データ提示条件
- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去9年分のデータを提示
この記事の目次
札幌競馬場・芝2000mコースが舞台のGⅡ・3歳以上定量戦です。
夏のローカル重賞で唯一のGⅡ競走であり、秋の大舞台を目指す実力馬たちが多く出走するレース。サマー2000シリーズの第4戦を制するのはどの馬か、注目の一戦です。
それでは、札幌記念の各種データを見ていきましょう。
例年、札幌記念は札幌競馬場で行われていますが、過去10年を遡ると2013年は函館競馬場で行われております。ですので、該当する1年は除外して、過去9年間のデータで検証します。
まずは、札幌記念が行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「定量(3歳54kg・4歳以上57kg・牝馬2kg減)」となっています。
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1人気 | 1-4-3-1/9 | 11.1% | 55.6% | 88.9% |
| 2人気 | 3-0-2-4/9 | 33.3% | 33.3% | 55.6% |
| 3人気 | 1-0-0-8/9 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
| 4人気 | 1-1-3-4/9 | 11.1% | 22.2% | 55.6% |
| 5人気 | 2-1-0-6/9 | 22.2% | 33.3% | 33.3% |
| 6人気 | 1-1-0-7/9 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
| 7人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
| 8人気 | 0-1-0-8/9 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
| 9人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 10人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 11人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 12人気 | 0-1-0-8/9 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
| 13人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 14人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 15人気 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 16人気 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去9年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。1人気が【1-4-3-1】で2011年のトーセンジョーダンの1勝のみですが、連対率55.6%・複勝率88.9%と圧倒的トップの成績で、2015年以外は毎年馬券に絡んでいます。2人気が最多の3勝をあげ、勝率33.3%でトップ。以下、5人気が2勝、3・4・6人気が各1勝ずつあげています。(6人気での勝利馬は2017年のサクラアンプルールです)
3人気は1着が1度だけと苦戦傾向にありますが、4〜6人気が計【4-3-3-17】で複勝率37.0%と3人気以外の上位人気は安定しています。勝利馬は全て6人気以内からですし、2・3着馬は18頭中17頭が8人気以内からと下位人気馬には厳しい傾向にあります。
配当面では、3連単で過去9年のうち2回は20万馬券以上の配当となっていますが、それ以外の7回は全て2.2万以下と比較的堅め決着のレースと言えます。
| 枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 4-0-1-6/11 | 36.4% | 36.4% | 45.5% | |
| 0-3-0-9/12 | 0.0% | 25.0% | 25.0% | |
| 0-3-3-9/15 | 0.0% | 20.0% | 40.0% | |
| 1-1-0-15/17 | 5.9% | 11.8% | 11.8% | |
| 1-0-1-16/18 | 5.6% | 5.6% | 11.1% | |
| 1-1-3-13/18 | 5.6% | 11.1% | 27.8% | |
| 1-0-0-17/18 | 5.6% | 5.6% | 5.6% | |
| 1-1-1-15/18 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、まず注目すべきなのが枠で、勝率/連対率36.4%・複勝率45.5%は圧倒的トップの成績で、このレースにおいては相性の良い枠と言えます。また、内寄りの枠である・枠は勝利馬こそ出ていないものの、計【0-3-6-18】で複勝率33.3%はかなり安定していると言えます。
一方で〜枠の合計は【5-3-5-76】で複勝率14.6%にとどまっており、内寄りの枠の方が優勢なことは明らかです。〜枠で3着以内に入った13頭中12頭は5人気以内からと、枠より外の穴馬には厳しい結果となっています。
なお、馬番別で見ると[7番]・[12番]・[14番]・[16番]は過去9年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向にあります。
また、札幌芝2000m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 逃げ | 1-0-0-9/10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
