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キーンランドカップGⅢ(2021年)データまとめ

データ提示条件
  • 天候は不問とする
  • 馬場状態は不問とする
  • 過去9年分のデータを提示

キーンランドCデータまとめ

キーンランドカップについて

札幌競馬場・芝1200mコースが舞台のGⅢ・3歳以上別定戦です。

秋のスプリンターズSの前哨戦として定着しているレース。サマースプリントシリーズの第5戦を制するのはどの馬か、注目の一戦です。

なお、勝利馬にはスプリンターズSへの優先出走権が与えられています。

 

それでは、キーンランドカップの各種データを見ていきましょう。

 

 

前提条件

例年、札幌記念は札幌競馬場で行われていますが、過去10年を遡ると2013年は函館競馬場で行われております。ですので、該当する1年は除外して、過去9年間のデータで検証します。

 

 

コースの特徴

まずは、キーンランドカップが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。

 

 

 

負担重量について

負担重量に関しては「別定 (3歳53kg・4歳以上56kg・牝馬2kg減)」となっています。

※2020年8月29日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は3kg増、牝馬限定GI競走またはGⅡ競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増、牝馬限定GII競走またはGⅢ競走1着馬は1kg増(ただし2歳時の成績を除く)

※2020年8月28日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増、牝馬限定GI競走またはGⅡ競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増(ただし2歳時の成績を除く)

 

 

【過去9年分】単勝人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1人気 3-3-1-2/9 33.3% 66.7% 77.8%
2人気 1-3-0-5/9 11.1% 44.4% 44.4%
3人気 2-0-2-5/9 22.2% 22.2% 44.4%
4人気 0-1-2-6/9 0.0% 11.1% 33.3%
5人気 1-0-2-6/9 11.1% 11.1% 33.3%
6人気 0-1-0-8/9 0.0% 11.1% 11.1%
7人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%
8人気 1-0-0-8/9 11.1% 11.1% 11.1%
9人気 0-1-2-6/9 0.0% 11.1% 33.3%
10人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%
11人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%
12人気 1-0-0-8/9 11.1% 11.1% 11.1%
13人気 0-0-0-9/9 0.0% 0.0% 0.0%
14人気 0-0-0-8/8 0.0% 0.0% 0.0%
15人気 0-0-0-6/6 0.0% 0.0% 0.0%
16人気 0-0-0-6/6 0.0% 0.0% 0.0%

【過去9年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【3-3-1-2】で一昨年のダノンスマッシュら最多の3勝をあげ、勝率33.3%・連対率66.7%・複勝率77.8%と圧倒的トップの成績をおさめています。以下、3人気が2勝、2・5・8・12人気が各1勝ずつあげています。(12人気での勝利馬は2017年のエポワスです)

上位5人気で【7-7-7-24】と3着以内馬27頭中21頭がこれに該当しており、複勝率も46.7%あるので上位人気は安定しています。ですが、9人気で【0-1-2-6】複勝率33.3%もあるので、伏兵の激走には注意が必要です。

配当面では、3連単で過去9年のうち2回は10万馬券以上の配当となっていますが、それ以外はほぼ1〜2万程度と比較的堅め決着のレースと言えます。

 

 

【過去9年分】枠順別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
0-0-0-15/15 0.0% 0.0% 0.0%
1-0-1-13/15 6.7% 6.7% 13.3%
0-1-0-16/17 0.0% 5.9% 5.9%
2-3-0-13/18 11.1% 27.8% 27.8%
0-1-2-15/18 0.0% 5.6% 16.7%
2-1-1-14/18 11.1% 16.7% 22.2%
3-1-3-11/18 16.7% 22.2% 38.9%
1-2-2-13/18 5.6% 16.7% 27.8%

枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、まず注目すべきなのが枠で、勝率16.7%・複勝率38.9%はトップの成績で、このレースにおいては相性の良い枠と言えます。また、両隣の枠も好走が目立っており、枠の合計は【6-4-6-38】で複勝率29.6%と明らかに外枠が有利なレースと言えます。

一方で内寄りの枠の合計は【1-1-1-44】で複勝率6.4%にとどまっており、枠より外の枠でないと厳しい結果となっています。特に枠は死の枠となっています。

なお、馬番別で見ると[1番]・[3番]は過去9年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。

また、札幌芝1200m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。

 

 

 

【過去9年分】脚質別成績

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2-1-1-5/9 22.2% 33.3% 44.4%
先行 1-4-4-26/35 2.9% 14.3% 25.7%
差し 5-2-3-39/49 10.2% 14.3% 20.4%
追込 1-2-1-40/44 2.3% 6.8% 9.1%

狙っていきたい脚質は「逃げ馬」です。勝率・連対率・複勝率全てトップの成績で最も馬券に絡みやすい脚質となっています。

逃げ切り勝ちした2頭は、2012年パドトロワ (3人気)と2018年ナックビーナス(1人気)で、ともに芝1200mのGⅠ競走で3着以内の実績がありました。ですので、実績のある逃げ馬には注目です。

とは言え、ペースによっては差しも十分に決まりますし、コーナーからスピードに乗って長い脚が使えないと勝負にはなりません。

 

 

