- 天候は不問とする
- 馬場状態は不問とする
- 過去10年分のデータを提示
この記事の目次
1966年に3歳牝馬限定の重賞競走として創設され、当初は中山競馬場の芝1800mコースで行われていました。その後、幾度かの条件変更の後、1981年から現在の東京競馬場の芝1600mコースに定着し、1984年にGⅢに格付け、1998年に従来の1月下旬から2月中〜下旬に落ち着き、今に至っています。
牝馬クラシックを目指す素質馬が集まる注目の一戦で、トライアウトにこそ指定されていませんが、好走馬には約2ヶ月後の桜花賞へ直行するパターンが多いです。また、距離的には桜花賞と同じですが、東京を舞台にするオークスにも繋がる重要なレースとなっています。
それでは、クイーンカップの各種データを見ていきましょう。
まずは、クイーンカップが行われるコースを確認しましょう。コースの特徴を知ることは馬券を的中させるための必須条件です。下記より確認してみてください。
負担重量に関しては「別定 (54kg)」となっています。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1人気 | 4-1-1-4/10 | 40.0% | 50.0% | 60.0% |
2人気 | 4-1-2-3/10 | 40.0% | 50.0% | 70.0% |
3人気 | 1-3-0-6/10 | 10.0% | 40.0% | 40.0% |
4人気 | 1-1-1-7/10 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
5人気 | 0-3-1-6/10 | 0.0% | 30.0% | 40.0% |
6人気 | 0-0-2-8/10 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
7人気 | 0-1-2-7/10 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
8人気 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
9人気 | 0-0-0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12人気 | 0-0-1-8/9 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
13人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
14人気 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15人気 | 0-0-0-8/8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
16人気 | 0-0-0-6/6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【過去10年間】の単勝人気別成績は、上記表の通りです。勝ち馬は全て上位4人気以内の馬から出ています。1人気が【4-1-1-4】で一昨年のクロノジェネシスら4勝をあげ、連対率50.0%・複勝率60.0%。2人気が【4-1-2-3】で昨年のミヤマザクラら4勝をあげ、複勝率70.0%と最も馬券に絡んでいます。また、2着馬は全て7人気以内、3着馬は11頭中10頭が8人気以内におさまっています。(2013年は3着同着)昨年は3着に12人気が激走したため、3連単12万円とやや波乱となりましたが、比較的堅め決着が多い傾向にあります。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1-3-0-13/17 | 5.9% | 23.5% | 23.5% | |
0-1-3-14/18 | 0.0% | 5.6% | 22.2% | |
4-1-1-12/18 | 22.2% | 27.8% | 33.3% | |
0-0-2-17/19 | 0.0% | 0.0% | 10.5% | |
2-0-2-15/19 | 10.5% | 10.5% | 21.1% | |
0-4-1-14/19 | 0.0% | 21.1% | 26.3% | |
0-1-2-16/19 | 0.0% | 5.3% | 15.8% | |
3-0-0-17/20 | 15.0% | 15.0% | 15.0% |
枠順別成績は、サンプルが少ないので何とも言えませんが、内枠でも大外枠でも勝ち馬は出ており、そこまで変わらない成績であることから、枠はあまり重要ではないのかもしれません。強いて言えば、枠だけ勝率22.2%・複勝率が33.3%と好成績を残しているので、要注目の枠と言えそうです。また、東京芝1600m全レースの枠順成績(過去10年分)について詳しく書いている記事もありますので、下記より確認してみてください。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-3-6/10 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
先行 | 5-1-0-32/38 | 13.2% | 15.8% | 15.8% |
差し | 4-5-5-38/52 | 7.7% | 17.3% | 26.9% |
追込 | 0-4-3-42/49 | 0.0% | 8.2% | 14.3% |