| 先行 | 2-3-3-27/35 | 5.7% | 14.3% | 22.9% |
| 差し | 5-3-4-32/44 | 11.4% | 18.2% | 27.3% |
| 追込 | 1-3-2-32/38 | 2.6% | 10.5% | 15.8% |
狙っていきたい脚質は「差し馬」です。勝率・連対率・複勝率全てトップの成績で最も馬券に絡みやすい脚質となっています。
札幌競馬場は半径が大きく角度の緩いカーブのため円形に近いコースとなっています。そのためコーナーからスピードに乗ることができ、結果として差しが決まりやすくなっています。とは言え、ペースによっては前残りも十分に考えられますし、コーナーからスピードに乗って差し切るには長い脚が使えないと勝負にはなりません。
| 前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 新馬 | – | – | – | – |
| 未勝利 | – | – | – | – |
| 1勝 | – | – | – | – |
| 2勝 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 3勝 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| OPEN特別 | 0-0-0-12/12 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| GIII | 4-2-1-42/49 | 8.2% | 12.2% | 14.3% |
| GII | 1-1-0-6/8 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
| GI | 4-5-7-20/36 | 11.1% | 25.0% | 44.4% |
| 地方 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 海外 | 0-1-1-7/9 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
前走クラス別成績で見ると、過去9年で3着以内馬27頭中全頭が前走で重賞(海外重賞含む)に出走していました。特にJRAのGⅠに出走していた馬は【4-5-7-20】で複勝率44.4%とかなり安定した成績を残しています。中でも前走5着以内であれば【3-4-2-6】で複勝率60.0%にアップします。
| 勝利経験 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| あり | 3-4-6-8/21 | 14.3% | 33.3% | 61.9% |
| なし | 6-5-3-92/106 | 5.7% | 10.4% | 13.2% |
JRA・GⅠ勝利経験別成績で見ると、過去9年で3着以内馬27頭中13頭はこの経験があり、経験のない馬と比べると成績は一目瞭然。特に近3年は【2-2-3-2】で複勝率77.8%と顕著な活躍を見せているので、近年の傾向を重視するのであれば、さらに注目のデータと言えます。
| 性 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 牡・セン馬 | 6-9-5-86/106 | 5.7% | 14.2% | 18.9% |
| 牝馬 | 3-0-4-14/21 | 14.3% | 14.3% | 33.3% |
性別成績で見ると、出走頭数は少ないですが、牝馬が【3-0-4-14】で勝率・連対率・複勝率全てにおいて、牡・セン馬を上回っています。中でも、4人気以内に支持された牝馬は【3-0-3-3】で複勝率66.7%と優秀な成績であるため、上位人気の牝馬は要注目です。
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 3歳 | 1-0-1-7/9 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
| 4歳 | 2-0-2-26/30 | 6.7% | 6.7% | 13.3% |
| 5歳 | 3-5-5-24/37 | 8.1% | 21.6% | 35.1% |
| 6歳 | 3-1-1-20/25 | 12.0% | 16.0% | 20.0% |
| 7歳 | 0-1-0-13/14 | 0.0% | 7.1% | 7.1% |
| 8歳 | 0-2-0-5/7 | 0.0% | 28.6% | 28.6% |
| 9歳〜 | 0-0-0-5/5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
年齢別成績で見ると、5歳馬が【3-5-5-24】で昨年のノームコアら3勝をあげ、複勝率35.1%とトップの成績を残しているので中心視したい年齢です。さらに、過去9年で毎年少なくとも1頭は3着以内に入っている点は見逃せません。
札幌記念に関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1人気は1勝のみだが驚異の複勝率88.9%で圧倒的信頼感。勝利馬は全て6人気以内から、2・3着馬は18頭中17頭が8人気以内からと比較的堅め決着のレース。
[1]枠は勝率・連対率・複勝率全てでトップの成績。[2]・[3]枠も勝利こそないものの高い複勝率で、内寄りの枠の方が優勢。馬番別で[7番]・[12番]・[14番]・[16番]は過去9年で一度も3着内に入っておらずかなりの不振傾向。
前走JRAのGⅠに出走していた馬の成績が良く、さらに前走5着以内であれば好走率アップ。
JRA・GⅠ勝利経験のある馬の好走率はかなり高い。さらに該当馬の近3年成績は圧倒的。
牝馬の成績が良く、中でも4人気以内に支持された牝馬は見逃し厳禁。
5歳馬がトップの成績を残しており中心視したい年齢。さらに毎年少なくとも1頭は3着以内に入っている。
