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マイルチャンピオンシップGI(2021年)データまとめ

データ提示条件
  • 天候は不問とする
  • 馬場状態は不問とする
  • 過去10年分のデータを提示

マイルCSデータまとめ

マイルチャンピオンシップについて

阪神競馬場・芝1600m(外回り)コースが舞台のGⅠ・3歳以上定量戦です。

春の安田記念と並んで秋のマイル王決定戦として定着しているレースです。3歳馬と古馬との対決が繰り広げられ、ベストマイラーが決定する頂上決戦として、注目の一戦です。

 

それでは、マイルチャンピオンシップの各種データを見ていきましょう。

 

 

前提条件

例年、マイルチャンピオンシップは京都競馬場で開催されていますが、昨年同様に京都競馬場整備工事に伴い、今年も阪神競馬場開催です。

阪神と京都が混在してしまいますが、京都競馬場で行われていた9年間のデータを含む過去10年間のデータで検証します。

 

 

コースの特徴

まずは、マイルチャンピオンシップが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。

 

 

 

負担重量について

負担重量に関しては「定量 (3歳56kg・4歳以上57kg・牝馬2kg減)」となっています。

 

 

【過去10年分】単勝人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1人気 1-2-2-5/10 10.0% 30.0% 50.0%
2人気 1-3-0-6/10 10.0% 40.0% 40.0%
3人気 2-4-0-4/10 20.0% 60.0% 60.0%
4人気 3-0-2-5/10 30.0% 30.0% 50.0%
5人気 2-0-2-6/10 20.0% 20.0% 40.0%
6人気 0-0-1-9/10 0.0% 0.0% 10.0%
7人気 0-0-2-8/10 0.0% 0.0% 20.0%
8人気 1-0-0-9/10 10.0% 10.0% 10.0%
9人気 0-0-1-9/10 0.0% 0.0% 10.0%
10人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
11人気 0-1-0-9/10 0.0% 10.0% 10.0%
12人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
13人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
14人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
15人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
16人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
17人気 0-0-0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
18人気 0-0-0-7/7 0.0% 0.0% 0.0%

【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【1-2-2-5】で昨年のグランアレグリアの1勝のみで、連対率30.0%・複勝率50.0%と人気どおりの信頼度とは言えません。以下、4人気が3勝、3・5人気が各2勝、2・8人気が各1勝ずつあげています。(8人気での勝利馬は2014年のダノンシャークです)

2着馬は3人気以内に9頭、3着馬は全て9人気以内におさまっています。

配当面では、過去10年で3連単10万円以上が2回しかなく、ともに2014年以前の話。2015年以降の近6年は馬券になった馬は全て7人気以内で、いずれも3連単6万円以下の堅め決着が続いています。

 

 

【過去10年分】枠順別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
2-2-0-16/20 10.0% 20.0% 20.0%
1-1-3-15/20 5.0% 10.0% 25.0%
3-0-1-16/20 15.0% 15.0% 20.0%
0-4-2-14/20 0.0% 20.0% 30.0%
0-1-0-19/20 0.0% 5.0% 5.0%
1-1-0-18/20 5.0% 10.0% 10.0%
0-1-3-23/27 0.0% 3.7% 14.8%
3-0-1-26/30 10.0% 10.0% 13.3%

枠順別成績は、コースが違うので参考程度ですが、注目すべきなのが枠で、勝ち馬こそ出ておりませんが、複勝率がトップの成績であり、このレースにおいては相性の良い枠と言えます。枠が【6-7-6-61】で複勝率23.8%なのに対して、枠が【4-3-4-86】で複勝率11.2%であることから、枠より内の枠が狙い目と言えるでしょうか。

なお、馬番別で見ると[6番]・[9番]は過去10年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。

また、阪神芝1600m(外回り)全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。

 

 

 

【過去10年分】脚質別成績

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-0-0-9/10 10.0% 10.0% 10.0%
先行 1-3-4-27/35 2.9% 11.4% 22.9%
差し 6-7-4-66/83 7.2% 15.7% 20.5%
追込 2-0-2-45/49 4.1% 4.1% 8.2%

狙っていきたい脚質は「先行馬」です。複勝率においてトップの成績で最も馬券に絡みやすい脚質となっています。

ほとんどが京都競馬場の成績なので参考までに。

 

 

【過去10年分】前走レース別成績

レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
富士S(GⅡ)(GⅢ) 3-3-1-44/51 5.9% 11.8% 13.7%
スプリンターズS(GⅠ) 2-1-0-6/9 22.2% 33.3% 33.3%
毎日王冠(GⅡ) 2-0-2-19/23 8.7% 8.7% 17.4%
天皇賞・秋(GⅠ) 1-1-2-10/14 7.1% 14.3% 28.6%
安田記念(GⅠ) 1-1-0-3/5 20.0% 40.0% 40.0%
京都大賞典(GⅡ) 1-0-0-1/2 50.0% 50.0% 50.0%
スワンS(GⅡ) 0-4-2-34/40 0.0% 10.0% 15.0%
札幌記念(GⅡ) 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0%
府中牝馬S(GⅡ) 0-0-1-6/7 0.0% 0.0% 14.3%
海外レース(GⅠ) 0-0-1-1/2 0.0% 0.0% 50.0%
その他のレース 0-0-0-29/29 0.0% 0.0% 0.0%

