- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去10年分のデータを提示
この記事の目次
1957年に従来行われていた「阪神記念」を廃止し、新たに創設された4歳以上のハンデキャップ重賞「宝塚杯」が前身で、当初は6月に阪神競馬場の芝2200mコースで行われていました。1960年に現名称の「阪急杯」へと改称、距離が1800mに短縮されました。その後、1984年にGⅢに格付けされ、幾度かの条件変更の後、今に至っています。なお、2014年から本競走の優勝馬に高松宮記念の優先出走権が与えられています。
春のGⅠスプリント高松宮記念へ向けての重要な前哨戦として定着しており、上半期のスプリント王へ名乗りを上げる馬の走りに注目するレースです。
それでは、阪急杯の各種データを見ていきましょう。
まずは、阪急杯が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「別定 (56kg・牝馬2kg減)」となっています。
※2016年2月27日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
※2016年2月26日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 2-2-2-4/10 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
2人気 | 2-2-2-4/10 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
3人気 | 0-1-0-9/10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
4人気 | 2-4-0-4/10 | 20.0% | 60.0% | 60.0% |
5人気 | 0-0-3-7/10 | 0.0% | 0.0% | 30.0% |
6人気 | 1-0-0-9/10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
7人気 | 2-0-0-8/10 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
8人気 | 0-1-0-9/10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
9人気 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
10人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 1-0-1-8/10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
12人気 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
13人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
18人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【2-2-2-4】で2016年のミッキーアイルら2勝をあげ、連対率40.0%・複勝率60.0%という好成績を残しています。次いで2・4・7人気が各2勝、6・11人気が各1勝ずつとなっています。中でも注目すべきが4人気【2-4-0-4】で連対率60.0%とトップの成績です。なお、11人気馬の勝利は一昨年のスマートオーディン。さらに、2017年には12頭立てで⦅7→4→12人気⦆の順で決まり3連単248万馬券の大荒れとなりました。1人気の結果次第では大波乱の可能性を秘めている一戦です。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1-4-0-14/19 | 5.3% | 26.3% | 26.3% | |
2-0-4-13/19 | 10.5% | 10.5% | 31.6% | |
0-3-3-13/19 | 0.0% | 15.8% | 31.6% | |
0-1-1-17/19 | 0.0% | 5.3% | 10.5% | |
0-0-0-20/20 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | |
1-1-0-18/20 | 5.0% | 10.0% | 10.0% | |
4-0-0-20/24 | 16.7% | 16.7% | 16.7% | |
2-1-2-19/24 | 8.3% | 12.5% | 20.8% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、枠が【4-0-0-20】で昨年のベストアクターら4勝をあげるも、2・3着がないため複勝率16.7%とそれほど高くありません。その隣、大外の枠は【2-1-2-19】で複勝率20.8%とそこそこ。外目の〜枠で見れば過半数の7勝をあげています。逆に複勝率で目立つのが内目の〜枠で馬券に絡みやすい枠となっています。頭で狙うなら外枠、馬券内なら内枠とデータでは読み取ることができますね。なお、枠は過去10年で一度も馬券になったことのない「死の枠」となっています。
また、阪神芝1400m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 3-0-0-7/10 | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
先行 | 1-3-3-32/39 | 2.6% | 10.3% | 17.9% |
差し | 4-6-3-50/63 | 6.3% | 15.9% | 20.6% |
追込 | 2-1-4-45/52 | 3.8% | 5.8% | 13.5% |
狙っていきたい脚質は逃げ馬で、最も勝率の高い脚質となっています。スタート後しばらくしてからずっと坂を下るため、勢いの付いた逃げ・先行馬が有利でそのまま押し切るパターンが多いようです。ただ、ペースや展開次第ではスタミナのない逃げ馬がゴール前の急坂の餌食となり、差し馬にかわされるシーンもよく目にします。
レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
阪神C(GⅡ) | 3-4-2-19/28 | 10.7% | 25.0% | 32.1% |
シルクロードS(GⅢ) | 2-2-0-23/27 | 7.4% | 14.8% | 14.8% |
香港スプリント(GⅠ) | 2-0-0-0/2 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
京都金杯(GⅢ) | 1-2-1-8/12 | 8.3% | 25.0% | 33.3% |
雲雀S | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
洛陽S | 1-0-0-3/4 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
JBCスプリント(GⅠ) | 0-1-0-0/1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
京都牝馬S(GⅢ) | 0-1-0-3/4 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
マイルCS(GⅠ) | 0-0-2-4/6 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
東京新聞杯(GⅢ) | 0-0-2-15/17 | 0.0% | 0.0% | 11.8% |
大和S | 0-0-1-0/1 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
タンザナイトS | 0-0-1-1/2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
京阪杯(GⅢ) | 0-0-1-4/5 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
前走レース別成績で見ると、出走数が多い阪神C組が【3-4-2-19】で2015年のダイワマッジョーレら最多の3勝をあげ、連対率25.0%・複勝率32.1%と好成績です。この組の3着内馬9頭はいずれも前走で一桁人気の馬だったという共通点があります。次いで京都金杯組、シルクロードS組の順番で馬券内にきた頭数が多く、複勝率も優秀です。
前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 2-2-1-9/14 | 14.3% | 28.6% | 35.7% |
2人気 | 1-2-1-10/14 | 7.1% | 21.4% | 28.6% |
3人気 | 0-2-4-11/17 | 0.0% | 11.8% | 35.3% |
4人気 | 0-0-2-8/10 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
5人気 | 2-0-0-9/11 | 18.2% | 18.2% | 18.2% |
6〜9人気 | 2-4-1-38/45 | 4.4% | 13.3% | 15.6% |
10人気〜 | 1-0-1-49/51 | 2.0% | 2.0% | 3.9% |
前走人気別成績で見ると、前走1人気馬が【2-2-1-9】で昨年のベストアクターら2勝をあげ、連対率28.6%・複勝率35.7%と好成績を残しています。次いで前走2人気・3人気馬の複勝率も優秀です。これら前走3人気以内馬で3着以内馬30頭中半数の15頭を占めており、ここを中心視したいところです。
東西 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
関東馬 | 3-2-2-28/35 | 8.6% | 14.3% | 20.0% |
関西馬 | 7-8-8-106/129 | 5.4% | 11.6% | 17.8% |
地方招待馬 | – | – | – | – |
東西別成績で見ると、関西馬が【7-8-8-106】で圧倒しているように見えますが、出走数から考えると、関東馬の方が成績は優秀です。今年の出走馬で見ると、関東馬はベストアクター1頭しかいませんが、昨年の勝ち馬ですし、好走する可能性は大いにあります。
阪急杯に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
4人気の連対率がトップ。1人気の結果次第では大波乱の可能性を秘めている。
勝率なら外枠、複勝率なら内枠。5枠は過去10年一度も馬券に絡んだことのない「死の枠」
逃げ・先行馬が有利でそのまま押し切るパターンが多い。逃げ馬は勝率が高い。
前走阪神C組が好成績で、この組の3着内馬はいずれも前走で一桁人気の馬だったという共通点あり。
前走3人気以内馬で3着以内馬30頭中半数の15頭を占めており、ここを中心視したい。
関西馬より関東馬の方が成績は優秀。今年はベストアクター1頭のみ関東馬。