- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去10年分のデータを提示
この記事の目次
中央競馬の一年を締めくくるグランプリレースとして定着しており、競馬ファン以外にも年末の風物詩として広く知られています。
第1回からずっと中山競馬場で行われており、1984年のグレード制導入でGⅠに格付けされました。1996年には従来の推薦方式を廃止して、ファン投票上位10頭ならびに競走成績を考慮して出走馬の選出が行われるようになりました。
このレースは中山芝2500m内回りが舞台なので、コーナーを6つ回る器用さと、ゴール前の急坂を2度超えるためのスタミナが重要となります。
幾多の名馬たちがJRAの歴史に語り継がれる名勝負を繰り広げてきたレースですので、瞬き厳禁の一戦です。
それでは、有馬記念の各種データを見ていきましょう。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 5-2-1-2/10 | 50.0% | 70.0% | 80.0% |
2人気 | 2-1-2-5/10 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
3人気 | 1-1-2-6/10 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
4人気 | 1-1-2-6/10 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
5人気 | 0-1-0-9/10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
6人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7人気 | 0-1-0-9/10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
8人気 | 1-1-0-8/10 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
9人気 | 0-1-2-7/10 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
10人気 | 0-1-0-9/10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
11人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
13人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
15人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。人気どころは馬券に絡みやすい結果となっており、1人気の複勝率は80.0%もあり、信頼度はかなり高いものとなっています。上位4人気以内で大半の9勝をあげており、今年の勝馬もこの辺りから出てくると考えるのが妥当でしょうか。その他の1勝は2015年にゴールドアクターが8人気で勝利しています。また、2・3着馬は下位人気まで幅広く分布しており、過去10年中7年で8人気以下の伏兵が1頭ずつ3着以内に激走しています。つまりヒモ荒れとなるケースが多いようですね。
負担重量に関しては、「定量 (3歳55kg・4歳以上57kg・牝馬2kg減)」
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-1-1-15/19 | 10.5% | 15.8% | 21.1% | |
1-2-0-16/19 | 5.3% | 15.8% | 15.8% | |
2-2-0-14/18 | 11.1% | 22.2% | 22.2% | |
2-2-1-15/20 | 10.0% | 20.0% | 25.0% | |
0-2-3-15/20 | 0.0% | 10.0% | 25.0% | |
2-1-2-15/20 | 10.0% | 15.0% | 25.0% | |
1-0-2-17/20 | 5.0% | 5.0% | 15.0% | |
0-0-1-19/20 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
枠順別成績は、内目の~ 枠に入った馬が【7-7-2-60】で7勝をあげ、連対率18.4%・複勝率21.1%の好成績を残しています。対して外目の~ 枠に入った馬は【3-3-8-66】で連対率7.5%・複勝率17.5%と劣勢を示しており、連対率で見れば2倍以上の差があることは見落とせません。なお、大外の枠は【0-0-1-19】で連対したことがなく、複勝率も5.0%とかなり厳しいデータとなっています。コース形態からも内枠が有利なことは明白で、それについて詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-9/11 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
先行 | 6-3-3-31/43 | 14.0% | 20.9% | 27.9% |
差し | 3-7-4-44/58 | 5.2% | 17.2% | 24.1% |
追込 | 0-0-2-42/44 | 0.0% | 0.0% | 4.5% |
狙っていきたい脚質は、先行・差し馬です。コース形態から逃げ馬が4角先頭でそのまま押し切るのは至難の業であり、追込み馬が捲っての直線一気も難しいです。好位・中団あたりで上手く脚を溜めることの出来た馬に有利に働きます。
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
