前回の【血統コラム】では、「阪神芝1400mで好走している血統とは??」ということで血量まで深く切り込んで好走するインブリード(クロス血統)を見ていきました。
今回のコラムでは、「東京ダート1600mで好走している血統とは??」ということで馬券を買う際に使える情報を書いていきたいと思います。
内容としては、「種牡馬」「母父馬」「インブリード(クロス血統)」についてです。「種牡馬」だけではなく血について掘り下げて書くので血統重視の場合はかなり参考になると思いますよ。
それでは、データと併せて「東京ダート1600mで好走する血統」をご覧ください。
この記事の目次
データ提示条件
レース出走回数が10回以上あるもの
血統を比較検討するため「勝率の高い種牡馬」「勝率の低い種牡馬」を掲載
上記条件で、全ての馬を記載はしない(取り上げる数は不定とする)
データの集計期間は、2017年5月1日~2020年4月30日までとする
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
10-2-2-10/24 | 41.7% | 50.0% | 58.3% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4-0-0-9/13 | 30.8% | 30.8% | 30.8% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3-0-1-7/11 | 27.3% | 27.3% | 36.4% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3-2-2-12/19 | 15.8% | 26.3% | 36.8% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-5-0-6/13 | 15.4% | 53.8% | 53.8% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
7-4-2-35/48 | 14.6% | 22.9% | 27.1% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4-1-1-22/28 | 14.3% | 17.9% | 21.4% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
17-13-13-77/120 | 14.2% | 25.0% | 35.8% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
7-4-8-33/52 | 13.5% | 21.2% | 36.5% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
20-10-11-132/173 | 11.6% | 17.3% | 23.7% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
5-2-3-36/46 | 10.9% | 15.2% | 21.7% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
6-3-5-44/58 | 10.3% | 15.5% | 24.1% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1-2-2-5/10 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
こんなところでしょうか。一部は「勝率」順に並べていますが、例外もあります。
Tapit産駒の東京ダート1600mでの成績が凄まじいですね。7頭が24回走っていますが、このコースに抜群の適正があることがわかっているんでしょうね。
種牡馬成績だけでは、更に深く切り込むことができないと思うので読み進めていってくださいね。
データ提示条件
レース出走回数が10回以上あるもの
血統を比較検討するため「勝率の高い種牡馬」「勝率の低い種牡馬」を掲載
上記条件で、全ての馬を記載はしない(取り上げる数は不定とする)
データの集計期間は、2017年5月1日~2020年4月30日までとする
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-29/29 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-20/20 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-17/17 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-13/13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-13/13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去3年のデータで、10回以上出走機会がある種牡馬を数頭あげています。一部だけの紹介です。
更に血量まで読み進めていくとここには掲載できていない種牡馬と繁殖牝馬の配合で東京ダート1600mでは合っているのかどうかということもある程度見えてくるはずですよ。
データ提示条件
レース出走回数が10回以上あるもの
血統を比較検討するため「勝率の高い母父馬」「勝率の低い母父馬」を掲載
上記条件で、全ての馬を記載はしない(取り上げる数は不定とする)
データの集計期間は、2017年5月1日~2020年4月30日までとする
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
7-3-3-15/28 | 25.0% | 35.7% | 46.4% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3-1-1-7/12 | 25.0% | 33.3% | 41.7% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3-3-1-6/13 | 23.1% | 46.2% | 53.8% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3-2-1-7/13 | 23.1% | 38.5% | 46.2% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-2-0-7/11 | 18.2% | 36.4% | 36.4% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-1-0-8/11 | 18.2% | 27.3% | 27.3% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-2-3-5/12 | 16.7% | 33.3% | 58.3% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-1-3-6/12 | 16.7% | 25.0% | 50.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-1-1-8/12 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4-3-1-19/27 | 14.8% | 25.9% | 29.6% |
これはあくまでも一部のデータです。