【過去9年分】前走クラス別成績

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
新馬
未勝利
1勝
2勝 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%
3勝 1-2-1-4/8 12.5% 37.5% 50.0%
OPEN特別 2-1-2-46/51 3.9% 5.9% 9.8%
GIII 5-4-4-43/56 8.9% 16.1% 23.2%
GII 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0.0%
GI 1-2-2-8/13 7.7% 23.1% 38.5%
地方 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0%
海外 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%

前走クラス別成績で見ると、前走でJRAのGⅠに出走していた馬は【1-2-2-8】で複勝率38.5%とかなり安定した成績を残しています。GⅠ出走後に間隔を空けて、しっかり調整している馬には注目です。

また、出走頭数は少ないものの前走3勝クラスだった馬は【1-2-1-4】で複勝率50.0%とかなり高い好走率を誇っています。この3着以内馬4頭はいずれも札幌もしくは函館の芝1200mを勝ってからの参戦でした。

 

 

【過去9年分】前走レース別成績

レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
函館スプリントS(GⅢ) 4-2-2-23/31 12.9% 19.4% 25.8%
UHB賞 2-1-1-37/41 4.9% 7.3% 9.8%
アイビスSD(GⅢ) 1-0-1-13/15 6.7% 6.7% 13.3%
TVh杯 1-0-0-1/2 50.0% 50.0% 50.0%
NHKマイル(GⅠ) 1-0-0-3/4 25.0% 25.0% 25.0%
CBC賞(GⅢ) 0-2-0-5/7 0.0% 28.6% 28.6%
札幌日刊スポーツ杯 0-1-1-0/2 0.0% 50.0% 100.0%

(※着回数順で上位7位を表示)

前走レース別成績で見ると、前走函館スプリントS組が【4-2-2-23】で最多の4勝をあげ、複勝率25.8%とそこそこの成績。このレース3着以内馬に限れば【3-2-2-7】複勝率50.0%と跳ね上がります。なお、残る1頭の勝ち馬は同レース除外だった2019年ダノンスマッシュであることから、同レースで4着以下だった場合は巻き返しがかなり厳しい状況であると言えます。

出走頭数最多の前走UHB賞組は【2-1-1-37】複勝率9.8%とあまり奮っておらず、やはりアイビスSD組やCBC賞組のサマースプリント組が有力となっています。

 

 

【過去9年分】重賞芝1200m(札幌・函館)で3着以内経験別成績

3着以内経験 着別度数 勝率 連対率 複勝率
あり 7-4-3-30/44 15.9% 25.0% 31.8%
なし 2-5-6-80/93 2.2% 7.5% 14.0%

重賞芝1200m(札幌・函館)で3着以内経験別成績で見ると、経験のある馬の方が好走率が高いのは一目瞭然です。どちらの競馬場も洋芝コースという共通点から、洋芝実績を持つ馬は高い評価をするべきと言えます。

 

 

【過去9年分】前走人気別成績

前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1人気 5-3-3-11/22 22.7% 36.4% 50.0%
2人気 0-2-0-10/12 0.0% 16.7% 16.7%
3人気 0-1-1-14/16 0.0% 6.3% 12.5%
4人気 0-0-1-11/12 0.0% 0.0% 8.3%
5人気 0-0-0-11/11 0.0% 0.0% 0.0%
6〜9人気 2-2-1-25/30 6.7% 13.3% 16.7%
10人気〜 2-1-3-26/32 6.3% 9.4% 18.8%

(※2019年勝利馬ダノンスマッシュは前走除外のため前々走でカウント)

前走人気別成績で見ると、前走1人気馬が【5-3-3-11】勝率22.7%・連対率36.4%・複勝率50.0%で全てにおいてトップの成績を残しています。特に近4年で見ると、勝利馬は全て前走で1人気に支持されていました。近年の傾向を重視するのであれば、着順にかかわらず前走1人気馬は要チェックです。

 

 

【過去9年分】性別成績

着別度数 勝率 連対率 複勝率
牡・セン馬 3-6-4-72/85 3.5% 10.6% 15.3%
牝馬 6-3-5-38/52 11.5% 17.3% 26.9%

性別成績で見ると、牝馬が【6-3-5-38】で勝率・連対率・複勝率全てにおいて、牡・セン馬を上回っています。牝馬は夏に強いと言われるだけでなく、成績の裏付けもあるので要注目です。

 

 

考察

キーンランドカップに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。

 

 

1人気は複勝率77.8%で強い信頼感。上位5人気で3着以内馬27頭中21頭と比較的堅め決着のレース。

 

[7]枠は勝率・複勝率でトップの成績。[6]・[8]枠も高い複勝率で、外寄りの枠が優勢。枠番で[1]枠、馬番別で[1番]・[3番]は過去9年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向。

 

逃げ馬の成績が最も良く、特に実績のある逃げ馬には注目。

 

前走JRAのGⅠに出走していた馬の成績が良く、GⅠ出走後に間隔を空けて、しっかり調整している馬には注目。

 

重賞芝1200m(札幌・函館)で3着以内経験がある馬は好走率が高い。

 

前走1人気馬は着順にかかわらず要チェック。

 

牝馬は夏に強いと言われるだけでなく、成績の裏付けもあるので要注目。

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