狙っていきたい脚質は逃げ・先行馬で、中でも逃げ馬が最も馬券に絡みやすい脚質となっています。1回東京開催はDコースで行われるため、逃げ馬が残るケースは十分に想定しておく必要がありそうです。また、2・3着馬の多い差し・追込み馬に関して、ペースや展開次第では、瞬発力の高い馬が中団〜後方から差すというパターンが多いようです。
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1戦 | 0-1-2-13/16 | 0.0% | 6.3% | 18.8% |
2戦 | 2-1-3-21/27 | 7.4% | 11.1% | 22.2% |
3戦 | 5-5-1-20/31 | 16.1% | 32.3% | 35.5% |
4戦 | 2-2-2-25/31 | 6.5% | 12.9% | 19.4% |
5戦 | 1-1-2-14/18 | 5.6% | 11.1% | 22.2% |
6戦 | 0-0-0-13/13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7戦 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8戦 | 0-0-0-3/3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
9戦 | 0-0-1-3/4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
10戦 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
キャリア別成績で見ると、出走数最多タイのキャリア3戦馬が【5-5-1-20】で2012年ヴィルシーナら最多の5勝をあげて、連対率32.3%・複勝率35.5%と好成績を収めています。次点で、キャリア2戦・4戦馬が2勝、5戦馬が1勝でそれぞれ複勝率は20.0%前後を記録しております。なお、キャリア6戦以上となると【0-0-1-23】で勝利はおろか連対馬も出ておらず、苦戦傾向にあります。今年は11番エイシンヒテンがキャリア6戦で最多となっていますね。
レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
阪神JF(GⅠ) | 4-4-2-10/20 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
フェアリーS(GⅢ) | 2-2-3-18/25 | 8.0% | 16.0% | 28.0% |
京都2歳S(GⅢ) | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
エリカ賞 | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
百日草特別 | 1-0-0-1/2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
ひいらぎ賞 | 1-0-0-2/3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
新馬・牝 | 0-1-2-5/8 | 0.0% | 12.5% | 37.5% |
未勝利 | 0-1-1-9/11 | 0.0% | 9.1% | 18.2% |
菜の花賞 | 0-1-1-12/14 | 0.0% | 7.1% | 14.3% |
ファンタジーS(GⅢ) | 0-1-0-0/1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
前走レース別成績で見ると、阪神JF組が【4-4-2-10】で2011年ホエールキャプチャら最多の4勝をあげて、連対率40.0%・複勝率50.0%と好成績を収めています。さらにこの組で関東馬に絞ると【3-3-1-5】で連対率50.0%・複勝率58.3%と優勢になります。また、出走数最多のフェアリーS組は【2-2-3-18】で2013年ウキヨノカゼら2勝で、連対率16.0%・複勝率28.0%。さらにこの組で前走1人気だった馬に絞ると【1-1-1-3】で複勝率50.0%と優秀です。今年はフェアリーS組はいませんが…w
東西 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
関東馬 | 6-7-8-90/111 | 5.4% | 11.7% | 18.9% |
関西馬 | 4-3-3-21/31 | 12.9% | 22.6% | 32.3% |
地方招待馬 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
東西別成績で見ると、関西馬が出走数こそ少ないものの、勝率・連対率・複勝率をどれを見ても関東馬より好成績なのが分かります。中心は関東馬になりそうですが、関西馬が優勢なのは頭に入れておいて損はなさそうです。
クイーンカップに関するデータをまとめました。馬券を買う際に参考にしたい重要だと思うことを下記に記載しておきますので、馬券の購入の際にご参考にしてみてくださいね。
1・2人気馬の信頼度は高く、比較的堅め決着が多い傾向。
3枠だけ勝率22.2%・複勝率が33.3%と好成績を残しており要注目。
中団からの差し馬が有力だが、Dコースが使用されるため、逃げ馬が残るケースを想定しておく必要あり。
キャリア3戦馬が最多5勝をあげて、連対率32.3%・複勝率35.5%と好成績。キャリア6戦以上は苦戦傾向。
前走阪神JF組が最多の4勝をあげて、連対率40.0%・複勝率50.0%と好成績。
関西馬が出走数こそ少ないものの、勝率・連対率・複勝率をどれを見ても関東馬より上。