ネイティブダンサー系が母父にいるとかなり好成績を残しています。今回紹介した母父馬は8割型ネイティブダンサー系となっています。注目しましょう。
データ提示条件
レース出走回数が10回以上あるもの
血統を比較検討するため「勝率の高い母父馬」「勝率の低い母父馬」を掲載
上記条件で、全ての馬を記載はしない(取り上げる数は不定とする)
データの集計期間は、2017年5月1日~2020年4月30日までとする
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-15/15 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-15/15 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
勝ち鞍をあげることができていない母父馬はかなり多いので一部のみの紹介となります。
母父馬の成績を見ただけではなんとも言えませんが、ニアークティック系が若干多いのかなというレベルです。
それでは、次は東京ダート1600mで好走している血量まで切り込んで見ていくことにしましょう。
データ提示条件
レース出走回数が10回以上あるもの
全ての馬を記載はしない(取り上げる数は不定とする)
データの集計期間は、2017年5月1日~2020年4月30日までとする
父方の5代前にNureyev・母方の4代前にNureyevの血を持っていると好走するケースがあるようです。血量で言えば9.375%です。
31回の出走機会のうち6回勝利しています。(勝率 : 19.4%)
他にも「勝率」の高いクロスはありますが、その紹介は後ほどとしてまずは、Nureyev5×4のこれまでの例を踏まえて見ていきたいと思います。
アポロキングダム産駒。過去3年間で東京ダート1600mという条件を14頭の馬が走っています。かいつまんで例を紹介します。
アポロキングダム産駒の成績
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
7-4-8-33/52 | 13.5% | 21.2% | 36.5% |
アポロキングダムは、父方の4代目にNureyevの血があるのでその産駒は5×4になる可能性があります。
東京ダート1600mの条件で、52度の出走機会があり、14頭が走っています。Nureyev5×4は「勝率」こそ高いものの出走回数がそんな多くないので頻繁に出会うことはできません。
セガールモチンモク
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2-0-2-3/7 | 28.6% | 28.6% | 57.1% |
この馬は、Nureyev5×4を持っています。3回馬券外となっていますが、良い成績を残しているのではないでしょうか。デビューから15着(福島芝1200m)→17着(新潟芝1200m)→14着(新潟芝1800m)と2桁着順でしたが、4戦目に東京ダート1600mで一変し13人気の3着という結果でした。複勝で18.9倍ついたのでかなり美味しい馬券ですね。
アポロマーキュリー
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1-2-2-5/10 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
この馬は、Nureyev5×4がありません。
ロダルキラー
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1-1-1-0/3 | 33.3% | 66.7% | 100.0% |
この馬は、Nureyev5×4がありません。
アポロレイア
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1-1-0-3/5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
この馬は、Nureyev5×4がありません。
アポロチーター
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
この馬は、Nureyev5×4を持っています。新馬戦で東京ダート1600mという条件でしたが8人気の4着という結果でした。1頭強い馬がいましたが、ゲートがまともにこなせていたら3着には届いたのではないでしょうか。
成績を見る限り、やはり東京ダート1600mの適正はかなりあると思います。
全ての産駒成績は見ませんが、もう一例だけいこうと思います。見るのはヴァーミリアン産駒です。こちらも父方の4代目にNureyevがいるので5×4になる可能性がある種牡馬です。
ヴァーミリアン産駒の成績
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
6-7-3-71/87 | 6.9% | 14.9% | 18.4% |
ヴァーミリアン産駒全体の成績は突出したものはありませんが、中身を見ていきましょう。ちなみに87回の出走機会は43頭のヴァーミリアン産駒が走っています。
サンチェサピーク
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3-1-1-3/8 | 37.5% | 50.0% | 62.5% |
この馬は、Nureyev5×4を持っています。人気ところだったため極端に美味しいオッズはありません。
レジーナトウショウ
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
Nureyev5×4を持っていますが、11人気16着という結果でした。
ヤシャジン
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
Nureyev5×4を持っていますが、13人気12着という結果でした。
Nureyev5×4を持っている場合に更にそこから絞る手段もあるでしょう。前回の阪神芝1400mの記事でも書きましたが母父馬が重要です。
例えば、サンチェサピークはネイティヴダンサー系×ネイティヴダンサー系です。レジーナトウショウは、ネイティヴダンサー系×ニアークティック系。ヤシャジンは、ネイティヴダンサー系×ロイヤルチャージャー系です。
母父馬の成績のところで書きましたが、ネイティヴダンサー系が比較的良い成績を残していると書きました。レジーナトウショウやヤシャジンの馬券を買うのは良い判断だと思います。しかし更にレースを絞りたいといった場合には、母父馬を見るのが一番良いと個人的には思います。
その他のNureyevのクロス
阪神芝1400mでも同様に母父馬も重要そうだということをデータを提示しながら根拠を示しました。
東京ダート1600mに関しても母父馬は重要となってくる要素で特にネイティヴダンサー系ならば注目でしょう。種牡馬よりも母父馬のほうの成績に顕著に出ているためこのコースでは母父馬の系統にも注視したいです。
「東京ダート1600mで好走している血統とは??」ということでデータを交えて記事を書いてきました。このコースは血量に加え、母父馬が重要なコースだと思います。
今回、Nureyevのクロスしか紹介しませんでしたが注目したいクロスが5つほどあるのですが、長くなりすぎるので一旦Nureyevの紹介だけとなります。
出会える機会は多くないかもしれませんが、もし出会えたら少しでも回収率アップに役立つ情報なのではないかなと思いますので是非ご活用ください。
競馬に絶対はありませんが、少しでも的中率・回収率が上がるようにこれからもお手伝いしていきます。バチっと血統予想で穴馬を当てて収支を伸ばしちゃいましょう。