- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去7年分のデータを提示
この記事の目次
1963年に3歳以上のハンデキャップ重賞として創設され、当初は中京競馬場の砂2000mコースで行われていました。1970年に中京競馬場の芝コースが完成してからは、芝2000mのレースとして定着しています。2004年から6月開催の牝馬限定戦へと変更し、2006年に施行時期が12月となりました。そして、2015年は開催がなく、2016年から年明けの開催に移設され今に至ります。
牝馬限定戦となってからは、クラシックを賑わせた馬が活躍する一方、人気薄の格上挑戦馬や上がり馬が激走することもあります。春のヴィクトリアマイルや、秋のエリザベス女王杯も視野に入れ、賞金加算を目指す要注目の一戦です。
それでは、愛知杯の各種データを見ていきましょう。
例年、愛知杯は中京競馬場で行われていますが、過去10年を遡ると2011年・2020年は小倉競馬場で行われております。それに加え、2015年は開催がありませんでしたので、該当する3年は除外して、過去7年間のデータで検証します。
まずは、愛知杯が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 2-1-1-3/7 | 28.6% | 42.9% | 57.1% |
2人気 | 0-1-1-5/7 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
3人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4人気 | 0-0-2-5/7 | 0.0% | 0.0% | 28.6% |
5人気 | 0-1-0-6/7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
6人気 | 1-0-1-5/7 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
7人気 | 1-0-0-6/7 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
8人気 | 2-0-0-5/7 | 28.6% | 28.6% | 28.6% |
9人気 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10人気 | 0-2-1-4/7 | 0.0% | 28.6% | 42.9% |
11人気 | 0-1-0-6/7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
12人気 | 1-0-0-6/7 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
13人気 | 0-0-1-6/7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
14人気 | 0-1-0-6/7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
15人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
17人気 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
18人気 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去7年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。牝馬のハンデ戦だけあって荒れるレースとして知られている通り、馬券に絡む馬は14人気まで広く分布しています。1人気の複勝率は57.1%もある一方、2〜5人気は【0-2-3-23】で複勝率が17.9%とやや苦しく、上位人気は1人気以外あまり信用できないデータとなっています。また、8人気が2勝、10人気が2着2回と伏兵の好走がかなり目立っています。
負担重量に関しては「ハンデキャップ」となっています。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-1-1-10/12 | 0.0% | 8.3% | 16.7% | |
1-0-0-12/13 | 7.7% | 7.7% | 7.7% | |
1-1-0-12/14 | 7.1% | 14.3% | 14.3% | |
1-2-2-9/14 | 7.1% | 21.4% | 35.7% | |
1-0-1-12/14 | 7.1% | 7.1% | 14.3% | |
2-0-0-12/14 | 14.3% | 14.3% | 14.3% | |
1-2-1-15/19 | 5.3% | 15.8% | 21.1% | |
0-1-2-16/19 | 0.0% | 5.3% | 15.8% |
枠順別成績は、これまで~ 枠から勝ち馬が出ています。サンプルが少ないので何とも言えませんが、どの枠もそこまで変わらない成績であることから、枠はあまり重要ではないのかもしれません。強いて言えば、枠の複勝率が35.7%と好成績を残しているので、中目の枠の相性が良さそうです。また、中京芝2000m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-6/8 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
先行 | 2-2-2-18/24 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
差し | 1-5-3-48/57 | 1.8% | 10.5% | 15.8% |
追込 | 3-0-1-26/30 | 10.0% | 10.0% | 13.3% |
狙っていきたい脚質は、逃げ・先行馬です。ともに複勝率が25.0%で最も馬券に絡みやすいというデータを残しています。ですが、注目すべきはむしろ差し・追込み馬の方で、【4-5-4-74】と馬券になっている大半がこの脚質。分母が大きいので率で見ると影が薄くなりますが、上り1位の脚を使った馬は【3-2-0-2】複勝率71.4%とかなりの好成績を残しているので、差し・追込み馬からフォーカスを当ててみた方が良さそうです。
東西 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
関東馬 | 2-2-3-39/46 | 4.3% | 8.7% | 15.2% |
関西馬 | 5-5-4-59/73 | 6.8% | 13.7% | 19.2% |
東西別成績で見ると、関西馬が大半の5勝をあげており、連対率・複勝率を見ても関東馬より好成績なのが分かります。大きな差ではありませんが、関西馬が優勢なのは頭に入れておいて損はなさそうです。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 2-2-4-16/24 | 8.3% | 16.7% | 33.3% |
前走2着 | 1-0-0-3/4 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
前走3着 | 1-1-0-6/8 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
前走4着 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走5着 | 1-2-2-5/10 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
前走6〜9着 | 0-1-1-34/36 | 0.0% | 2.8% | 5.6% |
前走10着〜 | 2-1-0-27/30 | 6.7% | 10.0% | 10.0% |
前走着順別成績で見ると、前走5着馬が【1-2-2-5】で複勝率50.0%とかなり高い好成績を収めています。ですが注目して欲しいのが、前走1着馬。【2-2-4-16】で成績も優秀であり、過去7年全てで1頭以上が馬券に絡んでいるので、要注目です。
前走から斤量増減 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
増減なし | 2-2-4-25/33 | 6.1% | 12.1% | 24.2% |
今回斤量増 | 0-1-1-12/14 | 0.0% | 7.1% | 14.3% |
今回斤量減 | 5-4-2-61/72 | 6.9% | 12.5% | 15.3% |
前走からの斤量増減別成績で見ると、今回斤量減となる馬が【5-4-2-61】で大半の5勝をあげており、2着も4回と目立っています。ですが注目すべきは、今回斤量増減なしの馬です。【2-2-4-25】で複勝率24.2%と最も馬券に絡んでおり、さらに掘り下げると、過去7年全てで1頭以上が馬券に絡んでいるので、見逃しは厳禁です。
愛知杯に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
波乱傾向の強いレースで、伏兵が台頭しやすい傾向にある。人気馬への過度な期待は禁物だが1人気は信頼できる。
そこまで大きな差はないが、中目の枠の成績が良く特に複勝率の高い4枠に注目。
上り1位の脚を使った馬の成績がかなり良く、差し・追込み馬からフォーカスを。
前走1着だった馬は、過去7年全てで1頭以上が馬券に絡んでいる。
前走からの斤量増減なしの馬は、過去7年全てで1頭以上が馬券に絡んでいる。