- 2020.10.31までのデータを提示
- 過去3年分までのデータを提示
- 真相が分かるデータではない
ちょっと間隔が空きましたが、検証のお時間です。
毎度のことながらネット競馬の掲示板より書かれている内容を検証していきたいと思います。今回は、「国枝栄厩舎の新馬戦は適当仕上げなのか??」ということで主に新馬戦の成績と国枝厩舎の管理馬で代表的な馬の新馬戦の成績を見ていきたいと思います。
新馬戦に出走する馬が仕上がっていないケースなど判断が難しいのである程度真相に近づけるようなデータを提示しながら検証していきますが、それが正しいとは限らないことをご了承ください。
国枝厩舎の管理馬を買う場合、特に新馬戦に関して役立つ可能性のあるデータです。
それでは、早速ですがご覧ください。
データ提示条件
2020年10月31日までの過去3年分のデータ
芝・ダートをまとめたデータ
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
12-8-9-56/85 | 14.1% | 23.5% | 34.1% | 32 | 50 |
回収値は悪いですが、「勝率」「連対率」「複勝率」は悪くないように思えます。
最も新馬戦の成績の良い厩舎は、堀宣行厩舎で「勝率」37.0%という圧巻の成績を残しています。国枝厩舎は、過去3年分で2020年10月31日現在までの成績となりますが、26位です。
同じベクトルで見たいので3年間の全体の厩舎成績になりますが、国枝厩舎の「勝率」は全体の9位です(地方競馬の厩舎は除く)。そうした見方をすれば、新馬戦の成績が悪い厩舎と言い換えることができます。
「国枝栄厩舎の新馬戦は適当仕上げなのか??」という部分で適当とまでは言えませんが、上位の成績をとるような厩舎だけに新馬戦の成績だけ見ればそこまで悪いようには思いませんが、他の上位の厩舎に比べ新馬戦の成績が極端に落ちていることからあながち間違いではなさそうです。
芝競争
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
9-8-8-47/72 | 12.5% | 23.6% | 34.7% | 24 | 49 |
ダート競争
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
3-0-1-9/13 | 23.1% | 23.1% | 30.8% | 75 | 52 |
人気 : 1人気
結果 : 2着
騎手 : C.ルメール
人気 : 3人気
結果 : 2着
騎手 : 北村宏司
人気 : 1人気
結果 : 1着
騎手 : 戸崎圭太
人気 : 2人気
結果 : 3着
騎手 : 蛯名正義
人気 : 3人気
結果 : 6着
騎手 : 戸崎圭太
人気 : 3人気
結果 : 3着
騎手 : 三浦皇成
人気 : 1人気
結果 : 1着
騎手 : 戸崎圭太
人気 : 1人気
結果 : 1着
騎手 : 田辺裕信
人気 : 1人気
結果 : 1着
騎手 : O.マーフィー
人気 : 2人気
結果 : 1着
騎手 : 蛯名正義
新馬戦もかなり上位人気となる厩舎ですが、アーモンドアイを筆頭に取りこぼしているレースも目立ちます。ただ新馬戦なので馬の適正距離なども未知数な部分があり適正距離で選択する新馬戦を選びきれていないという可能性もあります。
新馬戦までにある程度、仕上げていない。または、レースの選択を間違えているというどちらかが挙げられますがいずれにせよ人気もそこそこする厩舎なので新馬戦で敢えて新馬戦で買う必要はなさそうですね。
ということで今回の説は、あながち間違えではなさそうです。
結論としては、回収率などの観点から見ると国枝栄厩舎の馬を新馬戦で買う必要はないと言えます。もちろん新馬戦で勝つ可能性も十分にある厩舎ですので買う買わないの判断は自由ですが、買う場合は調教などから仕上がりや新馬戦に跨る騎手などから深く勝負気配を見抜く必要がありそうです。
それでは、今回の検証はここまでとします。最後までご覧いただきありがとうございました。