.0%
2勝
3勝
OPEN特別 0-1-1-11/13 0.0% 7.7% 15.4%
GIII 6-3-6-39/54 11.1% 16.7% 27.8%
GII 0-1-0-15/16 0.0% 6.3% 6.3%
GI 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%

前走クラス別成績で見ると、前走GⅢ組が【6-3-6-39】で複勝率27.8%、3着以内馬の27頭中15頭はこの組でした。そして、前走1勝組も【2-4-2-42】で8頭が3着以内に入っており、この2つの組で3着以内馬の大半を占めています。また、前走が皐月賞・桜花賞のトライアルレースだった馬の参戦も見られますが、この該当馬は【0-1-1-20】で複勝率9.1%と振るっていません。そのため、前走GⅡ組やOPEN特別組の成績が今ひとつになっているようです。

 

 

【過去9年分】前走上がり3F順位別成績

前走上がり3F 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1位 2-3-3-14/22 9.1% 22.7% 36.4%
2位 0-2-0-11/13 0.0% 15.4% 15.4%
3位 3-0-0-11/14 21.4% 21.4% 21.4%
4~5位 1-1-2-21/25 4.0% 8.0% 16.0%
6位~ 3-3-4-55/65 4.6% 9.2% 15.4%

前走上がり3F順位別成績で見ると、前走上がり1位だった馬が【2-3-3-14】で2015年のヤマカツエースら2勝をあげ、複勝率36.4%の好成績を残しています。さらにこの組の好走馬8頭はいずれも前走で3着以内に入っていました。前走上がり2位だった馬は今ひとつですが、前走上がり3位だった馬は最多の3勝をあげています。

 

 

【過去9年分】前走馬体重別成績

前走馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
〜439kg 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
440kg〜459kg 0-0-3-21/24 0.0% 0.0% 12.5%
460kg〜479kg 1-5-3-39/48 2.1% 12.5% 18.8%
480kg〜499kg 5-3-2-22/32 15.6% 25.0% 31.3%
500kg〜519kg 2-1-1-12/16 12.5% 18.8% 25.0%
520kg〜539kg 1-0-0-8/9 11.1% 11.1% 11.1%
540kg〜 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0%

前走馬体重別成績で見ると、前走480kg以上だった馬が【8-4-3-44】で2017年のジョーストリクトリら大半の8勝をあげ、連対率20.7%・複勝率25.9%の好成績を残しています。対して、前走480kg未満の馬は【1-5-6-70】で2012年のカレンブラックヒルの1勝のみで、連対率7.3%・複勝率14.6%と劣勢を示しており、好走しても2・3着止まりのケースが多いようです。やはりゴール前の急坂ではパワーが必要になると言うことでしょうか。

 

 

【過去9年分】東西別成績

東西 着別度数 勝率 連対率 複勝率
関東馬 2-5-5-72/84 2.4% 8.3% 14.3%
関西馬 7-4-4-41/56 12.5% 19.6% 26.8%

東西別成績で見ると、関西馬が関東馬を圧倒しており、複勝率で見てもほぼダブルスコアの差がついているため、ここは関西馬を中心視したいところです。出走頭数も関西馬の方が少ないので、狙いやすそうですね。

 

 

考察

NZTに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。

 

 

2人気の成績が圧倒的。好走馬は下位人気まで幅広く分布しているため、大波乱も十分に考えられる。

 

2枠と3枠の成績が抜けて良く、次いで勝利馬はいないが8枠も好成績。1枠は不振傾向。

 

先行馬が複勝率25.0%でトップの数字。先行力が重要な要素。

 

前走GⅢ・1勝組で3着以内馬の大半を占めている。前走が皐月賞・桜花賞のトライアルレース組は振るっていない。

 

前走上がり1位だった馬の成績が良く、この内の好走馬8頭はいずれも前走で3着以内。

 

前走480kg以上だった馬が大半の8勝をあげ好成績。

 

関西馬が関東馬を圧倒しており、関西馬を中心視したいところ。

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