データ提示条件
- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去10年分のデータを提示
この記事の目次
1967年に創設された4歳(旧表記)限定の別定重賞「東京4歳ステークス」が前身で、当初は東京競馬場の芝1400mコースで行われていました。翌年に芝1600mへ延長され、1971年から芝1800mで行われるようになりました。その後、2001年に現名称の「共同通信杯」に改称され、今に至っています。
春の牡馬クラシックを目指す馬たちの重要なステップレースとなっており、ここで賞金を加算できれば皐月賞やダービーでも楽しみとなる注目の一戦です。
それでは、共同通信杯の各種データを見ていきましょう。
まずは、共同通信杯が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「別定 （牡馬・せん馬56kg、牝馬54kg）」となっています。
※収得賞金1800万円以上の馬は1kg増
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1人気 | 1-3-1-5/10 | 10.0% | 40.0% | 50.0% |
| 2人気 | 2-1-2-5/10 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
| 3人気 | 4-2-2-2/10 | 40.0% | 60.0% | 80.0% |
| 4人気 | 1-1-2-6/10 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
| 5人気 | 0-1-1-8/10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
| 6人気 | 2-2-0-6/10 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
| 7人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 8人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 9人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
| 10人気 | 0-0-1-7/8 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
| 11人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 12人気 | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 13人気 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 14人気 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。勝ち馬は全て上位6人気以内の馬から出ており、3人気が【4-2-2-2】で昨年のダーリントンホールら4勝をあげ、連対率60.0%・複勝率80.0%と驚異の数字を残しています。また、連対馬も全て上位6人気以内、3着馬は10頭中8頭が5人気以内とデータからはそこまで荒れる印象ではありませんが、1〜3人気から1頭しか馬券に絡まなかった年に大きめの配当が出ています。2018年の三連単56万馬券(6→3→10人気)や、2016年の三連単10万馬券(6→5→3人気)など荒れる時は荒れているため、波乱の見極めがカギとなりそうです。
| 枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 3-1-0-6/10 | 30.0% | 40.0% | 40.0% | |
| 1-3-0-6/10 | 10.0% | 40.0% | 40.0% | |
| 1-0-0-10/11 | 9.1% | 9.1% | 9.1% | |
| 1-1-4-6/12 | 8.3% | 16.7% | 50.0% | |
| 2-1-0-11/14 | 14.3% | 21.4% | 21.4% | |
| 1-1-2-12/16 | 6.3% | 12.5% | 25.0% | |
| 1-2-3-12/18 | 5.6% | 16.7% | 33.3% | |
| 0-1-1-16/18 | 0.0% | 5.6% | 11.1% |
枠順別成績は、最多の3勝をあげている枠が【3-1-0-6】で連対率40.0%、また隣の枠も【1-3-0-6】で連対率40.0%と、内枠の連対率の高さが際立っています。最も馬券に絡んでいるのは枠で複勝率50.0%とかなりの好成績となっています。内目の~ 枠に入った馬が【6-5-4-28】で複勝率34.9%、対して外目の~ 枠に入った馬は【4-5-6-51】で複勝率22.7%と劣勢を示しており、内目の枠の方が好走率は高いレースといえます。これは、1回東京開催はDコースで行われるため、内ラチから9mも外側に柵が設けられることになり、どうしても内目の枠が有利に働くのでしょう。
また、東京芝1800m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 逃げ | 0-3-1-8/12 | 0.0% | 25.0% | 33.3% |
| 先行 | 6-4-6-17/33 | 18.2% | 30.3% | 48.5% |
| 差し | 2-3-2-22/29 | 6.9% | 17.2% | 24.1% |
| 追込 | 2-0-1-32/35 | 5.7% | 5.7% | 8.6% |
狙っていきたい脚質は逃げ・先行馬で、中でも先行馬が最も馬券に絡みやすい脚質となっています。1回東京開催はDコースで行われるため、前目の馬が残るケースは十分に想定しておく必要がありそうです。また、好位〜中団からの差しが決まるパターンが最も多いのは事実ですが、ペースや展開次第では瞬発力の高い馬が中団〜後方から差すというパターンも見られます。
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 2週 | 0-2-1-6/9 | 0.0% | 22.2% | 33.3% |
| 3週 | 1-1-1-11/14 | 7.1% | 14.3% | 21.4% |
| 4週 | 0-1-2-11/14 | 0.0% | 7.1% | 21.4% |
| 5〜9週 | 6-4-3-36/49 | 12.2% | 20.4% | 26.5% |
| 10週〜 | 3-2-3-15/23 | 13.0% | 21.7% | 34.8% |
レース間隔別成績で見ると、間隔が5週以上だった馬が【9-6-6-51】で勝率12.5%、複勝率29.2%で好成績を残しています。対して4週以下だった馬は【1-4-4-28】で勝率2.7%、複勝率24.3%と劣勢を示しています。特に勝率にはかなりの差が生まれているので、勝ち馬は5週以上の馬から探すのが良いでしょう。
| 前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 新馬 | 1-1-1-4/7 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
| 未勝利 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 1勝 | 3-2-2-26/33 | 9.1% | 15.2% | 21.2% |
| 2勝 | – | – | – | – |
| 3勝 | – | – | – | – |
| OPEN | 2-2-1-4/9 | 22.2% | 44.4% | 55.6% |
| GIII | 3-2-6-22/33 | 9.1% | 15.2% | 33.3% |
| GII | 1-0-0-4/5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
| GI | 0-3-0-4/7 | 0.0% | 42.9% | 42.9% |
前走クラス別成績で見ると、上記表の上下で計算した場合、OPEN・重賞組が【6-7-7-34】複勝率37.0%と好成績なのに対し、新馬・未勝利・1勝クラス組は【4-3-3-40】複勝率20.0%と約2倍の差があります。ただし、GIだけで見ると【0-3-0-4】と勝ち馬は出ておりません。また、出走数こそ少ないものの新馬戦組が【1-1-1-4】複勝率42.9%を記録している点には注意が必要です。ですが、なんと今年は新馬組が4頭と多いので要チェックです。
| 東西 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 関東馬 | 6-6-6-49/67 | 9.0% | 17.9% | 26.9% |
| 関西馬 | 4-4-4-25/37 | 10.8% | 21.6% | 32.4% |
| 地方招待馬 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
東西別成績で見ると、関西馬が出走数こそ少ないものの、勝率・連対率・複勝率をどれを見ても関東馬より好成績なのが分かります。今回で言うと、東西各6頭の同数なので、関西馬を中心に考えた方が良いかもしれません。
共同通信杯に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
比較的堅め決着が多いが波乱の見極めがカギ。3人気が複勝率80.0%と驚異の数字。
1・2枠の連対率が40.0%と際立っている。4枠が複勝率が50.0%で最も馬券に絡んでいる。
好位〜中団からの差し馬が有力だが、Dコースが使用されるため、前目の馬が残るケースを想定しておく必要あり。
勝ち馬は5週以上間隔の空いた馬から探すのが良い。
前走OPEN・重賞組が複勝率37.0%と好成績。出走数は少ないが新馬戦組が複勝率42.9%を記録している点には要注意。
関西馬が出走数こそ少ないものの、勝率・連対率・複勝率をどれを見ても関東馬より上。