前走レース別成績で見ると、出走数最多の富士S組が【3-3-1-44】で2017年のペルシアンナイトら最多の3勝をあげ、複勝率13.7%。この組は富士Sで勝利した馬が【1-1-1-3】で連対率33.3%・複勝率50.0%とかなり高い好走率を誇ります。

次に出走数の多いスワンS組は【0-4-2-34】で勝利馬は出ておらず、複勝率15.0%。この組の好走馬6頭はいずれもスワンSで3着以内の馬でした。

 

 

【過去10年分】前走着順別成績

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1着 3-2-4-20/29 10.3% 17.2% 31.0%
2着 2-4-0-16/22 9.1% 27.3% 27.3%
3着 2-2-3-13/20 10.0% 20.0% 35.0%
4着 0-0-2-14/16 0.0% 0.0% 12.5%
5着 1-1-1-13/16 6.3% 12.5% 18.8%
6〜9着 2-1-0-33/36 5.6% 8.3% 8.3%
10着〜 0-0-0-38/38 0.0% 0.0% 0.0%

前走着順別成績で見ると、上位着順の好走が目立っています。特に3着以内だと【7-8-7-49】で3着以内馬30頭中22頭がこれに該当しており、複勝率31.0%もあるため、前走3着内馬は評価を上げても良さそうです。

対して、前走4着以下だった馬は【3-2-3-98】で複勝率7.5%とかなりの差が生まれているので、ここを基準に線引きすると分かりやすいかもしれません。

なお、2015年以降の近6年は3着以内馬18頭いずれも前走で5着以内に入っていました。

 

 

【過去10年分】年齢別成績

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3歳 2-0-1-32/35 5.7% 5.7% 8.6%
4歳 5-5-4-23/37 13.5% 27.0% 37.8%
5歳 2-4-4-51/61 3.3% 9.8% 16.4%
6歳 1-1-1-24/27 3.7% 7.4% 11.1%
7歳〜 0-0-0-17/17 0.0% 0.0% 0.0%

年齢別成績で見ると、4歳馬が【5-5-4-23】で昨年のグランアレグリアら半数の5勝をあげており、勝率・連対率・複勝率全てでトップの成績を残しているので中心視したい年齢です。なお、近3年で見ると毎年2頭が3着以内に入っています。

なお、7歳以上の馬は1頭も馬券に絡んだことがなく不振傾向にあります。

 

 

【過去10年分】性別成績

着別度数 勝率 連対率 複勝率
牡・セン馬 9-10-8-120/147 6.1% 12.9% 18.4%
牝馬 1-0-2-27/30 3.3% 3.3% 10.0%

性別成績で見ると、牡・セン馬が【9-10-8-120】で勝率・連対率・複勝率全てにおいて、牝馬を上回っています。

一方で、牝馬は【1-0-2-27】で複勝率10.0%と苦戦しており、さらに2013年以降の8年で見れば【1-0-0-22】複勝率4.3%であり、好走馬は昨年のグランアレグリアのみとなっています。

このことから、基本は牡・セン馬を中心視したいですね。

 

 

【過去10年分】キャリア別成績

キャリア 着別度数 勝率 連対率 複勝率
20戦以下 9-10-9-80/108 8.3% 17.6% 25.9%
21戦以上 1-0-1-67/69 1.4% 1.4% 2.9%

キャリア別成績で見ると、20戦以下の馬が【9-10-9-80】で3着以内馬30頭中28頭がこれに該当しており、複勝率25.9%と高い好走率を残しています。

一方で、21戦以上の馬は【1-0-1-67】複勝率2.9%と苦戦しており、好走した馬はダノンシャークのみです。(2014年1着・2013年3着)

なお、3歳馬に多いキャリア7戦以下の馬は【0-0-0-11】と全く奮っていません。

 

 

考察

マイルチャンピオンシップに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。

 

 

1人気は人気の割に信頼度は低い。近6年は馬券になった馬は全て7人気以内で、いずれも3連単6万円以下の堅め決着が続いている。

 

前走富士S組は勝利馬の好走率が高く、前走スワンS組の好走馬6頭はいずれも3着以内の馬。

 

前走3着以内だった馬が好成績。

 

4歳馬が中心。特に近3年で見ると毎年2頭が3着以内に入っている。

 

牡・セン馬が牝馬を圧倒しており、近年はそれが顕著。

 

キャリア20戦以下の馬が好走傾向だが、7戦以下の浅い馬は要注意。

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