- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去4年分のデータを提示
この記事の目次
阪神競馬場・芝2000m(内回り)コースが舞台のGⅠ・4歳以上定量戦です。優勝馬にはアイルランドで行われる、アイリッシュチャンピオンステークスの優先出走権が与えられます。
2016年までは天皇賞・春や宝塚記念と言った古馬GⅠの重要な前哨戦として行われていましたが、2017年からは中距離適性を持つ馬達の国内春季競馬における出走機会を拡充するためにGⅠへと昇格しました。GⅠ昇格後は毎年のように十分な実績の馬が優勝しており、今年も実績馬か、それともここで名をあげる馬が勝のか注目の一戦です。
それでは、大阪杯の各種データを見ていきましょう。
大阪杯は2017年からGⅠへ昇格しており、それ以前は天皇賞・春や宝塚記念の前哨戦として行われていたGⅡレースでした。開催時期やコースに違いはありませんが、全く別のレースと考えるのが妥当なので、2017年以降のGⅠレースのみ集計します。ですのでサンプルはかなり少なくなってしまいますが、過去4年間のデータで検証します。
まずは、大阪杯が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「定量(57kg・牝馬2kg減)」となっています。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 2-0-1-1/4 | 50.0% | 50.0% | 75.0% |
2人気 | 1-1-1-1/4 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
3人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4人気 | 0-1-2-1/4 | 0.0% | 25.0% | 75.0% |
5人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6人気 | 0-1-0-3/4 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
7人気 | 0-1-0-3/4 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
8人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
9人気 | 1-0-0-3/4 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
10人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13人気 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15人気 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【2-0-1-1】で2018年のスワーヴリチャードら2勝をあげ、連対率50.0%・複勝率75.0%。2人気が【1-1-1-1】で昨年のラッキーライラックが勝利し連対率50.0%・複勝率75.0%と、1・2人気は高い信頼度で拮抗しています。それとは対照的に3人気馬は1度も馬券に絡んだことがなく、かなりの不振傾向です。また、4人気は勝ち星こそないものの複勝率75.0%とトップタイの成績を残しています。なお、10人気以下の激走は1度もなく、一昨年の3連単9万馬券(9→2→4人気)を除いては、比較的堅めの決着が多いです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | |
0-0-1-4/5 | 0.0% | 0.0% | 20.0% | |
1-2-0-4/7 | 14.3% | 42.9% | 42.9% | |
1-1-1-4/7 | 14.3% | 28.6% | 42.9% | |
1-0-0-7/8 | 12.5% | 12.5% | 12.5% | |
0-0-1-7/8 | 0.0% | 0.0% | 12.5% | |
0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | |
1-1-1-5/8 | 12.5% | 25.0% | 37.5% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、・枠が最も馬券に絡んでおり、複勝率42.9%とトップの成績です。次いで、大外の枠に入った馬が複勝率37.5%の好成績を残しています。大外枠の成績が良いので、外が不利といった印象はありません。むしろ、内の・枠が不振傾向にあるのでこちらを注意した方がいいかもしれませんね。なお、・枠は一度も馬券に絡んだことのない「死の枠」となっています。
また、阪神芝2000m(内回り)全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-0-1-3/4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
先行 | 2-3-0-7/12 | 16.7% | 41.7% | 41.7% |
差し | 1-1-3-20/25 | 4.0% | 8.0% | 20.0% |
追込 | 1-0-0-14/15 | 6.7% | 6.7% | 6.7% |
狙っていきたい脚質は「先行馬」です。最多の2勝をあげており、複勝率が41.7%と別格の数字を残しています。そして、GⅠ昇格後の大阪杯は4角5番手以内の馬に勝ち馬が限定されているので、やはり前目のポジションを取っておきたいところです。また「差し馬」は好位・中団あたりで上手く脚を溜めることの出来た差しなら十分届きますが、後方からの差しは厳しいようです。
前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 1-2-2-8/13 | 7.7% | 23.1% | 38.5% |
2人気 | 2-1-1-9/13 | 15.4% | 23.1% | 30.8% |
3人気 | 1-1-1-9/12 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
4人気 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5人気 | – | – | – | – |
6〜9人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10人気〜 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走人気別成績で見ると、前走1人気馬が【1-2-2-8】で2018年のスワーヴリチャードが勝利し、連対率23.1%・複勝率38.5%と好成績を残しています。次いで前走2人気・3人気馬の順に好走しています。好走馬は全て前走3人気以内馬から出ており、前走4人気以下は1度も馬券に絡んでいません。
また、過去4年で3着以内馬12頭のうち、2017年3着のヤマカツエースを除く11頭が過去に2000m以上のGⅠで連対実績がありました。
前走馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
〜459kg | 0-0-1-2/3 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
460kg〜479kg | 0-1-1-12/14 | 0.0% | 7.1% | 14.3% |
480kg〜499kg | 0-2-0-14/16 | 0.0% | 12.5% | 12.5% |
500kg〜519kg | 1-1-1-9/12 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
520kg〜539kg | 3-0-1-5/9 | 33.3% | 33.3% | 44.4% |
540kg〜 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走馬体重別成績で見ると、前走500kg以上の大型馬が【4-1-2-16】で勝ち馬全てが含まれており、複勝率30.4%と高い成績を残しています。この3着以内馬7頭中5頭は5歳馬でした。一方で500kg未満の馬は【0-3-2-28】で複勝率15.2%と劣勢を示しており、この3着以内馬5頭中3頭は前走で勝利をおさめていました。
東西 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
関東馬 | 0-0-1-14/15 | 0.0% | 0.0% | 6.7% |
関西馬 | 4-4-3-30/41 | 9.8% | 19.5% | 26.8% |
東西別成績で見ると、関西馬が関東馬を圧倒しており、関西馬しか来ないといっても過言ではないレベルの差があるため、ここは関西馬を中心視したいところです。関東馬で唯一馬券内に入ったのは昨年の3着馬ダノンキングリーのみです。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 1-2-3-13/19 | 5.3% | 15.8% | 31.6% |
5歳 | 3-1-1-18/23 | 13.0% | 17.4% | 21.7% |
6歳 | 0-1-0-8/9 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
7歳〜 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
年齢別成績で見ると、4歳馬が【1-2-3-13】で複勝率31.6%と高い数字を残しているので中心視したい年齢です。次いで5歳馬が複勝率21.7%で、これら4・5歳馬で3着以内馬12頭中11頭を占めています。そこからは、年齢が上がっていくにつれて成績も乏しくなっているので、4・5歳馬の馬を中心に見たほうが良さそうです。
大阪杯に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1・2人気の信頼度はかなり高く、4人気にも注目。3人気と10人気以下の激走は1度もなく不振傾向。
3・4枠の成績が良く、大外の8枠にも注目。1・7枠は一度も馬券に絡んだことのない「死の枠」。
先行馬が別格の成績を残している。4角5番手以内の馬に勝ち馬が限定されている。
好走馬は全て前走3人気以内馬から出ており、前走4人気以下は1度も馬券に絡んでいない。
過去4年で3着以内馬12頭のうち、11頭が過去に2000m以上のGⅠで連対実績があった。
前走500kg以上の大型馬で勝ち馬全てが含まれている。
関西馬が関東馬を圧倒している。
4・5歳馬で3着以内馬12頭中11頭を占めている。