新馬 | – | – | – | – |
未勝利 | – | – | – | – |
1勝 | – | – | – | – |
2勝 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3勝 | – | – | – | – |
OPEN | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
GIII | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
GII | 1-2-0-28/31 | 3.2% | 9.7% | 9.7% |
GI | 7-8-8-81/104 | 6.7% | 14.4% | 22.1% |
海外 | 2-0-1-6/9 | 22.2% | 22.2% | 33.3% |
前走クラス別成績で見ると、GI組が【7-8-8-81】で最も多い7勝をあげています。その中でも菊花賞組が【4-1-2-3】と好相性を示しています。一昨年のブラストワンピースら最多の4勝をあげ、連対率50.0%、複勝率70.0%とかなり高い数字となっています。昨年はワールドプレミアが3着に入り、出走馬がいる年は必ず1頭馬券に絡んでいます。
次に出走数が抜けて多いジャパンC組は【3-4-6-47】で2017年キタサンブラックら3勝で、連対率11.7%、複勝率21.7%とそこそこ。この中で今回の有馬記念が休み明け3戦目の馬となると【2-4-6-27】で複勝率30.8%と優秀です。逆に休み明け2戦目の馬となると【0-0-0-5】と奮っていません。
他ではアルゼンチン共和国杯組が【1-0-0-5】で、2015年のゴールドアクターが勝利。天皇賞(秋)組は【0-2-0-13】、エリザベス女王杯組は【0-1-0-14】でともに勝ち馬が出ていません。
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ステイゴールド | 3-1-2-14/20 | 15.0% | 20.0% | 30.0% |
ディープインパクト | 2-0-1-20/23 | 8.7% | 8.7% | 13.0% |
ハーツクライ | 1-1-2-12/16 | 6.3% | 12.5% | 25.0% |
ブラックタイド | 1-1-1-1/4 | 25.0% | 50.0% | 75.0% |
ネオユニヴァース | 1-1-0-5/7 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
スクリーンヒーロー | 1-0-1-0/2 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
ハービンジャー | 1-0-0-1/2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
キングカメハメハ | 0-2-3-17/22 | 0.0% | 9.1% | 22.7% |
サンプルが少ないため種牡馬の成績は参考程度ですが、今年の出走馬で当てはめれば、1番出走数の多いディープインパクト産駒に注目です。ラヴズオンリーユー・ワールドプレミア・カレンブーケドール・フィエールマン・サラキアの5頭がそうですね。他の注目産駒を挙げるとすれば、最も勝ち星の多いステイゴールド産駒のクレッシェンドラヴ、好走率の高いハービンジャー産駒のブラストワンピース・ペルシアンナイトにも目を向けた方が良さそうです。
前走馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
~399kg | – | – | – | – |
400~419kg | – | – | – | – |
420~439kg | 0-1-0-4/5 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
440~459kg | 0-0-0-0/19 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
460~479kg | 2-2-2-19/25 | 8.0% | 16.0% | 24.0% |
480~499kg | 2-2-1-43/48 | 4.2% | 8.3% | 10.4% |
500~519kg | 2-2-3-26/33 | 6.1% | 12.1% | 21.2% |
520~539kg | 1-3-3-8/15 | 6.7% | 26.7% | 46.7% |
540~kg | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
前走馬体重別成績で見ると、勝ち馬10頭は全て460kg以上でした。中でも前走520kg以上の大型馬は【2-3-3-8】で一昨年のブラストワンピースら2勝をあげ、連対率31.2%、複勝率50.0%とかなり優秀です。対して前走460kg未満の馬は【0-1-0-23】で、2012年2着のオーシャンブルーしか好走していません。
有馬記念に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1人気の複勝率は80.0%もあり、信頼度はかなり高い。過去10年中7年で8人気以下の馬が1頭ずつ3着以内に激走しているので伏兵に注目。
内目の枠の成績が良く特に勝率の高い3枠に注目。大外の8枠はかなり厳しい。
先行・差し馬に展開が向きそう。好位・中団あたりで上手く脚を溜めることの出来た馬が馬券に絡みやすい。
前走GIを使った馬がかなり優勢。その中でも菊花賞組が【4-1-2-3】と好相性。
前走520kg以上の大型馬は【2-3-3-8】とかなり優秀。逆に前走460kg未満の馬は厳しい。
過去に有馬記念で好走歴のある馬は要注目。